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晴耕雨読?それとも晴耕雨打?

仕事・家庭菜園・囲碁・アンネのバラ・そして旅行。結構忙しい。

ジオパークセミナー

2011年07月26日 23時02分54秒 | Geo park

今日は近辺の断層を見て回った。

まずは、網野庁舎にある高精度地震計。地下150mのところに設置してあるらしいが、見えるのはその地上部の建物だけ。地震計の波は突然上下にぶれるものを連想するが、実際の観測では地震波だけでなく台風の波による地盤の揺れなども記録されるようだ。もちろんその揺れを表す波はゆったりとした波になるとのこと。また、原因不明の波もあるようだ。

2つ目は市内の中学校に設置してあるGPS観測基準点のピラーの見学。全国約1200か所に設置してあり、これら相互の位置関係を衛星を利用して常時観測している。これはそれぞれの基準点の相対的な位置関係を知ることができる。これにより地震の前後でどれだけ地面が移動したかを知ることができる。

3つ目は丹後震災のときにあらわれた断層の見学。震災後の調査で上下にやく60㎝、左に約275㎝ずれていることがわかった。

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上下約60センチ、左やく275㎝のずれがわかる

4つ目は、今からやく2万年ほど前に数回にわたってずれた断層。これは約200m(200㎝ではない)のずれが航空写真の地形からわかり、トレンチ調査の結果少なくとも4回のずれがあったことが知られている。

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どちらも同じ写真。色の薄い部分は田んぼ、濃い部分は山。魚の背骨のような縦の線をよく見ると道路が見える。写真では細い道路だが実際は大型トラックが苦もなくすれ違えるほどの大きな道路である。右の写真は折れまがっているところがわかるように線を入れてみた。左右を見比べると面白い。


ジオパークセミナー現地見学

2011年06月14日 22時29分43秒 | Geo park

1枚目:ぱっと見るとコンクリートで固めたように見えるが、この層は砂岩層である。しかも層の一部が縦にはみ出している。「層が上の層にはみ出しているということは、どちらもまだ柔らかい層だったのかな」などと勝手な想像をすると楽しい。

2枚目:1枚目の写真と同じ場所だが、ここは砂岩層や泥岩層がきれいにしかも海に向かって潜るように傾斜している。このあたりの堆積層はほとんど同じ傾斜をしているようである。堆積層ができたあとの地殻変動によるものと考えられる。

3枚目:当地には安山岩はたくさんあるが、流紋岩は非常に狭い範囲でみられるだけである。流紋岩のかけらを3個(1~2KG)持って帰ってしまった。 ブログトップの写真(囲碁人形)の後ろに置いてある石は高校生のころ地質を見に行ったとき見つけた方解石の結晶であるが、この石を見つけた時のような気持ちになっていた。

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堆積層の異変       きれいな堆積層      流紋岩と石英脈

ここ数日、寝不足が続き日中眠い日が続いているが、石を見て回っているときだけは目がさえてくる。移動のバスに戻ると、(-_-)zzz


ジオパークガイドセミナー講座

2011年06月07日 21時51分34秒 | Geo park

夜中の3時前ふと目が覚めてしまった。今日はセミナーがあるのでなんとか寝なければ目が持たない、と思えば思うほど寝付かれずとうとう3時半ころ起きて明け方までインターネットで様々な情報を見ていた。明るくなったころ横になり少し寝たが、7時には起床。朝食後11時半ころまで畑仕事。昼食を済ませて13時にセミナー会場へ。「今日はきっと眠気に負けてしまうだろう」と先生に申し訳なく思っているうち講座が始まった。初めの15分くらいは少し欠伸が出てきたが、地質の話、岩石の話を聞いているうち、いつしか寝不足であることを忘れてしまっていた。気づいたら2時間強の講座があっという間に終わっていた。「楽しかった。やっぱり地学が好きなんだなあ」と意を新たにして帰途についた。来週は現地見学。これもまた楽しみである。


ジオパークセミナー

2011年05月21日 22時19分50秒 | Geo park

18日、19日はジオパークセミナーだった。高校時代地学クラブに所属し地質調査や天気図を書いていたが、今回40年ぶりに地質の勉強をし、現地見学をし、普段の3倍くらいの距離を歩き非常に楽しい時間を過ごすことができた。