192 俳句(秋の虹)

秋の虹前を横切る霊柩車　　　　　(平成20年9月)

191 俳句(その191)

破れ蝶日向の石の一休み　　　　(平成17年9月)

190 俳句(その190)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　わた
少しだけ諦めてみむ蒲の絮　　　 (平成20年9月)

189 俳句(その189)

荒れ河原ただ一本の秋桜　　　　 (平成20年9月)

188 俳句(その188)

のこんぎく野菊の墓の野菊かな　 (平成20年9月)

187 俳句(その187)

　は な は つ か
花薄荷今日は苅られてしまゐけり (平成20年9月)

186 俳句(その186)

韃靼の海越え来しか秋の蝶　　　 (平成17年9月)

185 俳句(その185)

里神楽続け遠野は良夜なり　　　 (平成17年9月)

184 俳句(その184)

あかまんま真白き蕊のあるを見つ(平成17年9月)

183 俳句(その183)

賢治の忌銀河横切る一機あり　 (平成18年9月)

182 俳句(その182)

こ お ろ ぎ
蟋蟀や皆足早の地下通路　　　 (平成19年9月)

181 俳句(その181)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しし
ぎんがぎが銀の芒や鹿踊り 　　 (平成20年9月)

180 俳句(その180)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あか
殉教の地の鬼灯の実は緋く　　 (平成14年9月)

179 俳句(その179)

敬老の日の間近なる床屋かな　(平成19年9月)

178 俳句(その178)

　　　　　　　　　　　　　 ぬ す び と は ぎ
咲き誇る盗人萩や奥之院　　　 (平成20年9月)