JUSSI SALMIAKKINEN (ユッシ☆サルミアッキネン)

フィンランド各地の日の出、日の入り時間の変化をウィークリーでご紹介します。

Salmiakkipossu (salmiakki-flavoured pork)

2006-08-03 10:23:07 | コラム

【メーカーサイトより直接リンクした製品画像】

当ブログでサルミアッキやラクリツィ製品を紹介する際は、必ず手元にある状態でないと紹介しない方針なのだが、今日の一品はあまりにも異色であるため、手元にないまま紹介することにした。従って、その風味等について細かく言及することはできない、その点については推測であるということをお含み置き頂きたい。

そして、ブログのカテゴライズにおいても「今日の一品」には含めないことにした。

上の写真がそれであるが、要は「サルミアッキの風味が付いた豚肉」ということらしい。
詳しい内容については、フィンランド語ではあるが下記のサイトで紹介されている。
http://www.hk-ruokatalo.fi/portal/suomi/tiedotearkisto/?id=917
http://www.ruokalinja.net/ruokavaliotuote.cfm?ID=996

写真を見て察すると、赤い液体に豚肉が浸されているようだ。
資料サイトによると赤い液体の成分は、 anis(アニス), cayenne(カイエンペッパー), chili(チリパウダー), fenkoli(フェンネル), mustapippuri(黒胡椒), paprika(パプリカ), sipuli(タマネギ)とある。
辛みの強い味付けがされた「焼き肉用パック」ということらしい。

で、なぜこれが"salmiakkipossu"なのか?
成分にサルミアッキの主成分である塩化アンモニウムに記述はなかった。
推測であるが、アニスがキーワードのようである。アニスはサルミアッキ菓子に含まれている場合がある。それで、こんな奇抜なネーミングにしたのだろう。
以前ご紹介したサルミアッキ入り蜂蜜(salmiakkihunaja)もそうであるが、フィンランド人にとって「サルミアッキ」はマジックワードで、心をくすぐり、さらにそれを手に取らせる「魔法の呪文」であるらしい。

短い北欧の夏を謳歌するフィンランド人たちは、美しい風景の中でSalmiakkipossuをバーベキューしながら、ビールをあおり、そしてウォッカにも手を出して大騒ぎしているのかもしれない。

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フィンランドの日の出、日の入り
旧題・フィンランドの日照時間ウォッチング

2006年8月3日(木)
場  所日の出日の入り日の長さ前日比
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部 北緯69度50分
02時58分23時32分20時間34分-15分
SAARISELKÄ サーリセルカ
ラップランドのリゾート地 北緯68度20分
03時29分23時01分19時間32分-10分
SODANKYLÄ ソダンキュラ
ラップランド 北緯67度20分
03時49分22時48分18時間59分-10分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏の南8Kmラップランド最大の都市 北緯66度30分
04時05分22時40分18時間35分-8分
OULU オウル
フィンランド北部の大都市 北緯65度00分
04時23分22時24分18時間01分-6分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部 北緯60度10分
05時05分21時47分16時間42分-4分
東京
日本 北緯35度40分
04時50分18時44分13時間54分-2分

※上記の時間は、FINNISH METEOROGICAL INSTITUTE のデータを基に作成致しました。
比較対照用に東京の日の出、日の入りを追加。(国立天文台天文情報センター暦計算室より)
※表の上から下に行くに連れて緯度が低くなっています。薄い黄色地の都市はラップランド(北極圏)の地域です。