ドク・ハラだなんだとバカ医者の問題が取り沙汰されている昨今、おいらはネット上のバカ医者にうんざり。
解除したと思ってたのにまたゴミのようなメールマガジンが来る。
そもそも購読だってしようと思ってしたわけぢゃねーのに。
そのヤヴドクの名は樺沢紫苑
きっかけはテレビ東京で放映された映画「SAW」だった。
『キューブ』の系譜だというから興味津々で見たんだけど、ガッカリ。
いや、実はところどころいいと思うところはあったんだけど、1つ2つの失敗が作品を台無しにしちゃってる…と思った。
…最後の“どんでん返し”から逆算してムリやり作った我慢のない浅はかな演出か…。
おそらく作者は“どんでん返し”を思いついた時点で勝ち誇ってしまったのだろう。
喩えて言うなら、せっかくナイスバディなコなのに、踊りのレッスンやじらしのテクニックも教わらずにストリップ劇場のステージに立ってしまったって感じ。(…って下世話な喩えだ)。
しょーもないといいつつも「惜しい」とも思えたので、世間のみんなはどういう意見なんだろうと、レビューを求めてネット上を漁ってみた。
そしたらある精神科医がこの作品を解説してて、それがめっちゃオモロイっていうカキコミがあった。
この作品にそんな深みがあったかなぁ?とも思ったけど、作品はあくまで“振りネタ”として使った、脱線トークだったら、むしろそれはそれでおいらの好みぢゃん…と興味が湧いたので調べてみた。
樺沢紫苑 -「ソウ」完全解読
なんかタイトルも著者名も胡散臭さ120%だなぁ。
樺沢紫苑ってなんかコミケで同人誌とか売ってそうな“源氏名”だ(笑)。
とりあえずアクセス。
なんだよ、PDFか。しかも、メールアドレスを要求してやがる。
ここで躊躇…
…というのも、おいらは今の今まで日本語のサイトでメアドを打ち込んだことはなかった。
そのおかげかここ5年内では友達のアドレス帳が感染したとばっちりによるウィルスメール以外の不審メールは皆無なのだ。
…だったハズなのだが間がさして入力(笑)
入力したメアドにダウンロード用のURLが送られてくる…というよくあるパターンなんだけど、そのメール開いてビックリ。
無料レポート請求ページでご案内しましたようにメルマガ「シカゴ発 映画の精神医学」に代理登録させていただきました。
ってそんなの書いてあったか?見てねーぞ。
慌てて、さっきのページに再アクセス…
…あった…、スクロールした下半分に…
これっていんちきワンクリ詐欺エロサイトによくあるパターンぢゃねーかよ。
おいらの中の胡散臭い探知機のLEDインジケータがピピピヒッとアップ
下半分にスクロールする途中にワンクッション、写真が貼ってあったりして、これはあからさまに確信犯的誤認誘導デザインだ。
発行部数 :48459部
そりゃすげーや。
調べたら、メルマガ界ではちよっとした有名人らしい。
メルマガの部数ってのはあーいうやり口で伸ばしていくんだな…と。
佐々木信幸という本名もあり、一応ちゃんとした医者ではあるらしいが、おいらのアタマの中の“胡散臭い探知メーター”は上昇を続ける…。
DLし終わって開こうとしてまた「おいおい」って感じ
開かねぇ…
またさっきのページに戻ってみる
・ファイルがダウンロードできない。ダウンロードしたファイルが開けないことが
ありますが、その原因の90%以上は、Adobe Readerが最新版でないためです。
ダウンロードできないのまでAdobe Readerのせいかよ(笑)
最新版?
おいらのマシンに入ってるAdobe Readerが4.0だなんて言うと、なんだよおめーが古すぎるんだよ…って、突っ込まれそうたけど、Acrobat Reader 5.0がリリースされと思われる2001年以降も200以上はPDFをDLしたり受け取ったりしてるけどAdobe Reader4.0で開けなかったのはこれが初めてだよ。
ってことは、このおっさんが“メルマガの帝王”のくせに下位互換に気を使ってねーんぢゃねーの?
仕方ねーから新しいの落とすか…。
MacOS8.6とISDNなんて環境だと、めっちゃめんどくせーが(トホホ)
「いろいろ」あってアップグレードはほぼ一日がかりになってしまった。
開いてみてまたビックリ。
“メルマガの帝王”があえてオールドユーザーを見捨てるとは、どんな新しい機能が駆使してるのかと思ったら、目次と本文とのリンクすらねーぢゃねーか。それでいて人気投票とやらにはしっかりリンク張ってやがる(苦笑)。
PDFを調べてわかったんだが、どうやらこの書類、WORDで作った文書をPrimoPDFというフリーウエアで変換してるらしい。
そもそもWordで作った文書を変換なんてことするとろくなことはねーんだよ。
前にWordで作ったHTMLファイルとかいうのを友達から受け取ったけど、いらんソースがいっぱいはいってた…
WordでもPDFWriterとかでやったらよかったんだろうけど、フリーウエア…って…。
メルマガの帝王だったらAcrobatくらい買えや!
(4.0で開けなかったのはそのせいだ…フォント名とかがイカれちまってる)
っていうかこんなのテキストファイルでいいぢゃん。
読みづらくってしょうがねーから、意地でテキストに変換したったわ(笑)
そしたらファイル容量も1/3以下になったよ(笑)
まぁ、プロテクトかかったPDFからテキストだけ抽出する方法を学習できたという意味ではいい機会になった…か。
実験ついでってことで、12ポイント送り20ポイントという一般的で読みやすい体裁でPDFを作り直してみたら、半分以下の67ページで済んだぞ。
どうもこのお方
全140ページ、文庫本一冊に相当する凄いボリュームです。
とか
メルマガに書いてあった
●【「ソウ2」完全解読】 全8回 原稿用紙60枚分のボリューム
とか、質より量でハッタリきかせるタイプのようだ(笑)。
実際、この“大作”、読ませていただいたが、これって1/4以下に削れるだろ…ってのが率直な感想。
とりあえず中身を見てみようか
ソウ「完全解読」を完全解読する…ってか?(笑)
あ、ネタバレありかも「ソウ」見てない人は注意
「ソウ」に対する批判もかなり出ているが、たいていは映画からの情報をきちんと受け止めていないことに起因していると思う。
自分の映画への理解不足を棚に上げて、「ソウ」の批判を繰り広げる人もたくさんいるようなので、放っておくこともできない。
かなりの“上から目線”のようだけど、このおっさんが一体どれほどの映画通なのか…
或いは、これこそがメルマガ界のカリスマたる所以なのか
まずは“愚民”たちへのサディスティックな言葉で信者たちを煽る。
信者は教祖の言葉に興奮し同調することで、少なくとも自分だけは愚民ではないのだということを確認するとともに、今度は自分も一緒に攻撃の輪に加わる…みたいな
だとしたらまるで、自分もいじめられないためにいじめに加わるという、いじめの現場みたいだ(笑)。
でもこの“上から目線”が診察室でも発揮されていたら、それは彼がドク・ハラ野郎だってことだ。
医者たるもの、患者さんに対する態度には、十分な配慮をすべきでしょう。
私も、肝に銘じておきます。
ゴードンには、患者さんに対する配慮がなさ過ぎた。
なんていかにも自分は医者としてモラルに対する意識が高いみたいなことを言っているけど
彼の文章の端々にはドクハラ臭がプンプンしている。
彼の表現には“言い切り型”が多い
その究極は「絶対」とか「必ず」とか「すべて」という言葉のチョイスだ。
一番、不快だった箇所は
だから、ジョンは必ず死ぬ。
というところ。
デリカシーのある人間、特に医者や科学者という立場であればここは
「残念ながらジョンが完治する可能性は極めて低いと言わざるを得ない。余命も長くは望めないだろう」くらいの表現をすべきだろう
…必ず…って…
そりゃ人間、いつかは絶対死ぬけどさ
彼の医者としての“上から目線トーク”は他でも炸裂する
「血液検査をすれば、何の毒かすぐに分かる」というカキコミが見られたが、これも素人考えはなはだしい。
「何の毒かすぐに分かる」というのが誤りだというのはわかるんだけど、“素人考えはなはだしい”…ってのはどうなのよ。
おいらも病院で「シロウトが」って言い方をされたことがあるけど、そんときゃほんとにヘコんだぜ。
ついでに言わせてもらえば彼は一介の精神科医にすぎない。
それなのになんで専門外のことについてまで偉そうに語るのか
それは彼に医者として特権意識があるからではないのか?
実際のところ外科手術のことや毒物のことに関して彼は大した説明を提示できていない。
「こたえなし」という答えに終始している
足の切断という選択肢にどれだけの勝算はあるのか?という疑問対して
彼は精神科医ではないのだ。
当然、止血処置はお手の物。
外科医が、死なないと判断している
と「外科医の適切な判断」だから間違っているわけがないと言わんばかりに片づけているが、これはそれより前の文でゴードンたちの矛盾した行動に対する世間のツッコミに対する
限界状況の人間が正常な判断ができるのか?
さて、そうした何時間後に死ぬかもしれないという状況において、人間は沈着冷静な判断と行動ができるのだろうか?
できるはずがない。
普通の人間であれば、思考停止してもおかしくない。
という反論と矛盾する。
彼の発言のバックボーンに医者としての特権意識があると考えればこの論理的な破綻にも合点がいくが…。
さらには、この人は実は専門分野でも大したことないんぢゃないかと疑ってしまう。
昨今、コミュョニケーション能力が医者のスキルとして重要視されているというけど、カウンセリングなどをする精神科医なら尚更だろう。
なのに、こんな国語能力で大丈夫だろうか?と心配になる。
実績についてもどれだけあるのか疑わしい。キューブラー・ロスの「死ぬ瞬間」の引用のところでも、自分のあつかった臨床例と関連づけて説明するのかと思いきやただの読書感想文みたいになっている。
本読んだとか、外科手術を見たことがあるとか、彼の文はそんなんばっかり(笑)。
語り口は“上から目線”でも、実際はシロウト目線の体験しかないぢゃない(笑)
いまさっき国語力といったけど、アメリカで活躍されていると豪語する彼の英語力はどうだろうか?
そして、マネキン工場でのタップとジグソウのやりとり。
その中で、ジクソウは言う。
「俺は病気だ(I am sick.)」
もちろん、「俺は、異常だ」という意味で、タップに言ったわけだが
↑「おれは異常だ」なんていってねーよ(笑)
会話はこう
『I'm'a kill you, you sick asshole!』
『Yes, I'm sick, officer. Sick from the disease eating away at me inside. Sick of people who don't appreciate their blessings. Sick of those who scoff at the suffering of others. I'm sick of it all』
タップ刑事が
「この異常者(シック)野郎が!」と罵倒したのに対して
「ああ、そうだとも、おれはシックさ、この身体を蝕む病気のせいで…恵まれていることに感謝しないヤツらや、他人が苦しんでるのを嘲笑ってるヤツらにムカつく(シック)ようになったのさ」
と答えたんだよ。
アメリカのテレビ版の予告編。
一番最後に、タイトルが読まれる。お約束だ。
そこで、なんと言っているかというと、"See, saw."と言っているのだ。
「見る、見た」である。
↑なんだそりゃ?
ここは素直に「ソウを見てくれよな!」だろ(笑)。
英語では加算名詞の前には冠詞を付ける。
映画のタイトルでも、そうである。
「The Village」「The Terminal」「The Cell」のように、「The」
がついている方が普通だ。
…っておい(笑)
だったら一度、IMDbとかで数々の映画タイトル漁ってみればいいぢゃん
冠詞のついてない可算名詞なものなんてぎょうさんあるで
こうなってくると“映画通”というのもあやしいものだ
「暗転=回想導入」というのは、映画の文法である。
それを無視すると、映画がよくわからなくなる。
だから、映画を見るとき、解釈するときは、映画の文法に従って見なくてはいけな
い。
↑そんなのみんなわかってるって(笑)
どこまで上から目線なんだか…
映画のラストは、ハッキリとさせない方が、傑作になりやすい。
「2001 年宇宙の旅」や「エクソシスト」がそうだ。
↑おいおい(笑)
だんだん正体が見えてきたぞ…
さてとどめはこれだ↓
■ アダム共犯説根拠8 なぜ、脚本家リー・ワネルがアダムを演じているのか?
アダムを演じた俳優は、「ソウ」の脚本を書いたリー・ワネルである。
彼は、俳優ではない。ど素人だ。
なんで、こんな重要な役を、素人俳優であるワネルが演じているのか?
極めて複雑な感情であり、普通の役者だとそこまで脚本を読んで、役を理解するのは大変である。
アダム役には、そこまで微妙な演技が要求されている。
脚本を一番理解しているワネルが演じるのが、一番良いのである。
なんかこれって俳優や演出家というものををバカにしてるよね
っていうかリー・ワネルはシロウトぢゃないですから
本国ではテレビを中心にタレント活動してたし、チョイ役ながら「マトリックス」とかにも出てるし、あの「ロードオブザリング」のオーディションも受けたとか。
評論家ぶるんだったら経歴ぐらい調べろよ(笑)
で、もちろんメルマガ購読を解除しなきゃ…と解除のページに行ったわけだが
「≫読者登録規約 読者登録前にお読みください」…って(笑)
だったら代理登録なんてしたらダメだろ…ってーの…
ところが解除したはずなのに、おっさん発のメルマガかその後もなぜか届く
よくよく調べたら2つもメルマガ登録されていて、1コしか解除できてなかったのだった。
で、やっと今日めでたく2つ目も解除
これで樺沢紫苑ともおさらばさ
でも、こんなの書いたから攻撃されたりして…その可能性は否定できない
この投稿を読んで「ソウ」完全解読を読んでみたいと思ったあなた
メアド入力なんて危険をおかさなくっても検索エンジンから直URLを見つけられますよ(笑)
おいらも先にそれに気付けばよかった(苦笑)
消費者がビジネスのプロである必要はない。
そしてある種の合法的手法が度を超しているかどうかはユーザーや世間の常識が判断すべきことで送り手が決めることではない。
ついでに「リストマーケティング」という言葉くらいなら知ってます。
でもそれはスペースに余裕があるのにあえてスクロールした下半分に要点を書くという詐欺的手法とは何の関係もない。
そもそも当エントリーの中心はメルマガの内容自体がクズだったということ。
彼が映画鑑賞の“ド素人”なだけでなく医者としてのコミュニケーション能力も疑わしいというのが要点。
百歩譲って彼のスパム的ビジネスが“常識的”だとしてもそれで小学生レベルの感想文の価値が増すことはない。
でも逆にもし彼の文章が素晴らしかったなら多少のことは許容しただろうし、このエントリーも投稿していない。
もっとも彼がそんな大した評論家だったら、あんな“ビジネス”する必要ないけどね。
いずれにしても「リストマーケティング」云々というのはこのエントリーへのコメントとしてはズレていると思います。
ひょっとしてタイトルと数行だけしか読んでくれてないのでは?
たとえそれがとんちんかんなものであっても強めな批判コメントをもらったりそれにレスをしたりするとネガティブな気分に陥ってしまうものなので、いいタイミングで賛同コメントいただきました。
胡散臭い人物は世の中多いのでしょうが、彼が医者でしかも精神科医だというのがコアイですね。
そもそも映画を読み取る力がないのに、そうとうに舞い上がっちゃってる人ですよね。腹の立つ文章を書く、感じの悪い人間だなぁと思いました。
この人によれば、アダムは映画のラストでジョンに「ダァーッド!」って絶叫したらしい(笑)。だから父子で決まりだ!とはじめのころは豪語してましたよ。ところが、指摘されたりなんかして、書き直したんですね。
> 結論をまとめると、「ジョン アダムの父親」説の確からしさは、20~30%くらい。
自信満々の文章は消えてしまいました。
特筆すべき語学力に、読んでいるほうが恥ずかしくなります。
> 「自分で考えなさい」
なんていうのも、上から目線はなはだしい。
お医者さんというのは、整合性を考えたり、自分の考えの確かさを検証したり、そーゆー訓練を比較的やっていると思っていましたが、樺沢紫苑にはそーゆー責任感とか羞恥心のようなものがまるでありません。不確かなことを断定的に書くのは、自分しか見ない日記帳ならいいけれど、人様に読ませるなら本当に恥ずかしい。
この人を褒める人ばかりのようで、読者のほうも情けないんですが。
私は、あなたに賛成、全面的に。あなたの方が冷静で論理的です。
ありがとう、って変ですが、ありがとう。なんだかすっきりしました。
>この人を褒める人ばかりのようで
へー、そうなんですか
実は「樺沢紫苑」は週単位でいうと一度も途切れたことがないという拙ブログの“ロングラン検索ワード”なんですが(数は微々たるものですが)、皆さんてっきり「被害者の会」だと思ってました(笑)。
ハダカの王様に違和感を感じながらヘタな発言をして浅いと思われたくない内気な映画初心者の方々がハマってしまっているんでしょうかね。
個人的には私が最初に見かけた掲示板での賞賛意見は作者の自作自演カキコではないかと疑っていますが(笑)
一番哀しいのは彼が医者だということですね。最近信じられないような上から目線のボッタクリヤブ医師にひっかかってしまったのですが、思わず樺沢氏の名前がアタマをよぎりました。
先日フォロー頂きましたが、なんとなく「こいつをもっと調べてみろ」と私のゴーストがささやいてくれました。
コメントありがとうございます。
そして情報ありがとうございます、twitterですか。
ここにきて急にまた樺沢紫苑というワードでのアクセスが増えてます。
“新作”でも出されたんでしょうか?
それともアグレッシブなtwitter活動の結果でしょうか。
ググってみると1頁目は拙ブログ以外は樺沢氏の自演ばっかりですね(笑)
御本人もここを見てくれてそうです。
やっぱりここにコメントをくれたひろひろさんもtoorisugariさんも本人っぽいですね。
まさに自演乙ってとこですね(笑)