「夢は正夢」が、プロ野球・北海道日本ハムの栗山英樹監督の座右の銘。就任1年目でリーグ優勝に導き、CS戦でも無敗で日本シリーズの進出を決め、一つの夢を正夢にした。「僕は何もしていません。コーチが全部やってくれました」。フロント、スタッフにも感謝の言葉を。選手も含め、一体感のある、総力戦の勝利だ。プロ選手は、実力が全ての厳しい“生存競争”を生きている。それは指導者も同じ。指導者が選手を見極めるように、選手も指導者を見ている。采配に説得力がなければ、選手に見切られ、チームの 団結はうわべだけのものになる。栗山監督は決して名選手だったわけでもなく、コーチの経験さえなかった。それでもチームを団結させ、優勝を果たした鍵は 「等身大」に徹したことにあると思える。「感動を推進力に」と言い、「毎試合、どこかで泣いていた」と振り返る姿に、それを感じた。対話と気配りで、一人一人と信頼関係を築いていった。自分を自分以上に見せようという気持ちは、焦りとなり、見る目を曇らせる。「一生懸命で、健気な姿勢に、人は、世代を超えて共感する」だから「ありのままの自分でいい」と。リーダーの「夢」に対する真っすぐな思い。ここに団結の源があることを学んだ。
本日の読書:1/1,778冊目 心が折れそうなときキミを救う言葉 ひすいこうたろう・柴田エリー ソフトバンククリエイティブ
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