含羞む俳句

みちのく岩手に住まう年寄りです。

3571 俳句(針供養)

2018-02-08 08:00:00 | 俳句
ごまざいの綿毛ひと山針供養      (平成30年2月)
 「ごまざい」とはガガイモのことで、花巻辺りでは上掲のような「ごまざいの綿毛」を沢山集めて針山を作っていたそうです。もちろん、「ごまざい」とか「ごまんざい」は方言で、宮澤賢治の「鹿踊りのはじまり」に、
「おう、柔つけもんだぞ。」
「泥のやうにが。」
「うんにや」
「草のやうにが。」
「うんにや。」
「ごまざいの毛のやうにが。」
「うん、あれよりあ、も少し硬ぱしな。」
          <『校本 宮澤賢治全集 第十一巻』(筑摩書房)より>
と出てくる、「ごまざいの毛」のこれです。木綿の綿毛などよりも遥かに柔らかくてすべすべしています。さぞかしこれを使った針山であれば、針は大変安らかだったことでしょう。

 私は以前から、
    後々、「平成27年9月19日は一度議会制民主主義が死んだ日だった」と歴史から裁きを受けるでしょう。
としてきた。
 そしてこの平成29年6月15日、いゆる「共謀罪法」が参院本会議で自民・公明・日本維新の会などの賛成多数で可決、成立した。それも「禁じ手」を使ってだ。やはり、議会制民主主義は死んでいた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3570 俳句(尉鶲) | トップ | 3572 俳句(春の泥) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

俳句」カテゴリの最新記事