比叡より横川へ下る霞かな 加倉井秋を 『風祝』
「横川」は「よかわ」と読む。延暦寺横川中堂の横川だ。
句意は明快で、特に付け加えることもないので、
ここに取り上げるような句ではないのかもしれないが、
例の結社誌2003/7月号「吟行特別作品」における、
T子姐さんと3Mでの比叡山・坂本吟行を思い出したのでね。
「霞」自体が下っているとも読めるし、
中七にスリットのある句(下っているのは発話者)とも読める。
あのときもすごい霞(実際は霧といった方が正しいのだが)だった。
もう四年も前になるのだが、つい最近のことのように思い出される。
あのときも、京都駅スタートだったダンディーと僕は、
早速に話し込んでしまって、堅田まで乗り越してしまう珍道中。
吟行途中も、比較的早いダンディーと僕(それでもセンセの歩みよりは遅い)と、
スローのT子姐さんとKM組とで、途中はぐれてしまったり。
当時は、誰もまだ携帯電話を持っていなかったのだ。
運良く出会って、坂本からケーブルで上がった延暦寺は、
それは霧深く、おもわず焼討シーンを思い浮かべたほどだ。
焼討のあとかたもなく霞みけり 康司
あえて、逆接的に詠んだってことか? 自分でもよう分からん。
「焼討」という言葉を用いてかなり作った記憶があるが、
どうも、一番体裁のいい(レトリック絡み)のを最終的に選んでいるね。
Sさんの発言「推敲しすぎて実感を失ってしまうというのも問題」。
(僕のところではなく、T子姐さんの句の批評の場において)
今、この結社誌2003/7月号を読み返してみると、
Sさん、doryさん、S津子さん、Dンさんによる合評の冒頭に、
「吟行の心構え」なるものが記してある。
この心構えに添って、井の頭公園吟行に向かおうと思う寿司江なのであった。
28日。
順調に仕事をこなす。
仕事面では月末納期ってのは体裁のようなものだから、
さしたる問題はない。問題があるとしたら町内会の方。
こっちもあれだけご不幸が出たら、最後の最後まではないだろう?
夕食。
チーズフォンデュ。
白ワイン、ビール1本。
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30日(金)は座席が空いていたら、朝から飲んでいるだろうし、
栗ちゃんに車で迎えに来てもらう14時までに出来上がっているかも。
そして、ふたりでの炭火焼での酒盛りとなる予定。
でも、翌朝は早く起きて、午前十時に井の頭公園に行かねばならない。
ま、栗ちゃん次第だけど、三次会までは行くことになるだろうな。
三日目は、それはもうアルコールが蓄積しているだろうから、
誰かさんよりも、こっちの方が二日酔い状態だろう。
帰りは21:18発「のぞみ」の予定。
ま、23:10発の夜行バスって手もあるけどね。
ということで、4月2日も町内会引き継ぎほか多忙なので、
4月3日まで、ここの更新をお休みにします。