2146 俳句(二月尽)

赴任する倅一言二月尽　　　　　　 　　　(平成26年2月)

2145 俳句(春の空)

　ろ　っ　こ　う　し
六角牛山の支へる春の空　　　　　 　　　(平成26年2月)

2144 俳句(春の雨)

速達を開ければ濡らす春の雨　　　 　　　(平成26年2月)

2143 俳句(木の芽)

また眺む逆光の中こぶしの芽　　　 　　　(平成26年2月)

2142 俳句(春めく)

春めくやサインコサインタンジェント　　(平成26年2月)

2141 俳句(息白し)

一周忌経よむ僧の白き息　　　　　 　　　(平成26年2月)

2140 俳句(春の雪)

舞来たる岩手山より春の雪　　　　　　　(平成26年2月)

2139 俳句(梅)

また空き家梅ふふみたる徒長の枝　 　　　(平成26年2月)

2138 俳句(春の川)

瀬も淵も煌めきにけり春の川　　　 　　　(平成26年2月)

2137 俳句(囀る)

囀れる今日三度目の窓辺にて　　　 　　　(平成26年2月)

2136 俳句(春浅し)

春浅し父の代理で故郷へ　　　　　 　　　(平成26年2月)

2135 俳句(莢の実)

　　　　　　　　　　　さ い か ち
交叉点莢の実の散らばれり　　　 　　　(平成26年2月)

2134 俳句(春早し)

住む場所も決まりましたと春早し　 　　　(平成26年2月)

2133 俳句(春の風)

介護する吾に手助け春の風　　　　 　　　(平成26年2月)

2132 俳句(春の月)

午後四時の二月の月の白さかな　　 　　　(平成26年2月)