今日はいよいよ、情報処理技術者試験の日となった。
天気にも恵まれ、秋空の下、試験を受けてきた。
初挑戦となったITサービスマネージャ試験の感想を書きたいと思う。
【午前Ⅱ試験】
プロマネと違って、過去問からの出題比率が比較的高いように感じた。
いくつか新しい問題
・RiskITフレームワーク
・JISQ22301:2013
・キャパシティ管理における三つの重点分野に対応する管理指標)
などがあったが、先ほどIPAより公式解答例が公表され、採点してみた。
結果は20/25(正答率:80.0%)であり、マークミスがなければ問題なく通過だ。
【午後Ⅰ試験】
問1と問3を選択した。
まず、時間内に問題分に従って設問に全部解答できた。
中には何を問われているのかが分からない問題もあったが、
その反面ストレートにこたえられる問題もあったと思う。
但し、いつものことながら、自分の解答表現が第3者に伝わるかが肝であり、
この点は結果が出てみないと何とも言えない。
ITサービスマネージャの立場に立って、問題文を読むようにしたが、
はたしてどのような結果になるか?これは12/18(金)までお預けだ。
【午後Ⅱ試験】
問1を選択した。
論文骨子は、以下の通り。
設問ア
1-1 ITサービスの概要
私はITサービスマネージャの立場でA社受発注システムの維持保守サービスを担当
ITサービスの概要として、利用部門の説明、オンライン利用時間、夜間バッチ実行時間を記載
SLAの締結の話
(設問ウの布石として、リリースミス年間2件以下などの設定項目を説明)
1-2 ITサービスに係る費用の最適化を目的とした改善を行うに至った背景
消費税増税に伴うA社顧客の負担を減らすために、取扱商品の価格を据え置く経営方針
となったが、現状のままだと利益を圧迫するので、A社各部署で原価削減命令がでた。
これにより、A社情報システム部も原価削減対象部署となり、費用削減することが決定。
問題文に現状のサービスに要する費用の状況を問われていたため、現状のサービス費用
の内訳を3点ほどピックアップ
(このうちの1つである、システム運用保守費用が設問イの費用改善策として使うための布石)
設問イ
2-1 背景を契機として実施した費用改善策
システム運用保守の費用削減の改善目標を定量的に設定。
併せて設問アで述べたそれ以外の費用は、理由を添えて削減不可であることも説明。
そのうえで、システム運用保守の作業項目ごとの実績工数をABC分析で調査。
その結果、リリース管理で工数が増大していることを定量的に説明
非効率な活動がないかを調査した結果、リリース管理プロセスが煩雑であるため、
この点で改善策を立案できないか検討を開始
2-2 改善策を立案し実施する上で検討した内容
リリース管理は、従来のプロセスだと丁寧にやり過ぎていることが判明したため、
リリース管理手順の簡素化によるプロセス見直しを実施。
また、リリース管理に携わる要員が全員時間単価の高いプロパであることから、
協力会社の活用による体制の見直しを実施
これらを、A社の変更管理プロセスとからめて、弊社開発部門にも影響すると考えて、
背景と改善策について協議し、開発部門にも費用削減効果が出ることを説明して、
納得してもらう。
そして、立案した改善策で決定し、実行に移す。
設問ウ
3-1 改善目標を達成できたかどうかを監視・分析した内容
改善策を実施して継続監視した結果をまとめることを論述。
その際に、改善策立案時に試算した費用対効果の額と実際に監視して収集した実績
の額を比較し、定量的に改善できていることを論述。
併せて、リリース管理体制が変更となったことで、費用は安くなったが、
SLA違反(特に、リリースミス)していないかを分析。
その結果、従来のサービスレベルと同等で確実にサービス提供できていることを論述。
3-2 費用の最適化に向けた継続的な取り組み
協力会社の要員を活用したことで、要員の入れ替わりが頻発することを予測。
そこで、リリース管理手順について、定期的に教育するとともに、
ポータルサイトにリリース管理手順を掲載し、いつでもだれでも閲覧できるようにした
-以上ー
こんな感じで論述した。
正直、今回は、途中で筆が止まった。
慎重になり過ぎたのか、設問イの途中でちょっとどうしようか迷った。
なにを書いて、なにを捨てるか。
詳細は再現論文におこしているため、ここでは詳しくは記載しない。
ただ、今回も精一杯楽しみながら、受験することができた。
本当に、いろいろな方に感謝だ。
そして、今日試験を受けられた方、本当にお疲れさまでした。
今日は自分にご褒美をあげてもいい日です♪
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