作家の山田太一氏が友人の医師に尋ねた。“医者に何年ぐらいすると、患者が亡くなるのが平気になるんだ?”。すると、日ごろ温厚な彼が「平気になどなるか:と怒った。同氏は、長くマスコミの世界にいると、多くの人は「物事を人よりさらに『すれっからしの目』で見よう見ようとしてしまう」と語る。そして、自身も「軽薄なる人間観に、いつの間にか首まで浸かっていた」と(「いつも雑踏いつもの場所で」冬樹社)人ごとではないと思った。時代や環境に慣れる“適応力”は、いい仕事をする条件。しかしその結果、他社の悲しみや喜びに触れても、「心」の前に「慣れ」が働いては、人間としての成長は望むべくもない。人間社会では当たり前に出来上がったものなど何一つもない。
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