蒸し暑い日と肌寒い日とが交互に来る毎日に、
少々疲れ気味な感じですが、
今日は第11回エース杯の予選試合の1つをお送りします。
決勝を差し置いて予選の試合を公開する理由は、
恐らく読めば直ぐに分かる筈です。
----
予選第3試合 (AZOTH、NOIR《プリオン》、にゃむ、KOZYA)
エース杯優勝経験を持つAZOTH、
SDBではベスト4に上がった経験を持つにゃむとKOZYA、
そして津田沼大会はSDB24以来というプリオンの4人が激突したこのブロック。
実はこの試合、序盤から終盤まで全く予想外の試合展開となったのである。
<<<試合開始>>>
マップは博物館(朝)、北東スタート。
《天女の羽衣》の詠唱の無い中、
実況の霧沢は、にゃむの開幕の手札を見て思わず絶叫する。
「ちょっ…!」
そんな中次の祠に先回りしたAZOTHは、
《ワルキューレゼロ》+手札白2で祠の守りを固め、
鍵を取りに行ったのはKOZYAは、
何と《アーミーアント》を配置。
いきなり「重い」配置デッキ用のモンスターの登場に沸きあがるギャラリー。
だがこれは衝撃の展開の序章に過ぎなかったのである。
ターンが終わり、
さてホルダーターン開始と思われた直後、
メインスクリーンにINFOが表示される。
『メイドラマイマイの能力で、
マスの色が変わる』
そして選ばれた色は――『青』!
そう、霧沢の絶叫の原因は、
にゃむの手札に握られた《メイドラマイマイ》だったのだ。
まさかの展開に動揺を隠せない「蟻使い」KOZYAは、
にゃむの《メイドラ》連打と白事故のお陰で身動きが取れず
結局少し歩いてから最初の《アーミーアント》のマスに引き返さざるを得ない。
早くも泥試合の予感である。
さて手札が白3枚というKOZYAに攻め込んだのは、
霧沢をも絶叫させる『青の洪水』を引き起こしたにゃむ。
《破壊の業火》が禁止されているレギュレーションの中、
前ターンのうちに《クインセクト》で歩いた上に青マスを増やし、
更に《エイイアン》で飛んで侵略戦闘となれば、
出てくるものは1つしか無い――上昇値30の《ネプチューン》。
KOZYAの支援が《威圧のオーラ》だったこともあり、
難なく鍵を奪うことに成功したにゃむ。
しかしその間にAZOTHは手札を黄1青1緑1白2とし、
徹底防戦の構えを見せる。
「無理!絶対無理だから!」とAZOTHが悲鳴を上げる中、
にゃむは《天女》の力を借りて祠へ。
手札が青1枚のにゃむの侵略モンスターは――またしても《ネプチューン》!
しかし支援が無かった為に、AZOTHの支援《ハコリス》に壮大に避けられてしまうのだった。
幸運にも鍵を手に入れたAZOTHは、
手札を整理して青2白2として、
まずは祠1つ目を獲得。
配置デッキ2体が飛び交う中、
ひとまず1歩リードを取ることに成功する。
迎えたチェイサーターン。
にゃむに壮大にオーバーキルされたKOZYAがライフアウトする中、
ここまで静観を続けていたプリオンが動く。
その侵略モンスターは――まさに必殺技ともいうべき《リンリン》。
逆転に賭けてAZOTHは《かすめ取り》を使うが、
ここは空振りに終わった。
漸くホルダーとなったプリオン。
にゃむが先回りをしただけだったということで次の祠はから。
プリオンは《現世の歩兵》で進路を塞ぎながら第1の祠に辿り着き、
《現世》で18/18となった鬼ブルを配置。
手札も赤緑としてチェイサー達を迎え撃つ。
マップが昼に変わり、
『青の洪水』もひとまず元通りとなって迎えたチェイサーターン。
青マスが減って火力が大幅ダウンとなったにゃむが先回りする中、
戦闘を挑んだのはAZOTH。
《マーメイド》+支援《名刀の刃紋》でプリオンの支援《ハコリス》を一刀両断にし、
鍵を奪い返すことに成功する。
にゃむが再び『青の洪水』を引き起こしたこともあり、
事故を起こさずに祠に行けるかどうかに注目が集まるホルダーターン。
しかし『無属性移動の化身』AZOTHは女神2枚とケルピー1枚の力を借り、
『無属性移動』の力を存分に見せつけつつ2つ目の祠を獲得。
手札に白を残し、配置は――手札が無いということで少々頼りなげな《天使長クリオラ》だ。
祠横のにゃむとKOZYAの戦闘一番勝負という趣きのチェイサーターン。
ここはKOZYAが勝負を降りてにゃむが戦闘を挑む。
現れたのは――今回3度目となる《ネプチューン》。
AZOTHは《トリックスター》で抵抗を試みるが――無支援が相手ではオーバーキルすら防げないのだ。
そしてターン終了と共にKOZYAの《ディスプレイス》で《ゴクーゾ》が増え、
更に《メイドラマイマイ》の効果で『青の洪水』が発生。
但し今度のは『複製』で《メイドラ》を拾ったKOZYAが引き起こしたものである。
ここで祠を取れば2位以内に入れるチャンスのあるにゃむ。
残り5分ということで是非祠に着きたいところだが、
予定外の『青の洪水』を食らったせいか身動きが取れない。
結局少しだけ進んだところで《ネプチューン》配置、手札青白で止まってしまう。
誰もがこのまま時間切れになると確信したであろうチェイサーターン。
KOZYAが諦めて『仕込み』を始め、
プリオンが《メガジョー》+手札黄赤白で祠の守りを固める中、
既に入城にリーチのかかっているAZOTHが攻め込む。
そして――、
「プリオンさんごめん!」
AZOTHの侵略、《セラフィー・ルカ》+支援《光の盾》。
<<<試合終了>>>
祠1つ周れるかどうかの『泥試合』になると予想されたこの試合は、
最後にAZOTHが《光の盾》の113%反射を決め、
《セラフィー・ルカ》の力で入城という劇的な結果となった。
そんな試合の盛り上げに一番貢献したのは、
間違い無く『ネプ様』デッキで参戦したにゃむだろう。
壮大に配置と青マスを増やし、
壮大にオーバーキルを決め、
そして壮大に避けと反射を食らうその姿は、
ギャラリー達にアヴァロンの楽しさを再認識させる結果となった。
<<<最終結果>>>
1位: AZOTH (無属性移動)
2位: プリオン (メガジョー・デック・ウインズ)
3位: にゃむ (ネプ様)
4位: KOZYA (アーミーアント)
少々疲れ気味な感じですが、
今日は第11回エース杯の予選試合の1つをお送りします。
決勝を差し置いて予選の試合を公開する理由は、
恐らく読めば直ぐに分かる筈です。
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予選第3試合 (AZOTH、NOIR《プリオン》、にゃむ、KOZYA)
エース杯優勝経験を持つAZOTH、
SDBではベスト4に上がった経験を持つにゃむとKOZYA、
そして津田沼大会はSDB24以来というプリオンの4人が激突したこのブロック。
実はこの試合、序盤から終盤まで全く予想外の試合展開となったのである。
<<<試合開始>>>
マップは博物館(朝)、北東スタート。
《天女の羽衣》の詠唱の無い中、
実況の霧沢は、にゃむの開幕の手札を見て思わず絶叫する。
「ちょっ…!」
そんな中次の祠に先回りしたAZOTHは、
《ワルキューレゼロ》+手札白2で祠の守りを固め、
鍵を取りに行ったのはKOZYAは、
何と《アーミーアント》を配置。
いきなり「重い」配置デッキ用のモンスターの登場に沸きあがるギャラリー。
だがこれは衝撃の展開の序章に過ぎなかったのである。
ターンが終わり、
さてホルダーターン開始と思われた直後、
メインスクリーンにINFOが表示される。
『メイドラマイマイの能力で、
マスの色が変わる』
そして選ばれた色は――『青』!
そう、霧沢の絶叫の原因は、
にゃむの手札に握られた《メイドラマイマイ》だったのだ。
まさかの展開に動揺を隠せない「蟻使い」KOZYAは、
にゃむの《メイドラ》連打と白事故のお陰で身動きが取れず
結局少し歩いてから最初の《アーミーアント》のマスに引き返さざるを得ない。
早くも泥試合の予感である。
さて手札が白3枚というKOZYAに攻め込んだのは、
霧沢をも絶叫させる『青の洪水』を引き起こしたにゃむ。
《破壊の業火》が禁止されているレギュレーションの中、
前ターンのうちに《クインセクト》で歩いた上に青マスを増やし、
更に《エイイアン》で飛んで侵略戦闘となれば、
出てくるものは1つしか無い――上昇値30の《ネプチューン》。
KOZYAの支援が《威圧のオーラ》だったこともあり、
難なく鍵を奪うことに成功したにゃむ。
しかしその間にAZOTHは手札を黄1青1緑1白2とし、
徹底防戦の構えを見せる。
「無理!絶対無理だから!」とAZOTHが悲鳴を上げる中、
にゃむは《天女》の力を借りて祠へ。
手札が青1枚のにゃむの侵略モンスターは――またしても《ネプチューン》!
しかし支援が無かった為に、AZOTHの支援《ハコリス》に壮大に避けられてしまうのだった。
幸運にも鍵を手に入れたAZOTHは、
手札を整理して青2白2として、
まずは祠1つ目を獲得。
配置デッキ2体が飛び交う中、
ひとまず1歩リードを取ることに成功する。
迎えたチェイサーターン。
にゃむに壮大にオーバーキルされたKOZYAがライフアウトする中、
ここまで静観を続けていたプリオンが動く。
その侵略モンスターは――まさに必殺技ともいうべき《リンリン》。
逆転に賭けてAZOTHは《かすめ取り》を使うが、
ここは空振りに終わった。
漸くホルダーとなったプリオン。
にゃむが先回りをしただけだったということで次の祠はから。
プリオンは《現世の歩兵》で進路を塞ぎながら第1の祠に辿り着き、
《現世》で18/18となった鬼ブルを配置。
手札も赤緑としてチェイサー達を迎え撃つ。
マップが昼に変わり、
『青の洪水』もひとまず元通りとなって迎えたチェイサーターン。
青マスが減って火力が大幅ダウンとなったにゃむが先回りする中、
戦闘を挑んだのはAZOTH。
《マーメイド》+支援《名刀の刃紋》でプリオンの支援《ハコリス》を一刀両断にし、
鍵を奪い返すことに成功する。
にゃむが再び『青の洪水』を引き起こしたこともあり、
事故を起こさずに祠に行けるかどうかに注目が集まるホルダーターン。
しかし『無属性移動の化身』AZOTHは女神2枚とケルピー1枚の力を借り、
『無属性移動』の力を存分に見せつけつつ2つ目の祠を獲得。
手札に白を残し、配置は――手札が無いということで少々頼りなげな《天使長クリオラ》だ。
祠横のにゃむとKOZYAの戦闘一番勝負という趣きのチェイサーターン。
ここはKOZYAが勝負を降りてにゃむが戦闘を挑む。
現れたのは――今回3度目となる《ネプチューン》。
AZOTHは《トリックスター》で抵抗を試みるが――無支援が相手ではオーバーキルすら防げないのだ。
そしてターン終了と共にKOZYAの《ディスプレイス》で《ゴクーゾ》が増え、
更に《メイドラマイマイ》の効果で『青の洪水』が発生。
但し今度のは『複製』で《メイドラ》を拾ったKOZYAが引き起こしたものである。
ここで祠を取れば2位以内に入れるチャンスのあるにゃむ。
残り5分ということで是非祠に着きたいところだが、
予定外の『青の洪水』を食らったせいか身動きが取れない。
結局少しだけ進んだところで《ネプチューン》配置、手札青白で止まってしまう。
誰もがこのまま時間切れになると確信したであろうチェイサーターン。
KOZYAが諦めて『仕込み』を始め、
プリオンが《メガジョー》+手札黄赤白で祠の守りを固める中、
既に入城にリーチのかかっているAZOTHが攻め込む。
そして――、
「プリオンさんごめん!」
AZOTHの侵略、《セラフィー・ルカ》+支援《光の盾》。
<<<試合終了>>>
祠1つ周れるかどうかの『泥試合』になると予想されたこの試合は、
最後にAZOTHが《光の盾》の113%反射を決め、
《セラフィー・ルカ》の力で入城という劇的な結果となった。
そんな試合の盛り上げに一番貢献したのは、
間違い無く『ネプ様』デッキで参戦したにゃむだろう。
壮大に配置と青マスを増やし、
壮大にオーバーキルを決め、
そして壮大に避けと反射を食らうその姿は、
ギャラリー達にアヴァロンの楽しさを再認識させる結果となった。
<<<最終結果>>>
1位: AZOTH (無属性移動)
2位: プリオン (メガジョー・デック・ウインズ)
3位: にゃむ (ネプ様)
4位: KOZYA (アーミーアント)