偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

カジュアル鬼畜系・山下達郎さんに学ぶ大成功の秘訣

2023年08月27日 02時26分44秒 | ◎ツッコミ思案neo
Sくんというかつての知人のことが気になってネット検索してみた。


2 0 0 1 年に伝説のバンド●●●●●のベーシストとしてFUJI ROCK FESTIVAL に参戦。レゲエカバー・コンピレーション『●●●●●』からプロデュース業を開始。●●●●●などのメジャーアーティストのアルバムプロデュースやコンピレーションCDのプロデュースを精力的に手掛けている。自身がセルフプロデュースするユニット●●●●●は欧州で高く評価されており、今後世界での活躍が期待されている。


あら、まぁすっかりご出世なされて…
彼のこと思い出したきっかけは
小山田圭吾くんのあの騒動と
昨今の坂本龍一氏への嵐のような賞賛と
山下達郎氏に関する最近の報道。


それらのニュースがあたまのなかで
mash up して
mixed up して
水曜日のダウンタウンのようなフレーズが浮かんだ


おしゃれ音楽好きは無自覚に鬼畜説


そのSくんは当時世の中を席捲していたシブヤ系を愛聴していて
彼はよく女子たちも交えオシャレカルチャー談義をしていたが、ある時、自分の隣人についてこんなことを言っていた
「となりの部屋にさ、シンショーが住んでてさ、あいつらキモチワルイうめき声とか出すんだよ。ほんとムカつくよ」
 シンショーというのは私はその時はじめて聞いたがどうやら身体障害者ということらしい。何の補足もなしに、あたり前のように使っていたということは鬼畜用語として流通しているのだろうか。
 いろいろあってすでに彼とは距離をあけるようになっていた私は輪には加わらず、背中で聞いていたのだが、彼が席を立ったあと、たまらずひとりの女子をつかまえて、「今のあいつのはなしどう思った?」と尋ねると「ひどいなあと思った」とは答えたが、それを期に彼女たちがそいつとの接し方を変えるなどということは一切なかった。
 もしかしたら彼・彼女らは今も連絡をとりあってるかもしれない。


 さて、山下達郎氏がジャニーズ批判をしたブロデューサーを切ったとかいう報道で恩義と天秤にかけた結果だとかなんとか見出しになっていたけど、そもそも彼らはホモセクハラ(あえてこう表現しておく)やパワハラを無視することに葛藤すらないのだと思う。きっと彼らにとってそれらは算数の問題における空気みたいなものなのだ。空気抵抗はないものとする…みたいな。


 ホモセクハラ(あえてこう表現しておく)について、その軽視はきっと今も続く伝統的なものなのだろう。某リアクション芸人がアメリカの盛り場で屈強な用心棒に襲われた「武勇伝」の中に、
「え?それってつまり"掘られた"ってことだよね?」
と明らかにヤバいエピソードがあるが、それらは平気でテレビで話されているし、そもそも局もカットする気もなさげだ。
 妊娠する懸念もある女性のレイプとはわけが違うという認識なのだろう。あるいは怪我を負うような暴力とくらべら全然マシとさえ思っているかもしれない。

 小山田君はあのインタビューやそこに書かれていたことを(五輪騒動で仕事に支障が出さえしていなければ)黒歴史とは、これっぽっちも思ってなかっただろうし、それと全く同様に山下達郎氏がジャニーズ批判を排除することには葛藤は一切なかっただう。なにより彼らのファンや彼らと仕事をする人たちが彼らを応援することは平凡な日常なのだ。つまりそのシーンにいる全共犯者が良心の呵責など感じていない。オリエント急行もびつくりだ。

 ギョーカイでも有名だった(宇多丸証言)はずの小山田君のインタビューは何十年も無視され続けてきたという事実だけでも恐るべきことだ。

 さっきの元知人のインスタグラムを見たら、おしゃれ人間のインスタにありがちなレゲエアルバムのジャケット群の中に山下達郎のアルバムジャケットが数枚混じっていた。
 これは皮肉な偶然というよりも「類は友を呼ぶ」ということだろう。いやまてよ「継承」という過去から未来へと続くぶっといタテのベクトルなのかもしれない。


 弱気な善人より強気の悪人のほうが勝ちを手にできるというハナシを聞いたことがある。良心というリミッターのない天才たちが何周も先を行けたというのが日本のギョーカイの現状なんだろう。
















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