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転生の宴

アヴァロンの鍵対戦会「一番槍選手権」を主催するNishiのブログ。最近はDIVAとDBACのプレイが多めです。

津田沼第11回エース杯レポート(準決勝第1試合)

2008-06-18 01:22:35 | 大会
昨日は午後から渋谷入り。
ニコリ用のパズルの原稿を郵送したり、
噂のロードオヴヴァーミリオンを見たりした後、
吉祥寺でレベル上げをして帰路に就きました。

という訳で今日はエース杯レポートの2回目、
準決勝第1試合の様子をお送りします。
「拘りデッキ」のぶつかり合うこの試合は、
入城ラッシュの予選とは大きく異なった展開となりました。

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準決勝第1試合(ピッチュと遊ぼ!《コバ》、年年歳歳花相似《ねんねん》、ゼロ、MIRA)

予選5試合が終了して準決勝に駒を進めるプレイヤー8人が決定。
その第1試合は前回第10回の覇者ゼロを、
エース杯、というか津田沼での初優勝が懸かっている3人が迎え撃つ展開に。
特に「この日の為に予定を変更した」というコバは、
予選の勢いもあって気迫十分だ。

直前のエキシビジョンの結果をAO.が嘆く中、
試合開始の合図が打ち鳴らされた。

<<<試合開始>>>

マップは試練の塔(夕方)、北東スタート。
競技会のお約束の《天女の羽衣》は唱えられず、
代わりにMIRAが《冥主の城》を詠唱。
その間にゼロが鍵を取るが、
次の祠には早くもねんねんの《チャイレン》が登場。
そしてMIRAとコバはその横で待機という立ち上がりとなったのだが、
これがとあるプレイヤーにとっての災難の始まりとなるのである。

さて手札に青緑を抱えたねんねんの祠待ちを崩し、
リードを取りたいゼロだが、
数歩移動した直後…、

「間違えた!」

どうやら移動ルートを間違えてしまった様だ。
暫く悩んだ末、ゼロは《現世の歩兵》を置き、そして…、

「コバさんごめん!」

丁度進路上で裸で立っていたコバに突貫。
《現世》で強化された《アサシン》が、
無防備なコバを吹き飛ばしたのだった。

これでチャンスを得たのが、
ゼロの真横、祠の中央で待ち構えていたねんねん。
コバが身動き取れず、MIRAが迫る中で戦闘1番を取り、
出て来たのは――勿論《チャイレン》だ。

この時点でゼロの手札は黄1枚。
ならば避けは来ないとねんねんは《フェレット》を付加。
ゼロは《グリゲーター》で耐えようとするが――《チャイレン》の攻撃値上昇の前に膝を折ることとなった。

こうなってしまえばあとはねんねんのターン。
配置数を増やしつつ手札を整理して黄青赤とし、
まずは祠1つ目一番乗りとなった。

迎えたチェイサーターン。
ねんねんの独走許すまじと3人が飛び込む。
1番を取ったMIRAの侵略は《鉄の竜》――そう、開幕の《冥主の城》はこの《鉄の竜》の2回攻撃の為の布石だったのだ。
これに《ヤドカリン》を付けて最悪即死勝負に持ち込もうというMIRAだが、
そこに無情にも突き刺さるねんねん2枚目の《フェレット》。

MIRAがライフアウトする中、
2番手ゼロの雪辱を賭けた侵略戦闘が始まる。
その侵略、《ジラコバルト》+支援《フェレット》に対し、
ねんねんの支援は――無し。

先程の裸狩りが祟ってコバがライフアウトする中、
鍵を取り返したゼロがホルダーターンを迎える。
《ブルーザガ》の恩恵で手札に白2枚を残したまま、
1つ目の祠を獲得したゼロの配置モンスターは――何と《キャッスルカノン》だ。

10分経過の表示の中、
このユニークな防衛モンスターに挑んだのは、
文字通りの「逆転」を目指すコバとMIRA。
1番手コバの侵略は、《千年の王》+支援《トリックスター》。
攻撃値的には十分であったのだが――悲鳴を上げたのはコバの方であった。
ゼロの使った支援は何と《道化師の呪い》で、
その効果でキャッスルカノンが耐久値45の「不沈要塞」となってしまったからだった。
この「道化師の偉い人」の奇策を前に、
「支援を使わなければ勝ててたのか!」と嘆いた時には後の祭りだった。

そして2番手MIRAの侵略モンスターは、特に仕込みの無い《仙龍》。
これを見てゼロは《アンデッドソード》で凌ごうとするが、
そこに狙い澄ましたMIRAの《かすめ取り》。

「あいたたたたたっ!」

今度はゼロが悲鳴を上げる番であった。

ライフアウトの関係上、
逆転の為には祠2つ獲得がほぼ絶対条件のMIRA。
しかし目的の祠には、
先程の敗北から立ち直ったねんねんの《チャイレン》が、
手札赤で待ち構えていたのだった。
この新たな「要塞」の前にMIRAはソリューションを見出せず、
《ピノ》+手札黄で立ち往生してしまう。

この機を逃さず逆転の足がかりとしたいコバ。
しかし《天女の羽衣》を唱えたコバが飛んだ先は、
MIRAのいるマスではなく目的の祠横。
肝心な勝負所で痛い停滞だ。
一方のゼロもここは無理せずに祠横に付け、
その間にねんねんは《ユキ・ダルマン》を置いて手札を赤2緑1に。
ひとまずMIRAは1ターンの猶予を得たものの、
祠の守りはより厳しいものとなってしまったのだった。

残り時間が5分を切り、
逆転の為には祠2タテをしなければならないMIRA。
意を決して祠の《チャイレン》に《ナイトキャット》で挑むが、
有効な支援を付けることが出来ない。
勿論ねんねんはしっかりとソリューションを用意していた――ねんねんの支援、《クマゴロウ》。

これでねんねんが祠2つ獲得か、
と思われたがねんねん自身も祠横ということで、
MIRAは祠から吹き飛ばされていたのだった。
これを見てコバは再び《天女》を唱え、
MIRAのいるマスへ。
しかし貴重な時間は祠横のゼロの「牛歩」によって、
容赦無く削られてゆく。
このまま祠入りが無ければ2位以内が確定するゼロにとっては当然の戦法だが、
コバにとってはこれほど重苦しい時間は無いだろう。

この「牛歩」でほぼ逆転の目が無くなったコバだが、
それでも何とかして祠を1つ取って一矢報いたいところ。
しかし肝心なところで手札は配置越え要員を与えてくれず、
結局祠横で待ち構えていたゼロの《シータンク》に激突。
漸く現れたコバの「嫁」、《エンゼルピッチュ》がゼロをライフアウトに追い込んだところで、
校長の試合終了宣言が為されたのだった。

<<<試合終了>>>

予選とは対照的に20分で祠2つという「泥試合」となったこの試合。
結局ライフアウトの差でねんねんが1位、
ゼロが2位という結果となった。
《鉄の竜》を揮うMIRA、《ピッチュ》と共に大会制覇を目指すコバは、
準決勝で涙を飲むこととなった。

<<<最終結果>>>

(括弧内はデッキタイプ)

1位: ねんねん (チャイレン)
2位: ゼロ (道化師の偉い人)
3位: MIRA (鉄の竜)
4位: コバ (ピッチュは俺の嫁)