これでお開き

体育会系俳人のつぶやき

鯛焼のさめて役人めきしこと

2005-11-16 08:17:48 | Weblog

15日。
染色釜・ガス配管の定期点検。
O阪ガスの社員はいまだにお役人的で困る。
朝一番に来い、と言っても、十時過ぎになります、とぬかしよる。
何で来れへんの、と聞き返すと、9時の朝礼が終ってからしか出られませんので、と。
月曜日ならいざ知らず、毎日朝礼してるの? O阪ガスさんは。流石!

それで、実際に来たのが10時半過ぎ。
遅いやん、と文句を言っても、車が混んでましてすんまへん、で終り。
日が暮れてから京都迎賓館に来るブッシュ君の影響? ほんまか?
中途半端な時間に来られたから、午前中がまるっぽ、つぶれてしまった。
某氏の最近公開されたブログを遡って読んだり、
例のものを少し書き進めたりして過ごす。

3人で来たんだけど、気楽な仕事だね、点検作業は。
ウチの点検が終って(11時20分ぐらい)帰って、おそらく昼休み。
午後にもう一軒点検に行って、また会社に戻って、
報告書を提出して、定時退社って感じじゃないの。
ま、その点検作業のだらだら感からの推測だけどね。
その程度の働きにも給料を払って儲けるんだから、大企業はスゴイ!

それで、僕はというと、1時半から5時過ぎまでぶっ通しで仕事。
風呂・夕食という、いつものパターン。
12月号用投句葉書に書いたんだけど、
昔は車の運転より酒、今は句集上木より酒を選んだという男だから、
先に風呂に入って、ゆっくり晩酌したいというわけ。
量は減ったけど、まだまだ汗もかいているしね。

この日の夕食は湯豆腐・きんぴらごぼう・人参葉の胡麻和え。
ということで、日本酒の出番。

8時から体育振興会の区民ソフトボール大会・その抽選会に。
ウチの町内も出るんだけど、僕は壮年のチームの試合優先なので、
どうやら、こちらは欠場ということになりそう。
負けたら「やっぱり、僕が居んと勝てへんのか」と威張れるけれど、
もし、優勝でもしてしまったことなら、……。

終わってから、体振役員と居酒屋で生ビール2杯ずつ。
10時半には切り上げて帰る。ラーメンはなし。

昼寝をしなかったから、ニュース23でサーヤを見ながら、古都んと眠りに落ちる。

  萍や古都んと置きし洗面器  浩樹  (初出 キーワード句会 お題「都」)

僕には面白いけど、賞の応募作にはダメだよね。

枯れやうを絶賛されて茨とふ

2005-11-15 08:17:37 | Weblog

14日。
朝7時半前に仕事場に入って、釜に水を張りガスボイラー点火。
そして、土曜日分の品物の整理をして、PCを立ち上げる。

この日の仕事の中心は桶ローケツ染め。
本来は蝋(蝋燭の蝋)を使ってするのだが、
今では夏の季語で食用にもなる「海蘿」で代用する。
「海蘿」の糊成分に依って染料浸透度を低下させるのが目的である。
「蝋」の場合は弾く、「糊」の場合は妨げる、その違いである。

専門的で理解出来ないかもしれないけれど、簡単に説明すると、
①柄置き=今回は梅の柄(直径5㎝ほど・18ヵ所)を青花を使って反物(正絹)に描く。
②その梅の柄のところに糸入れ(木綿糸で細かく縫う)をする。
③そして、地色を染める(今回の10反口はクリーム色)。浸染、手繰り。
④梅の柄の糸を引き寄せて抓み、樽(我々は桶というが樽の方が判りやすい)に詰める。
 地色のクリーム色で残す部分(染まってはいけない部分)は樽の中、
 染めるべき梅の柄のところを樽の外に出して蓋をする。更に頑強に固定する。
⑤樽の外の出ている部分(梅の柄18ヶ所)をローケツ風(紅梅色濃淡)に染め上げる。

これだけ全部を僕ひとりでやっているわけではなく、
僕は③と⑤だけ。①②④はそれぞれ、絵付け師、糸入れ内職、桶加工師(樽=桶)の仕事。
③の仕事を一週間ほど前にして、この日は⑤の仕事をした、というわけ。

桶ローケツ染め(わざと濃淡を付ける染め方)は、肉体的には楽だけど、
普通の染めよりも時間がかかるので、手間賃としては決してよくない。
でも、仕事としては面白いし、上手く仕上がると「やるじゃん」と自ら思える仕事。
梅の柄でも、左半分は濃いところが多くて、右側は薄いところばかりではダメ。
上下左右均等に、それも細かく濃淡を出さないと値打ちがないから難しいのだ。

納品する得意先がどう言うかはわからないけれど、
この日は自分としては納得の行く仕事が出来たと思う。

でも、普段している仕事は、均一に染ムラを出さずに染めるものがほとんど。


さて、この日の夕食はハンバーグステーキ。
付け合わせはブロッコリーとマッシュポテト。
そして、スープは? というと……蜆の味噌汁。ようわからんわ。
普通はポタージュ(南瓜を裏漉ししたものあたりが望ましい)か、コンソメやろ。
ま、絶対即き過ぎではない取り合わせ。ダンディーやったら絶賛するやろな。

夜は龍太論。う~~~ん。

散紅葉子の体操着借用す

2005-11-14 08:31:03 | Weblog

13日。
6時起き。
PCを開いてここへ書き込む。
キーワード・選句一覧をざっと見直して(一応、校正のつもり)、
プリントアウト、メール送信組には添付メールで。

冷え込みのきつい中を自転車でグラウンドへ。
十分な準備体操ののち、2試合にフル出場する。
ここ数週、週末は雨続きで、日程が相当に詰まって来ている。
11月23日までも試合日程に加わったほどだ。
でも、これ以上雨が降って、12月の試合となるとそれはいやだなあ。
サッカーと違って、攻守ともじっとしている時間が多いんだもの。

僕が出た試合は1勝1敗だったけど、個人的にはイマイチ。
一本だけ会心の当りは出たけれど、……。
まだまだ当れば飛ぶが、なかなか芯に当ってくれないのだ。

急いで家に帰って着替え。寒いのでシャワーは無理。
おにぎりを頬張りながら、預った欠席投句を整える。市バスで句会場まで。

午後1時。支部句会はじまる。
出席14名。欠席投句7名。今日の司会は僕の担当。
どうなんだろう? 句会自体は笑いも多く出て楽しいものだったが、
実際、京都の面々の句はどうなんだろう? よくわからない。
ま、センセの選に迎合している句は少ないね。それだけは言える。
でもな、だからと言っていいかというと……そうも言い切れない。
KMと僕はお互いの句を取り合っていたけれど、支部長の評価は是もあり非もあり。
支部句会に復帰されて9ヶ月のRンさんだが、ここでは何故か点が入らない。
でも、T子姐さんから最近のRンさんの選と評は評価されている。
ま、健全といえば健全な句会なのかもしれないが、……。

終了後「澤正」=蕎麦懐石料理へ7人で。ここはM千代さんの行き付けの店。
(T子姐・T子・M千代・S智子・Y合子・栗ちゃん・僕)
KMは今日ものどかちゃんを連れてなので×(忘年会は出るって言ってたけど)。
古風な洋風の個室で、なかなかに美味なる八品をいただく。
海のものをメインとした懐石料理もいいけど、たまには趣向をかえて。
蕎麦焼酎を蕎麦湯で割るのが粋。

本来ならば、T子姐・栗ちゃん・僕で、「米」さんへ行くところなのだが、
例の奈良鍛錬会に絡む打ち合わせ・本番・打ち上げ等の飲み会の影響か、
栗ちゃんの下がっていたはずの血糖値が急上昇しているということで取り止めに。
T子姐さんとふたりで「米」さんへ行ってもよかったのだが、
それを話すと、用心棒として栗ちゃんも行くと言い出したので、
栗ちゃんがトイレに行っている間に相談して、
奈良もあったし、来月の忘年会もあることだし、この夜はおとなしく帰ることにしたのだ。

おそらく、栗ちゃんはこの6日だって僕と前もって約束をしていたため、
血糖値が高くなったのを隠して、生駒から酒席を付き合ってくれたのだ。
この日も、僕の句は一句も採ってくれなかったけど、いい奴(年上だけど)なんだよね。

ということで、まだまだ飲み足りない僕だけど、
とりあえずは市バスで地元付近まで帰って、
ちょっと相談事のある町内の友人(こいつもラーメン好き)を呼び出すことにした。

ということで、このあとは居酒屋&……のコースと相成った次第であります。
一週間ぶりのラーメン、やっぱり旨い! そして、運動量を越すカロリー摂取だろうな。

冬籠るかに定位置のバスローブ

2005-11-13 06:38:15 | Weblog

12日。

ここに書き込み→半ドン仕事→自転車で両親の家へ(昼食・年賀状のデザインの確認)
→帰宅→結社誌11月号飛ばし読み→キーワード句会・選句一覧作成
→夕食=おでんPART2。特に大根が旨くなってくる。この日は麦焼酎「神の河」と。
→「選句一覧」残りを打ち込み、「ええ仕事しまっせ」を書いて→作句→就寝23時30分

と、コップの底に残った氷を必ず噛み砕くGN氏が面白いというアリバイ工作室的に。

11月号、TTさんの句集評。
Tさんが挙げられた自選二十句と僕の評とのギャップ、
KMの句集構成に関する正反対の意見に思わず苦笑い。
これも求心的・拡散的というKMとのスタンスの違いからか?
もちろん、彼とはこの件に関して事前に相談も意見交換も何もしていない。
珠ちゃんは飾らずに思ったことを書いていてよかったね。

定位置にS氏の御句がないので捜していたら�欄に。
ということは、あの方は退会されたの?

これから、ソフトボール&支部句会。
行ってきま~す。

偶然を縫ひ来て冬の金魚かな

2005-11-12 07:48:22 | Weblog

11日。
この日の夕食はおでん。
電気なべで保温しながら。そして、日本酒。純米酒なのでぬる燗。
ウチのおでんは厚揚げ、飛龍頭といった豆腐系が主流。
この前、T子姐さん宅でよばれたおでんは練物系が中心だった。
大根、小芋、馬鈴薯、玉子、蒟蒻といった定番はもちろんのこと。

キーワード句会の選句締切日。
土曜日に選句一覧を仕上げて、支部句会用の句を作って、
ソフトボール、支部句会をこなして、月曜より、ようやく龍太論に。

FAXやメールで選句が届いたとき、
自分の句を採ってもらっているかどうかは、やはり気になる。
今回は、和菓子屋の若旦那が特選を含む4句も採ってくれて、
さすがに京をとこ同士、よう俳句をわかってるやん、と思ってしまう。

内一句はH系の句(お題「エロス」での作ではない)なので、
よく採ってくれたなあ、と感心する。
また、その句を意外な方が特選に採って下さった。

若旦那は10月2日に第一子(姫)を得られたのだが、
実はウチの娘(第一子)も10月2日生まれなのだ。
もちろん、この程度の偶然はいくらでもあるだろうけど、
やはり何かの縁を感じる。

反対にいつもいつも僕の句を採らないのは栗ちゃん。
わからないんだって。ま、いいけど、……。

そういう僕の選は、というと、マンボちゃんの句ばかり採っている。
結社誌での成績は最近頭打ちだけど、
僕がKMに次いで期待しているのは彼。

で、東やさんの高点句は、僕は中七がイヤで採らなかったけど、
季語と素材の選択は流石だと思う。


「灰皿」の選句にも面白い現象が、……。
この日の朝の段階で選を終えたのはS氏と僕のふたり。
おそらく同じ作者の御句だと思うんだけど、7句ほど連続して○が入っている。
ところが、S氏と僕の選は一句も重なっていなかったのだ。
選が重ならないということは、現在の俳句観にズレがあるのだろう。
判らない!? 大雑把と、氏が言われているのはおそらく僕の句のこと。
確かに、最近、言葉を丁寧に紡いではいないな。乱暴に置いているだけ。
でも、一句だけは自信作だったんだけどなあ。

支部句会用作句。
どうしてもT子姐さん調の句を作ってしまう。
それじゃ、いけないんだ!

気を取り直して、

(おまけ Ⅰ) 保温とは田面(たおもて)に雪積もること   
(おまけ Ⅱ) 練りものを噛めば冬木の匂ひして

で、一番ダメな句をタイトルにしたって。

なほ凍てぬ蝶の部類と思ふなり

2005-11-11 08:09:53 | Weblog

披講の際、漢字が読めないのは愛嬌として、季語「新松子」。
「しんちぢり」と数年前から読めるようになっていたんだけど(ホント!)、
俳句を始めて三年ぐらいは、ずっと「しんまつご」と読んでいたので、
あのような大勢の場で披講をする際に、そのときの癖が出てしまうんだよね。
それに言い訳めくけど、夕食のあとの句会だから多少酔ってもいたし、……。
部屋に戻ってからの酒席で「同人にあるまじき……」とまで言われてしまった。
ま、自業自得とはいえ、ホント、奈良の大会は散々だったね。

それはさておき、一方の表記や文法にはうるさい部類、気にする部類に入るだろう。
たとえば、昨日の一句、

  様子見のまづは腕組み帰り花

「腕組み」は「うでくみ」(動詞連用形)なのか、
「うでぐみ」(名詞)なのか、あとから見返してみると不明である。
僕は「うでぐみ(名詞)」のつもりで作ったんだけれど、
「み」を送ると、「うで(を)くみ」と読まれることが多いのかな?

  様子見のまづは腕組帰り花

「組」「帰」と漢字が続いてしまうので「み」を送ったけれど、
「うでぐみ」なら「腕組」とすべきなんだろうな。
こんなところにルビを振るのはイヤだし。

  様子見のまづは腕組かへり花  (これはイヤ!)

  様子見の先づはうでぐみ帰り花  (これもな?)

やっぱり、

  様子見のまづは腕組帰り花

でしょ。
「帰り花」は「返り花」でも「かへり花」でもなく、「帰り花」と決めていたのだ。
と、こんなつまんない句にまで結構、引っ掛かってしまう。これもA型の血か?


10日。
仕事場へは早く入る。
午後4時半に仕事を切り上げ、部屋の掃除。
そして、一旦家に戻って、風呂、夕食。
海老、さつまいも、ししとう、大葉、舞茸等の天婦羅。
ほうれんそうのサラダ(上に乾燥オニオンと胡麻ドレッシング)   
粕汁(大好物、今年初めて)具は根菜類・油揚げとかしわ(共に細かく刻む)

野菜が多くてヘルシーそうだけど、カロリーは高そう(まして晩酌付きだもん)。

8時から町内の防災組織の役員会。(缶ビール一缶ずつ)
9時半すぎに散会。女性陣は帰り、男性4名で居酒屋へ。

ラーメンを食べに行きたかったけど、何とか堪える。
やれやれ。

様子見の腕まで組みし帰り花

2005-11-10 07:54:41 | Weblog

三日間、力を入れ過ぎたので、ここらで一服を。
S氏からは、他にも貼りませんか、とのお誘いがあったけれど、
当面はこちらだけでお世話になろうと思っている。
たとえば、この間、奈良でご一緒した東京のS田さん(男性)からも、
俳這、楽しみに読ませてもらってました、って言われたけれど、……。

この三日間の訪問者数(アクセスIP数)を調べてみると、

  7日  19  
  8日  27
  9日  34  

こちら=貼り付けて戴いたところの正確な閲覧者数(一桁台後半?)を僕は知らないが、
増えているのは、おそらくgooのブログ絡みで訪れた人だと思う。
見ず知らずの人の閲覧は、ちょっと怖いところでもある。
昨日の分には、田中小実昌、本田美奈子という実名も出したしね。
ま、しばらくは様子を見るとしよう。
あっちは、ひこばえさんにお任せ。


9日。
ようやく、京都もすこし冷え込む。
前回は休ませて戴いた「灰皿」にも参加。
まだまだ、全く縛りのかかっていない作ばかりだけど。

夕食はマナガツオの焼いたんと麻婆豆腐。ヘンな取り合わせ。
ただ単に頭韻が「マ」からの連想とちゃうかいな。
「焼いたん」とか「炊いたん」は京都独特のやわらかい言葉。

この夜はおとなしく家居の一日であった。
今夜は町内の防災組織の役員会。
いつものように、ウチの仕事場で。

枯野ゆゑそこは想像逞しう

2005-11-09 08:28:29 | Weblog

8日。
ということで、ここを開設してから十月よりも気力充実。
最近は夏場と違って消耗しないので、5時過ぎまでは仕事をしているんだけど、
この夜は久しぶりの十句検証句会ということで、4時に仕事を切り上げて作句。
誰かさんと誰かさんの前で「いつでも俳句なんか辞めてやる」と大見得を切ったけれど、
結構、好きなんだよね、しんどい割りには、行き詰まっている割りには。

なんとか10句を仕立て上げて、家に戻って、風呂そして夕食(当然、晩酌付き)。
夕食は、昨夜とは打ってかわって、切干大根と納豆とかしわ(鶏肉)の唐揚げ。
ま、納豆でもかしわの唐揚げでも呑めるからいいけど、……。

そして、7時半に句会場の喫茶店へ。
すでに、ダンディーとRンさんはお越し。
ダンディーは早く来られて、この店の名物、カレーライスを完食されたらしい。
食欲が戻って来られて何より、それで、あっちの方の欲望はどうなんでしょ?

第一印象、確かに痩せておられるし(それでも、-9Kgから2Kgほど戻された)、
頭部にも、昔、田中小実昌さんのトレードマークだったような帽子を。
でも、想像していたよりもずっとお元気な姿があった。
声は、もともと口跡のよくない方だけど、力はこもっていたし、
完全な退院までには、もう少し時間がかかるだろうけれど、安心感を抱いたひとときだった。

白血病でも色々なタイプがあって、
ダンディーのは、骨髄移植、臍帯血移植をせずとも、抗癌剤で直るタイプなので、
先日亡くなった本田美奈子さんとは、違っているようだ。
でも、美奈子さんはもう一段の飛躍を確信した段階での発病だから、ホントに残念。
ルックス的にも好きだったけどね。

やっぱりダンディーだったダンディーだが、入院初期の第一回目の抗癌剤治療のときは、
副作用が強く出て、一度はICUに運び込まれたこともあったらしい。
幸いに、二度目の抗癌剤治療以降は思い通りの成果が出ているとのこと。

ダンディーは一通り話されたあと、僕の姿を見て「逞しくて羨ましいね」とおっしゃったけど、
単に肩幅があって、胸板が分厚いだけで、最近は逆三角形には程遠い体型なんだからね、……。
椅子に座って、胸から上を正面から見てもらう限りは何とかごまかせるけどね。

さて、句会。
ダンディーの辛口批評は相変わらず。
四ヶ月前と同様、僕の季語の斡旋(取り合わせの句)にはご不満らしい。
Rンさんには、そこそこの評価をいただいたけれど、……。

検証が終ってからの話で、ダンディーからアドバイスしてもらったことは、
あなたもDンさん(TTさん)のように縛りをかけた方がいいのではないか、と。
こんな句もあんな句も何でも出来ますよ、では器用貧乏路線だよと。
この前のK丸同人会長から戴いたお言葉といい、有難いことだと思う。
やはり、俳句は最終的には個々の研鑽の賜物だと思うけれど、
その過程にある「座」は捨て難いものだと改めて感じた。

もっともっと話をしていたいという気分だったけれど、
あまり長居をしていただくのは、と察して、9時過ぎにはお開きにした。
僕はもう少し呑みたい気分だったけれど、
この日は町内の居酒屋に寄ることもなく、
大人しく家に帰って、結社誌からの依頼稿の構想を。
あの紙幅、独善であろうと自分なりに絞り込むしかない、と方針を決定。
S編集長からすれば、「おいおい、遅すぎる」と思われるかもしれないけれど、……。

このあと、町内の友人から電話が入って、結局は居酒屋に行ったんだけど、
全く別の話をしながらも、ダンディーのことを思うと美味しい酒だった。

ラーメンは食べに行かず、0時過ぎにはあっさりと眠りに。

蟷螂のふてぶてしくも枯れにけり

2005-11-08 08:24:45 | Weblog

7日。
満52歳に。
昨日も書いたけれど、やっぱり齢を感じる。
生業・俳句・ソフトボール・地域のボランティア活動・ま、家族サービスも。
以前だったら、メリハリを付けて気持ちを切り換えられたが、
最近はダラダラと流されてしまう。

仕事で疲れたり、自分の思い通りに品物が仕上がらなかったら、
もう、晩酌をして、テレビを見て、居酒屋へ行って、それっきりだ。
寝る前に読書、句作なんて気にもならない。

二次会で呑みすぎたり、ソフトボールで足腰に張りが出たら、
仕事場への入りが8時前になって、そのままズルズルとネットで遊んで、
なかなか染め場へ下りていかないって具合に。
ひとりで仕事をしているが故に、けじめはきちっとしておく必要があるんだけどね。

奈良の鍛錬会のときも、
吟行・Aコースの一応責任者でありながら、
傘立てに入れた自分の傘を取り出せなかったり、
こぼさんを信用して駅への道を間違えてしまったり、
M頭児さんを迷子にさせてしまったりで、
その時点で自分自身にプッツンしてしまった。
句会の不成績はそればかりではなく、もっと他の問題があるんだろうけど、……。

披講で漢字が読めないのは今に始まったことではないけれど、
K丸同人会長に「披講している時に以前のふてぶてしさがないね」
と、言われたことは相当に応えたし、後から考えると嬉しかった。
披講だけでなく、実作でも「ふてぶてしさ」に欠けているんだね。
夕食の時にK丸さんとお話を出来ただけでも、この会に出た値打ちはあったのだ。
でも、どうやったら「ふてぶてしさ」を取り戻せるのだろう?


さて、一応誕生日のこの夜はご馳走。
お造り盛り合わせと名残り鱧のどびん蒸し。
御飯はまつたけごはん(但し松茸は韓国か北朝鮮産、丹波産なんてとてもとても)。
前日の栗ちゃんとの会食とは打ってかわって、日本酒党に変身。
京都では、鱧は祗園祭の頃が有名だけど、
一番おいしいのは、この時期の名残り鱧。良質の脂がよく乗っている。


今朝は早く起きて、7時前に仕事場入り。
納品分の整理をしたあと、気合いを入れてこの日記を書いている。

表題の俳句はすでにお気づきの方もあるでしょうけど、
当面は縛りをかけて、日記中に用いた言葉から即興で作るつもり。

そう、今夜はダンディー、Rンさんと久しぶりの句会。
ダンディーは、10月31日より二週間、一時退院中なのだ。
ダンディーからは、

本日、府立病院で退院中のチェックを受けてきました。
血液中の血球の状態のチェックが主ですが、
結果は良好で、望ましい方向に進んでいるので、
予定通り、もう一週間の退院継続を可とするというものでした。

抗ガン剤の副作用としての脱毛がまた進行し、眉毛までが抜けてきました。
外貌の変化は著しく、貴君らを驚かせはしないか、心配ではあります。
久しぶりの面談を楽しみにしています。

というメールが届いていた。
そんなの平気、お元気になられたことがなにより。
でも、ダンディーって称号は取り下げてもらうことになるかも、……。

句会のことは明日の日記に。

一乗寺、法然院としぐれをり

2005-11-07 12:45:54 | Weblog

6日。
久しぶりにソフトボールが出来ると思ったら雨。
来週は京都支部句会の日だし、困ったなあ。
ぎりぎりまで試合に出て、……。

夕方、栗ちゃんとの待ち合わせ場所まで。
奈良の大会で、一応会計だった僕が預ったままの大金? を返すため。
それと、わざわざ京都まで出て来てもらうのだ、
ねぎらいの一席を設けておいた。
対馬産の石の上で地鳥等を焼く店で生ビール&焼酎を。

栗ちゃんは2~4日まで、
第二の人生を過ごされる場所に奥様とふたりで。
ログハウスを建ててもらう段取りまで付いたようだ。

旅の疲れ(車での往復、運転はほとんど栗ちゃん)が残っているし、
そして大金(会のお金だから公金?)も預っているということで、
栗ちゃんは、酔っ払う前に大人しく生駒へ帰った。

僕はひとりでショットバー(はじめての店)に入って、
51歳最後の夜を過ごすことに。
そして、となりの席の女性と盛り上がって、ついには……
なんてことは全くなく、バーテンとラーメン談義に盛り上がる。

京都は背脂醤油系ラーメンが主流だけれど、
煮干系他多種多様、まさにラーメン好きには応えられない街だ。
T子姐さんがお住いの北白川から一乗寺あたりが最大の激戦地で、
T子姐さん宅にお邪魔したあと、何度か遠征に出かけている。
(余談ながら、T子姐さんは11月2日に還暦を迎えられた。
今度の支部句会の後席はそのお祝いと若旦那の第一子誕生祝い)

捜してみたら、こんなブログさえある。

  http://overeatlife.blog16.fc2.com/

この彼も言っているように、
「ひたすらラーメンを食べる。そして太る。(涙)」
ほんと、東やさんじゃないけれど、僕のカロリー摂取量といったら、……。
いくら、汗を掻く仕事、また定期的に運動をしているといっても、
最近の体型は自分でもいただけないと思っているし、
チームメイトからも身体にキレがなくなったと言われている。
区民大運動会でも「おまえ、あないに足、遅かったか?」と言われてしまった。
以前だったら軽く抜ける相手に突き放されてしまったのだ。
もちろん、大量の飲酒もそうだけど、ラーメンが最悪。
それも呑んでから寝る前に食べるからね。

されど、この日もショットバーのバーテンに教えてもらった店で、
「柚子切塩らーめん」を食す。
ブログの彼も褒めていたんだけれど、なかなかにユニークなラーメン。
麺に柚子が練りこんであって食欲をそそるし、
トッピングはエビのすり身を湯葉で包んで揚げた「東寺揚」。
和風出汁も、化学調味料の味はほとんどしない。
値段が少し高い(800円)が、85点はあげられるだろう。

というわけで、また体重を増やしてしまった51歳最後の日の報告。
毎日、毎日、こんな長い日記は書かないけれど、
よろしくお付き合いのほど。