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過去や現在
おりまぜてます。

何とかやれていた日々を思いだす

2022-06-05 13:05:00 | パート
月曜から金曜の5日間を勤め上げた時、あーこれはもう無理だ。と思った。
しんど過ぎる。


汁物や、ご飯の入ったジャーを持ち上げたり、
バッカンを運んだり、
隊員さんが、やってはくれるが、
たまたま近くにいない時にわざわざ呼びには行けない。


2週間経ったくらいの時、
無理して一人で持ち上げて、
みそ汁60人前を床にぶち撒けてしまった。

それを見た、柄の悪い三人組は、「あ〜あ〜」とお祭り騒ぎだった。

急いで調理場に降りて、事情を話して謝った。


「かまへんかまへん、すぐ作れる」と言って、調理責任者のKさんは作り直してくれた。


床の味噌汁を流し、具材を拾いながら
もう、私の心は完全に折れてしまい、
1ヶ月後に辞めよう。と決意した。


その日の喫食時間に、
「糧食班班長の○○です。来て貰って助かってます」と一人の隊員さんが話しかけてきた。


その人は、その日もそれ以前も食堂では食べて居なかった。

多分味噌汁ぶちまけ騒ぎを聞いて、気を使って挨拶しに来てくれたのだろう。

その日の担当の隊員さんも、「一人で持たせてすみません」
と謝って来てくれた。

とんでもない、業者側の責任なんだから。
柄の悪い三人組が二人の人を辞めさせた事も、全て糧食班には伝わっていた。


なんか、こんなに気を使って貰って、
もうちょっとだけ頑張ろう‼️
と思った。 


1ヶ月は働いてみよう。

味噌汁ぶち撒け事件の日以降、柄の悪い三人組がちょっかいを出して来るようになった。

盛付の位置や量に、ダメ出しをして来るようになった。

それが正しいのか、意地悪で言っているのか判断が出来なかったから、

一応
「ありがとうございます」
と言って、言うことを聞いておいた。

あー、もう辞めよう、
もう一日だけ、頑張ってみよう
その繰り返しだった。

続く。