含羞む俳句

みちのく岩手に住まう年寄りです。

805 俳句(芍薬)

2010-06-14 08:00:05 | 俳句
芍薬のもしや蕾の割るる音     (平成22年6月)

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 804 俳句(夏草) | トップ | 806 俳句(春蝉) »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
夜明け (佐倉)
2010-06-14 18:04:01
ブログを拝見して芍薬の咲き始めのときの音ってどんな感じだろうと思いました。私の想像ですが、まだ明け方の誰も人が見ていないときにそっと咲くのかなと、想いは広がります。綺麗な俳句ですね。


芍薬のはらりと落ちて 風も無し

ついそんな気がしてしまいました (suzukihokkou)
2010-06-15 07:53:12
 芍薬の蕾をしばし眺めていたならば、そのはち切れそうで生命力に満ち溢れた球体は開花するときにきっとパ~ンと音がするに違いないと勝手に決め付けていました。
 そして、その場所を離れたならばその音が耳の奥で聴こえたような気がしたのです。

 芍薬については、牡丹に比べてその花の気品という点ではやや劣ると思いますが、みずみずさと生命力においては優ると思います。
 その芍薬の花びらがはらりと落ちる瞬間とは命をつなぐための玉響なのでしょうか。

コメントを投稿

俳句」カテゴリの最新記事