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ママ研究者~人生まだまだこれから~

製薬会社で新薬開発に挑む研究者。2人の息子(6&0歳)がいます。ママ研究者(今は臨床系)、日々の思いを綴ります!

欧州リウマチ学会

2009-06-18 23:25:15 | お薬、疾患、健康
欧州リウマチ学会というのが、コペンハーゲンで開かれていることを、日経メディカルの記事で知りました。

私が印象的だった記事は、寛解の指標とされているDAS28<2.6を満たしていても、疲労感を感じる患者さんが6割もいるという記事。この疲労感の要因としては、痛みや不眠、精神面、薬による不快感などが挙げられています。

風邪が蔓延してます。

2009-04-18 19:12:48 | お薬、疾患、健康
この4月、周囲に風邪が蔓延しています。

私の周囲では、
・熱はないけど、喉痛&気管支&咳が出る。
・喉痛から、高熱がでる。
・インフルエンザ
・おなかの風邪
などが表れています。私の居室の並びも、自分、または家族が風邪を引いたという
人が8割くらい占めてます。

毎年、冬よりも、春の方が風邪引きが多いような気がするのは気のせいでしょう
か?

我が家では、夫、私と次々に風邪を引きました。
絶好調だった息子は、先週から、やや怪しい。保育園の呼び出しもありましたが、なんとか金曜日まで乗り切りました。

今日は朝からぐったりです。「おなかと頭が痛い」とのことで、朝は4回程、軽めに嘔吐。
いつもものすごく食べるので、おなかがパンパンに出ているのですが、そのお腹も、すっかりぺったんこです。

この土日は、私が友人の披露宴だったり、夫の資格試験の模試だったり、いろいろ忙しいのですが、夫婦力を合わせて、お互いの時間を作りながら、子供を看病しています。

今日は、動物の投与で休日出勤だったのですが、サポーターさんに助けてもらいました(感謝)。

疲れているときは、寝るに限る。

2009-04-04 15:49:52 | お薬、疾患、健康
このところ、やや疲れが溜まってました。
 仕事のペースが速かったこと、
 軽く風邪をひいたこと、
 残念な出来事が重なったこと
などが原因だと思われます。咳が出るのと、首が痛くて回らない。

上記の残念な出来事とは、親しい友人から、それぞれ別々に、解雇された、と連絡が入ったこと。うち一人は、大手メーカーからベンチャーに1年前に転職。小学1、2年生のお子さんを抱えながら(最も大変と言われる時期ですよね。)、頑張ってらっしゃってて、かなり勇気をもらってました。

どちらもとても優れた方なのですが、景気の波に逆らえなかったようです。そのベンチャーは、優れたアイディアと技術開発力を持っていながら、営業力のなさと、景気の悪さが重なって、資金繰りが立ち行かなくなったようです。科学の発展も、景気に左右されるのかぁと、なんだかショックでした。

そんなこんなで、肉体的&精神的にちょっと疲れていたのですが、疲れているときは、やっぱり、寝るに勝る良薬はありませんね。つい、甘いもので血糖値を上げることで、疲れを解消しようとしがちなんですが。

さっきも、子供が遊んでいる中、つい昼寝をしてしまいました。起きてみたら、横で子供がいつの間にか、一緒に寝ていて・・・

さらに、私のおでこに冷えピタが貼ってありました。体調悪いから治してくれようとしたんですねー。なんか感動。やさしーな。

昼寝していた時間はおそらく20分くらいなんですが、首の痛みがかなり緩和されてました。咳も鎮静。そして、何より、気分もすっきりん。やっぱり寝る力ってすごいなと思った次第。

メンタルで体を壊す方の多くは、「眠れない」ということから症状が悪化することが多いようです。眠れないから、精神的・肉体的に疲れがとれない→さらに眠れない という負のスパイラルに陥るのだそう。

良質な睡眠は、軽視できませんね。

YOGAとラジオ体操

2009-03-30 07:17:35 | お薬、疾患、健康
最近、肩こりがひどい。運動不足が原因というのは明らかなのですが。。。しかし、あんまり運動する時間がとれないので(今は、夫の勉強時間の方が、重要なので。)、育児をしながら、隙間時間に意識的に運動することにしました。

で、最近、その良さに目覚めたのが、

ヨガ  と  ラジオ体操。

ラジオ体操は、様々な箇所を効果的にのばしたりできる運動の中で、ほぼ完璧に記憶している唯一の運動です。真剣にやると決行疲れるんですね。次の日、やや筋肉痛になったりして(笑)。

ヨガも、とても効果的です。ゆっくりと時間をかけて、筋を伸ばしていくのって大事なんですね。(これまで、激しい運動ばかりやってきたので、どうも、スローなのは苦手でした。)

ヨガは、Shiva Reaさんという方の、Prenatal Yogaをやってます。
妊婦の時に買ったのですが、そうでない時にやっても、十分です。シンプルな動きがよい。Shiva Reaさんが、とっても素敵なのです♪

ノートパソコンをやや高めの位置に置き、DVDを再生すると、見ながら動作を行いやすいことに気がつきました。(テレビだと、下目線になるし、子供がアンパンマンを見たがるので。)。

体を動かすと、肩の調子もいいし、内側からキレイになった気がします。いつまで続くかはわかりませんが、がんばりまっす♪

来週は学会。大阪。

2009-03-05 22:12:57 | お薬、疾患、健康
上司の許可を頂いて、来週は学会に行くことにしました。

神経免疫学会です。
大阪です。この学会、私は初めてなのですが、同僚によると、こじんまりとした学会だそうです。小さめの学会の方が、あれこれ目移りせず情報収集できるので、個人的には結構好きだったりします。

今度は、作戦B(夫の実家に子供を預け、夫は実家から出社)決行予定。(夫は遠距離通勤なので、保育園の送り迎えをするためには、遅刻、早退をしないと不可能なので。)ちなみに、夫の通勤時間は、我が家からと、実家からと、でほとんど一緒なのです。

NMOなど、日本がリードする研究分野での最新情報もとても期待してます。
あと、最終日の最後に開かれる神経免疫疾患ケーススタディーというのも、かなり興味深いです。

 発症に免疫学的機序が想定される症例、神経感染症の症例、診断、治療に難渋した症例、新たな治療戦略が奏功した症例等を募集します。コメンテーターの意見を基に、討論します。

研究の最新の情報と、治療や診断の現場の声を、しっかりキャッチしてきたいです。

このブログをご覧の方で、参加なさる方とかいるのかしら・・・?

ドラッグ・ラグ

2009-02-13 20:31:11 | お薬、疾患、健康
前にエントリーした医薬ジャーナルの新薬展望2009を読んでて、ドラッグラグについて考えてみました。

ドラッグ・ラグという言葉、最近はよく耳にするようになってきました。海外で承認されているのに、日本で承認されていない薬って、すごくたくさんあるのです。(もちろん、その逆もありますが、日本で承認されていない薬の数の方が圧倒的に多い。)

海外で承認されてから、日本で承認されるまでの期間がドラッグ・ラグとして算出されているのですが、平均、4年間と言われてます。

ドラッグ・ラグは、
 1)臨床開発に着手するまでの期間の遅れ
 2)臨床開発に要する時間の遅れ
 3)厚労省やPMDA(医薬品医療機器総合機構)が審査に要する時間
の足し算として計算されています。
ただ、審査体制を強化したり、国際治験の推奨により、これらの期間は、少しずつですが、改善方向に向かっています。

しかしながら、忘れてはならないのは、「ドラッグ・ラグ」が、「開発に着手された医薬品」のみを対象に計算されていること。つまり、「開発する予定のない薬」というのは、ここには含まれていないのです。

なぜ、開発に着手できないかは、おそらく、
・予算がない。
・開発しても、利益が見込めない。(マーケティング上の問題)
などが挙げられると思います。

真のドラッグラグを、いかに解決するかを考えることは、とても大事な問題ですね。

今日は時間がないので、このくらいにしますが、時間ができたら、ブログ内でとりあげていきたいと思います。

フォーラム

2008-12-17 22:50:36 | お薬、疾患、健康
先週の土曜日は、多発性硬化症フォーラムというのに参加してきました。業務ではなく、個人的な参加です。

フォーラムの参加者500人のうち、の4分の3は、患者さんとそのご家族で、残りの4分の1が医療関係者や製薬関係者だそうです。

2つの会場で、学術的な講演と、患者さん向けの講演の2つが同時進行でした。最後に、5人の専門医による総合討論がありました。新薬が必要とされていること、そして、患者数の少ない疾患の治験などの難しさなどを改めて痛感しました。

MSキャビンの代表で、この疾患を15年間患ってらっしゃる中田郷子さんが、冒頭で、「医療関係者や製薬関係者のみなさま、この疾患に興味を持っていただいて、本当にありがとうございます。」とおっしゃったとき、もう本当に涙が出そうになりました。

彼女に勇気づけられている患者さんは、本当に多いと思います。薬も大事だけど、それ以上に、「人」の力は大きい、と感じました。

ジスロマックの半減期

2008-11-26 09:43:39 | お薬、疾患、健康
1日1回、3日間飲めば7日間効き目が有効、というジスロマックの気になったので調べてみました。

日経メディカル
予想通り、血中半減期は60~80時間と極めて長いようです。
同じマクロライド系のクラリスの半減期、6時間と比較しても、この長さはすごいです。

ただ、記事にもあるように、長い血中半減期ゆえ、副作用が生じた時の対処も難しくなります。半減期が短ければ、投薬を中止すれば良いですが、本剤のように血中滞留時間が長い薬剤は、投薬を中止しても薬を体内から除くことができないからです。

ただし、当然のことながら、マクロライド耐性マイコプラズマなども出現しているようです。薬の進化に併せて細菌もどんどん進化していくんですよねー。はぁっ~。

どうやらマイコプラズマらしい・・・

2008-11-26 09:10:30 | お薬、疾患、健康
風邪気味のため、3連休はのんびり過ごしていた訳ですが、連休最終日の夜中に、いきなり悪寒。あっという間に38℃超まで発熱。

火曜の朝も相変わらず高熱。節々は痛いし、「ひょっとしてインフルエンザ?」とちょっぴりびくびく。
(夫は早朝に出勤したので)フラフラしながら保育園に子供を送った後、出勤して1時間ほど仕事をしました(勤怠上は有休扱いにしました。)。
派遣の方への仕事の指示、細胞のお世話、チームメンバーへ実験結果のFBが遅れるというメール、コラボ先へのサンプルの発送などなど。いろいろな方と関わりながら仕事をしているんだなぁと改めて感じさせられました。

この時点で「歩くのももう無理!」くらいの最悪の状況だったのですが、なんとかふんばって、病院へ。連休明けの病院、激混みでした。最低1時間半待ちとのことなので、一旦自宅に帰って、2時間お昼寝。再び12時に受診しに来ました。

医師曰く、「インフルエンザ、よりも、マイコプラズマの症状っぽいね。」とのこと。
確かに、ここ1ヶ月くらい、息子の保育園でずーっとマイコプラズマが流行中です。息子も3週間くらい前にかかっていました。マイコプラズマの検査は、血液検査で、結果が出るのに数日間要するらしく、「検査するよりも、マイコプラズマにも効く抗生剤を処方しましょう。それで効かなければ、また受診してください。」と。

マイコプラズマに効くという「ジスロマック」を処方してもらいました。前回の子供の発熱の時も処方してもらったのですが、この抗生剤、1日1回で良いのです。さらに、3日間連続で飲むと、その後、7日間効き目が持続するという優れもの。血中半減期が長いということなのでしょうか。何はともあれ、1日1回で良いというのは、飲み忘れなども含めて、患者さんにとって嬉しい製剤設計だなぁと思いました。(併せて、咳止めのアスベリン錠、解熱鎮痛のロキソニン、あと、セレスタミン/メジコン混合シロップも処方。)

おかげさまで、今日は平熱に下がりました(ロキソニンはやっぱ良く効くなぁ)。まだちょっと節々が痛く、フラフラしますが、昨日と比較すると雲泥の差で、思った以上に回復も早そうです。今日は、有休を頂いたので、安静にして過ごそうと思います。息子が元気なのが幸いです。

第13回アジア太平洋リウマチ学会

2008-10-05 10:02:51 | お薬、疾患、健康
日経メディカルに、アジア太平洋リウマチ学会の記事が記載されていました。

TNFα+MTXが治療のスタンダードになりつつあり、今後求められるのは、TNFα抵抗性の患者さんに有効な治療法であることが、明確に伝わってきます。

興味深い記事をピックアップ。

大量白血球除去療法
 個人的には、薬剤以外の治療法に対する情報収集もしておきたいところ。

作用機序の異なる様々なバイオロジクスの開発。
 TNFα、IL-6(アクテムラ)、IL-1、CD20(リツキサン)以降も続々登場なのですね。
個人的には、IL12/23の抗体や、IL17の効果がどうでるかがとても気になります(乾せんでは、IL23/IL12著効だったとの記事を目にしましたから。)Th17が悪者だとすると、IL17や、IL23ブロックは期待できそうな気がします。

この学会、参加してみたかったなぁ。
1年前は、自己免疫疾患に関して知識はほぼ皆無でしたが、最近は、こうした記事もだいぶ理解できるようになってきました。
少しは、自分も進歩していっているということでしょうか。。。