Er "wollte" nichts als Ruhm. 彼は名声だけがほしかった。
ドイツ語文法中級ニャ!「nichts」は不定代名詞で、英語の「nothing」にあたります(否定の副詞「nicht」とは違うので、注意しましょう)。この「nichts」に「als」が加わると、
「~以外は (何もない)」=「~だけが」という意味になります。例文も、直訳すると「彼は名声以外は何もほしくなかった」となります。英語の「nothing but」にあたる表現です。
比較級を縮めた表現なので、厳密には「原級を使った比較」ではありませんが、比較級を使っていないので、扱ってみました。もとの文に直すと、「als」を使う理由がわかります。
Er "wollte" nichts (mehr und nichts weiger) als Ruhm.