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SuperDryな一徹の徒然草

自称・アサヒビール・スーパードライのアンバサダー 見たり、聴いたり、触ったり、歩いたり、走ったり。呑む他に暇なしの徒然草

いのちの歓び

2011-02-23 08:43:12 | 生活

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細君の父は大正3年生まれで3月3日を迎えると98歳になります。今は入院加療で静かに余生を過ごしています。義父と私は単なる親子関係以上のものがあります。学生時代から義父から数々の訓練を受けてきました。結婚後も週一度、義父の家に泊まって仕事や時事問題・経済など多くの学びを薫陶していただきました。写真はかつて義父が通っていたデイケア施設の要望で100歳を迎える入所者や通所者の写真提供があって3月3日まで同施設で写真展が開催されています。初日に家族で観覧しに行きました。スタッフの真心こもる編集やレイアウトで提供した写真が生き生きとしていました。驚いたのは戦時下の厳しい生活環境にあって義父の誕生から現在に至るまでその記録(写真や思い出の品々)が大切に保管されていたことです。私は幼いころから父の転勤で転校を繰り返したのでそういったものが散逸しています。写真の1点1点見るだけで義父や義母の人柄や家族の思いが伝わってきます。何気ない一庶民としての生き様ですがそこにはいのちの歓びが満ち溢れています。

本日の読書:1/1.047冊目 続・体脂肪計 タニタの社員食堂 タニタ 大和書房

続・体脂肪計タニタの社員食堂 続・体脂肪計タニタの社員食堂
価格:¥ 1,200(税込)
発売日:2010-11-19

素直な心

2011-02-21 08:51:11 | 生活

「素直な心」。“経営の神様”松下幸之助氏は、それをモットーに掲げ、偽りのないありのままの心で人間社会を見つめようとした。シンクロナイズドスイミングの元日本代表コーチの井村雅代氏。3年前の北京オリンピックでは、中国チームのヘッドコーチに就き、悲願のメダル獲得に貢献した。氏は「努力できる能力」のことを“心の才能”と呼び、こう教える。「人間は理屈をこねずにやればうまくなる。だから自分の才能を信じなさい」(『あなたが変わるまで、わたしはあきらめない』光文社)うまくいかないと、つい、できない言い訳を探しがちだ。しかし、コーチや先輩のアドバイスを素直に受け入れ、実践する選手は、自身の壁を破れるものだ。釈迦の弟子に須梨槃特(しゅりはんどく)がいた。自分の名前すら忘れてしまうほど物覚えが悪かったと聞く。しかし、釈迦の教えに素直に歓喜し、まじめに実践することにおいては、誰にも負けなかった。後に、普明如来(ふみょうにょらい)の記別(記別)を受けたと説かれる。まじめに、素直に実践した人が勝つ。できない理由を探すより、もう一歩、もう一歩前進する自身でありたい。

 

本日の読書:1/1,045冊目 田村はまだか 朝倉ますみ著 光文社文庫

田村はまだか (光文社文庫) 田村はまだか (光文社文庫)
価格:¥ 600(税込)
発売日:2010-11-11

あなたが変わるまで、わたしはあきらめない あなたが変わるまで、わたしはあきらめない





価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2009-05-22
幸之助論―「経営の神様」松下幸之助の物語 幸之助論―「経営の神様」松下幸之助の物語
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2008-04-03


事始め

2011-01-05 17:30:00 | 生活



ブログご愛読者の皆様、明けましておめでとうございます。益々のご健勝をお祈り申し上げます。昨年末のこと。北米に勤務する次男坊夫婦が一時帰国してきました。昨夏に第一子の長男が誕生してお嫁さんの里帰りがテーマでした。普段は夫婦二人きりの生活からお嫁さんの実家はてんてこ舞に見舞われながらご機嫌で孫のお世話をせっせとこなしたようです。私も孫の来訪を心待ちにしていました。当家で「お食い初め」の儀を主催する大行事が待ち構えていました。子孫が末永い生活を健やかに送れるようにとの願いを「お食い初め」の行事に家族が託します。つつがなく行事が終わり、子供たちの幼少期のアルバムを持ち出して孫と見比べる楽しい時間を過ごしました。事始めといっても原点は家族・家庭から始まるように思います。家内安全・息災無病を基本として健康に日常生活や社会生活を過ごすことを第一にしたいと思います。本年もよろしくお願いします。

本日の読書:1/998冊目 だいじょうぶ!「幸せの神様」が微笑んでいる 伊勢田白山道著 主婦と生活社

 



「固い絆」

2010-12-27 17:30:00 | 生活
今年最後のブログです。拙いブログにご訪問くださった方々に厚く御礼申し上げます。いよいよ年明け1月7日に読書通算1,000冊を迎えます。時系列で読書と時事を重ねながら私なりの生活観などを呟いてきました。厳しい生活環境からひとつ、光明が見いだせるように来年も読書をはじめ様々な世界から多くの学びを得たいと願っています。皆様のお健やかなることをお祈りしながら佳いお年をお迎えください。

第30回全国中学生人権作文コンテスト沖縄県大会で、ある女学生が県教育長賞に輝いた。タイトルは「固い絆」筋肉がやせ、力がなくなる難病を持つ母への重いが綴られている。小学生のころ。わずかに動く人差し指を使い、パソコンを操作することでしか会話が出来ない母を、遠ざけるようになった。そんな寝たきりの母の夢は、娘の小学校卒業式への出席だった。だが、娘は「何で来るの?恥ずかしいから嫌だ」と。母は言った。「母親として何もして挙げられないし、それに、私が外出することで、同じ病気の人に生きる力と希望を送ることができるんだよ」。娘は初めて、母の大きさを知った。難病と闘う母が出席した卒業式は、地元テレビで放送され話題を呼んだ。母の愛は、大海のように深い。そして、その母への「感謝」こそ、自身を大きく変え、成長させる力となった。母が何故強く生き抜いてきたのかを知った娘は、母へ心から感謝し、これまで以上に“固い絆”が結ばれた。「感謝できる人」が「成長できる人」この真髄の人間学を得た人は、いくつになっても伸び続けることが出来る。

本日の読書:1/990冊目 哲学する赤ちゃん アリソン・ゴプニック 清水 玲訳 亜紀書房


常勝

2010-12-22 17:42:00 | 生活
経営学の父」ドラッガーの関連書籍を並べた書店が目につく。ブームの火付け役は、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海著、ダイヤモンド社) 同書にも引かれていたドラッガーの言葉に、「百発百中は曲芸」とある。「失敗をしない者を信用してはならない」と続く。「それは、見せかけか、無難なこと、下らないことにしか手をつけない者である」と(上田惇生訳)失敗しない人などいない。いるというなら、それは、頑張っているように見せているだけか、挑戦を放棄したにすぎない。多くの成功は、多くの失敗にも負けずにやり通したときに輝くものである。

私自身も「常勝」を旗印としてきた。すなわち必ず勝つ、百戦百勝ということだ。だが常勝とは、そうした結果だけを指している言葉ではない。負けることを恐れる弱気の心、惰性をたたき出し、どんな事態にも、あきらめず、何度も立ち上がる。この「勝つまで戦い続ける」過程にこそ、常勝の魂はある。常勝とは私にとっては「不屈」の異名でもある。12月は、1年の歩みを振り返る月。どこまで挑戦できたか、不屈の心は赤々と燃えているか・・・その点をこそ確認したい。

本日の読書:1/985冊目 男たちへ 塩野七生著 文芸春秋