50代の人は「社会の役に立てることが嬉しい」が10代の人は「ありがとうの一言がうれしい」他人や社会のために役立つ行動をしたときの自分の気持ちに、世代間で差異があることを電通総研の調査(本年6月)で発表された。
20代以降の回答トップは「困っている人が助かることがうれしい」だったが、10代だけは、これを上回って「ありがとうの一言」のほうがトップに。20代でもトップと僅差。若い世代ほど“感謝の言葉”を求めていることが判明している。
「どうも」ではなく「ありがとう」。そこには“相手のことを認める”意識を伴う。たとえば昨日、「ありがとう」と何度口にしただろう。人にしてもらったことを“当たり前”として済ませていた場面もあるのでは。特に家族や、職場の後輩などに対して。
歴史の先人たちは「感謝する人」であった。「ありがたい」と思う心が、自身を強くし高揚する。感謝すべきことを一つ一つ“思い出す”ためのものかもしれない。人間は言葉の動物。硬直しかかっていた人間関係も、感謝の言葉によって新たな絆が紡ぎだせる。それに気づいた自身でもありたいと願う。
本日の読書:1/897冊目 佐川光晴著 おれのおばさん 集英社文芸編集部
20代以降の回答トップは「困っている人が助かることがうれしい」だったが、10代だけは、これを上回って「ありがとうの一言」のほうがトップに。20代でもトップと僅差。若い世代ほど“感謝の言葉”を求めていることが判明している。
「どうも」ではなく「ありがとう」。そこには“相手のことを認める”意識を伴う。たとえば昨日、「ありがとう」と何度口にしただろう。人にしてもらったことを“当たり前”として済ませていた場面もあるのでは。特に家族や、職場の後輩などに対して。
歴史の先人たちは「感謝する人」であった。「ありがたい」と思う心が、自身を強くし高揚する。感謝すべきことを一つ一つ“思い出す”ためのものかもしれない。人間は言葉の動物。硬直しかかっていた人間関係も、感謝の言葉によって新たな絆が紡ぎだせる。それに気づいた自身でもありたいと願う。
本日の読書:1/897冊目 佐川光晴著 おれのおばさん 集英社文芸編集部