●佐野Rock攻略への道 第十三回（MusiG＃23分析）

　これは、よみうりTVの深夜番組「MusiG」の中のコーナー、「佐野ROCK」の攻略法を模索する企みである。
　実際の放送を採譜（元春の言葉は音楽だ（笑））しながら、その傾向と対策を探っていく。
初の視聴者投稿のあった2006年6月14日放送分の第11回からの考察となるが、必要とあらばスタッフ作品にジャッジをくだしたそれ以前の放送内容も引用してみたい。

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■第23回

山口「あの、なんか集めてるもんとかあるんですか？」
佐野「う～ん集めてるもの？あー…特にないですね」
山口「別にないすか？…コレクション」
佐野「ええ」
山口「ボクねあの～、クルマのミニカーとか、あんなん好きですね」
佐野「ああ、ミニチュアカー？」
山口「はーい」
佐野「あー、ミニチュアカーといえばボクはねぇ…」
山口「はい」
佐野「…あまりいい思い出はないんですよ」
山口「じゃ、やめとき…ますか？（苦笑）」
佐野「いやいや」
山口「大丈夫すか？」
佐野「ミニチュアカーの車ちっちゃいでしょ？」
山口「ちっちゃいですねハイ」
佐野「外しちゃってね」
山口「はい」
佐野「鼻ん中突っ込んじゃった事があるんですよ」
山口「はははははは（笑）」
佐野「ホント子供の頃ですけれどもね」
山口「もぉ、そうでしょうね…最近だったらびっくりしたんですけど…こ…ココにぃ（笑）」
佐野「ええ」
山口「ま、まぁ、でも…あの可愛い思い出ですね」
佐野「まぁ」
山口「…今となってはね？」
佐野「はい」
山口「子供のころの…☆今日もひとつよろしくお願いします」
佐野「はい」
山口「えー早速いきたいと思います、似た言葉…風と共にセリーヌさんから、えー、いただきました。これ、あのータクヤ＠さん…っていう方もですね、」
佐野「うん」
山口「…おんなじもの…届いております…夢中になれない」
佐野「夢中になれない」
山口「はい」
佐野「くましたねー」
山口「これ、よくあの、佐野さんがおっしゃってましたけど…夢中になれない」
佐野「これ中途半端じゃダメです」
山口「ダメです。」
佐野「はい、ビシっと喜ばして頂かないと」
山口「そうですね」
佐野「はい」
山口「…じゃ違うネタいきますか………」
佐野「（笑）…一応、聞いてみたいですね」
山口「（笑）…えー」
（SE：ギター）
山口「夢中になれない…」
佐野「はい」
山口「…に似た言葉で」
佐野「うん」
山口「宇宙に果てない」
（SE：ヤングブラッズイントロ）
佐野「うーん………宇宙に果てない、夢中になれない」
山口「ま、ちょっとロマンチックな」
佐野「そうそう」
山口「…感じですね？」
佐野「ま、言葉も似てますしね」
山口「はーい」
佐野「ただね」
山口「はい」
佐野「似てるというだけでは……ダメなんですね」
山口「ダメなんですよ」
佐野「ウェヘヘイというのが、何か…」
山口「そこ…」
佐野「欠けているような気がします」
山口「みなさん夢中になれない…っていう事ばっかり気にしてウェフェフェイを忘れてましたね」
佐野「はい…☆ですので…ま、残念ながらROCKとはいえません」
山口「これROCKじゃないです、」
佐野「はい」
山口「ありがとうございます…☆えー、続きましてミニマムズ」
佐野「うん」
山口「…さんからのメールです…へら鮒釣り」
（SE：ギター）
佐野「へら鮒釣り」
山口「はい」
佐野「…に似た言葉で…セレブなふり」
（SE：ヤングブラッズイントロ）
佐野「うん…へら鮒釣り」
山口「はい、へら鮒釣り」
佐野「そして、セレブなふりっていうのは」
山口「はい」
佐野「…まぁ、わかるけど…」
山口「セレブなふり」
佐野「ぐっさんはどんな感じ？」
山口「ボク…の考えで、そうですね、セレブなフリっていうのは」
佐野「うん」
山口「あの、もの凄い高級の外車…」
佐野「うん」
山口「…に乗って、『あ、どうもー』って、こう行くんですけども」
佐野「うーん」
山口「パッて下見たら、こう、足でこう（足をバタつかせる）」
佐野「バタ足をしてる？」
山口「歩いてる…みたいな」
佐野「ああ」
山口「ボディだけ…えー、外車」
佐野「ああ…クルマのハリボテで」
山口「（笑）ハリボテで…」
佐野「バタバタ歩いてる」
山口「（笑）バタバタ歩いてる」
佐野「（笑）」
山口「…セレブなフリかなぁ…と」
佐野「それ明らかにセレブなふりですね」
山口「セレブなふりですね（笑）」
佐野「うーん」
山口「ええ」
佐野「まぁ、でもね、そういうふりをする…方、ボクは嫌いじゃないですね」
山口「あ、別にそのぉ」
佐野「中途半端なセレブなふりは嫌いですけども」
山口「ええ、ええ」
佐野「クルマのハリボテで（笑）」
山口「ハリボテで（笑）」
佐野「バタバタ足をさせてね…歩いてくるという人は好きです」
山口「あ（笑）かわいいですよね」
佐野「ま、セレブなフリ…そして…」
山口「へら鮒釣り」
佐野「へら鮒釣り…うん………そうですねぇ……悪くないんですけどもねぇ」
山口「はい」
佐野「ええ…意味の響き合いが」
山口「はい」
佐野「ボクの中では残念ながら今ひとつなんです…ええ」
山口「わかりました…まだまだでも…あの…ぐっとこう…皆さんもウェフェフェとこなきゃ、ROCKじゃないということです」
佐野「そうですね」
山口「それをまぁ、もう一度皆さんのですね、心にしまって…えー、是非とも、似た言葉探してみてください」


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【今週の傾向と対策】
　今さらの補足だけど、いままでしてきたものも含め、ここんちの採譜（ダイアログの書き起こし）は食い気味に入ってくる合いの手や、その他の二人が同時に発声している部分などは明確にわかるようには記載していないし、今後もそのつもりはないのでご了承を。スタッフの笑い声も省略している（←趣旨からいけばこれはあったほうがいい気もしてきたがいまさらめんどくさいんでこのままいきます）
　あと、今回だけ実験的にブチ切れ感に気付いた部分だけ☆印を入れてみた。つまり編集点ということです。その間はけっこう間が空いてたかもしれない…という。

　さて、今週は禁断のハードル「夢中になれない」への果敢な挑戦。今回は母音もキレイに揃え、ロマンチック言葉のセレクトも公式通りの正攻法で悪くはなかったのだろうが、きらめきのようなものに欠けたということか。

　それにしてもハリボテのクルマで足をバタつかせるヤツは嫌いじゃないって、んな奴ぁいねーよ（笑）。仮にいたとしてもそこまでいったら危ないヤツだって思われるっつーの（笑）

　で、結局、本日はROCK判定はなし。前回Tシャツ連発したんで、え？在庫処分？9月で佐野ROCK終わっちゃうの？と心配したが、そんなことはなさそうだ。
　それどころか今週は約1分ほど時間が増えた。いつもは2分半ほどなのが3分半と俗に言う4割増量ってやつだ。（俗にいわねーよ）
　或いは応募が増えたのかもしれないが、そうなると参加型佐野ROCKERたちは熾烈な競争を強いられることになりそうだ。うれしいやらきびしいやら正にウェヘヘイ。

で、前にも言ったけど、とにかく、最後は「響く」ことが大切なようだ。

「ウェヘヘイ」をぐっさんが発音するとなぜか「ウェフェフェイ」と下唇を噛む音に…この違いにはあまりヒントはなさそうだ（笑）

　2つの言葉の響き合いに求められるのは、楽曲の歌詞の1番と2番のような関係性、そして2つまとめて元春のアタマに響かなければいけない。

「響く」、それはグッドなバイブスってこと。

　グッド・バイブレーション
　それは否定できない
　これって愛なのさ（そうよ愛なのよ）

　さぁ、ジョージ・ハリスンのシタールの共鳴弦のように元春のα派とシンクロするんだ！！

ウェヘヘヘヘヘヘ～イ


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