今日は山陰海岸ジオパークガイド交流会に出席するため、湯村温泉まで行ってきた。
午前中は、但馬牛博物館で但馬牛の特徴などの説明を聞き、そのあと湯村温泉の温泉街を散策した。
但馬牛といっても他の牛とどう違うのか良く知らなかったのでが、大きな違いとしては、他地区の牛が各地の血統の良い牛と掛け合わせて良い品種の牛に改良しているのに対して、但馬牛はこれまでも現在もそしてこれからも但馬牛同士の交配で子孫を残しながら品種改良をしているという点だった。
この方法は、血族同士の交配により劣性因子が現れやすい反面、優性因子(親の性質の遺伝)が強くなることで、良い種をつくっているとのことだった。
牛の話一つといっても、顔つき、体つきなどに特徴があると聞き、なかなか面白かった。
湯村温泉の散策では、温泉が湧く地域と湧かない地域が谷を境にはっきりと分かれており、その原因は温泉源となっている断層があるかどうかと言うことだった。
荒湯では、生卵を受け取り温泉玉子をつくった。
さらに、私的に面白かったのは、温泉の熱湯と水を使った発電である。
発電と言っても、上記を利用してタービンを回す地熱発電ではなく、熱湯と冷水の温度差を利用することで発電するのである。
具体的には、1本のペットボトルに温泉の湯をもう1本のペットボトルに水を入れ、2本のペットボトルの間にペルチェ素子という半導体を挟んでてひっつけるだけである。
非常に興味深い実験だった。
ここにもその記事があった。
http://blogs.yahoo.co.jp/qetrrjrk/GALLERY/show_image.html?id=47070975&no=0
動画は↓
http://twitpic.com/cz3jmn
その後杜氏館と夢千代像を見学して昼食となった。
午後は、交流会である。
テーマは「ジオガイドの活躍の場を増やすための方策」である。
参加者がそれぞれ10人ずつのグループ6班に分かれて、それについて活発に約2時間半の意見交換をした。
どこのジオサイトも同じような悩みを抱えているらしく、グループを問わず、集客の問題、経費の問題、ガイドのスキルや人員の問題など、同じような意見が出されていた。