0300 俳句（秋）

浅葱斑や種山ヶ原の秋　　　　　　(令和6年9月)

0299 俳句（銀蜻蜓）

銀蜻蜓かつて最も成りたいと　　　　　　　　(令和6年9月)

0228 俳句（梅花藻）

新幹線の音梅花藻微動す　　　　　　　　　　(令和6年9月)


　　　　　　　　　　　　　　《バイカモ》(2024年9月8日撮影、新花巻駅近くの沼)

0227 俳句（チーゼルの実）

チーゼルが朝陽刺す国境の村　　　　　　　　(令和6年9月)

0226 俳句（蟷螂）

蟷螂もその斧さへも微動だに　　　　　　　　(令和6年9月)

0225 俳句（白露）

『山月記』閉ぢられしまま過ぐ白露　　　　　(令和6年9月)

0224 俳句（虫すだく）

尋問のニュース終わりて虫すだく　　　　　　(令和6年9月)

0223 俳句（秋祭）

秋祭舫ひ結びを子に習ひ　　　　　　　(令和6年9月)

0222 俳句（蜆蝶）

あの花は見つからねども蜆蝶　　　　　　　　(令和6年9月)

0221 俳句（禊萩）

禊萩が休耕田を埋め尽くす　　　　　　　　　(令和6年9月)

0220 俳句（曙草＝秋の季語にしたい）

曙草やただ一つ生き残る　　　　　　　　　　(令和6年9月)

0219 俳句（秋茜）

嵐去り空にいつぱい秋茜　　　　　　　　　　(令和6年9月)

0218 俳句（二百十日）

予報より静かな二百十日かな　　　　　　　　(令和6年9月)

0127 俳句（白鳥座）

指差す子空の天辺白鳥座　　　　　　　　　　(令和6年8月)

0126 俳句（鈴虫）

鈴虫や光太郎の詩読み出せば　　　　　　　　(令和6年8月)