若い頃、夏になると千葉外房の岩場の海へ行き
3メートルも潜れば天草がいっぱいでした
素人がちょこっと天草をつんでも怒られませんでした
海女さんに天草の乾燥の仕方を教わりました
洗って干してを、何日もかけて繰り返します
赤紫色が白っぽくなってから、乾燥させ保存です
食べる時はグツグツ煮て、布で汁をこします
ゆで汁の具合で、寒天の固まる硬さがちがいます
固めより少しソフトが 市販品と違う寒天になります
クマの勘が頼りです
タッパなどに流して固めて 寒天が出来上がります
同じ天草を煮かえして数回、寒天が作れます
後になるほど、キラキラ美しい寒天になります
夏の暑い時に時間をかけて作り 冷やして食べる
あの手作り寒天の美味しさは 忘れられません
残念ながら何十年、クマの手作り寒天は食べていません
もう一つ、透き通って奇麗な食べ物は
葛切りです
これは、歯ごたえが全く違いますし
一番の違いは
寒天は、ノンカロリー
葛切りは、でんぷんなので カロリーあります
100均の黒蜜を買い置きしているので
今日は朝から 葛切りを食べてます
白いお皿では、透明の美しさが解りませんが
お箸で持った葛切り越しに 外を見れば
青い空が見えます
不思議なほど 透明で 奇麗な食べ物
寒天と葛切り でした