1024 俳句（寒の暮？）

窓の雲動き速まり寒の暮　　　　　　　(平成23年1月)

1023 俳句（雪見障子）

待つほどに雪見障子に舞袴　　　　　(平成23年1月)

1022 俳句（千枚漬）

旧友の千枚漬と茶碗酒　　　　　　　(平成23年1月)

1021 俳句（深雪晴）

深雪晴西根の山に黙礼す　　　　　　(平成23年1月)

1020 俳句（青写真）

失ふて得ることもあり青写真　　　　　(平成23年1月)

1019 俳句（ふくら雀）

鳴き止まぬふくら雀の逃げもせで　　(平成23年1月)

1018 俳句（雪）

屋根の雪雲白くして青き空　　　　　　　(平成23年1月)

1017 俳句（蝋梅）

蝋梅の膨らめるかといふ手紙　　　　(平成23年1月)

1016 俳句（埋火）

　は
爆ぜれども炭火に灰を掛けにけり　　　(平成23年1月)

1015 俳句（風花）

風花か延年の舞始まりぬ　　　　　　(平成23年1月)

1014 俳句（二十日正月）

平成の二十日正月骨も無し　　　　　(平成23年1月)

1013 俳句（初登り）

初登り社の破風の新しき　　　　　　(平成23年1月)

1012 俳句（光の春?）

我慢かな光の春となりにぬれば　　　(平成23年1月)

1011 俳句（寒の月）

寒の月覚悟することにしようか　　　(平成23年1月)

1010 俳句（日脚伸ぶ）

日脚伸びブラウン運動する埃　　　　　(平成23年1月)