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住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

つくしちゃん

2010-06-18 08:27:10 | 我が家の庭


我が家の庭より育っていったシジュウカラの子供。
我が家でのネームは「つくし」ちゃん。

その成長過程を常に観察していた娘の、その顔を覚えている!? というわけではないと思いますが、娘がそっと近づいていったら、あれ?手に乗ってきた。
しかしその子供、よく見るとくちばしの上の部分がない。

「野生でしっかり生きていけるのだろうか?」
娘は心配でたまらない。

この写真は5月の上旬。
その後、どうしたんだろうか?

我が家の食卓には、香辛料と一緒に、いつでも観察できるよう、双眼鏡が置いてある。

家に居ながら、バードウォッチング! なのである。

=戸田晃建築設計事務所=

浮遊

2010-06-16 09:10:45 | 我が家の庭


72候 梅子黄(うめのみきなり)
我が家の梅の木。そういえば、今年は実がならなかったな~なっても5,6個なんですけどね。

雨上がりの中庭を2階テラスより見る。

水面より海底を覗いている様にも思えてくる。



眺めている自分の気持ちは水の中のように、ふわふわ浮遊している。

小さな我が家の庭でもこの頃は、それこそ刻一刻と変化する感じ。

=戸田晃建築設計事務所=

ほぼ花

2010-06-15 10:37:05 | 我が家の庭


6月5日頃のショウマの花です。

たぶん鳥足升麻 (とりあししょうま)は雪ノ下(ゆきのした)科。細くて丈夫な茎のことを鳥の足にたとえた。

キンポウゲ科の晒菜升麻(サラシナショウマ)、バラ科の山吹升麻(ヤマブキショウマ)など、分類はさまざま。



斑入り万年青(おもと)の花。小さな花がびっしり状態。見方によっては少々グルテスク。
万年青は、古典園芸植物ともいわれ、古くは徳川家康のころ、家臣の中に万年青を献上したものがいるとも伝えられてるらしい。

また腑(葉に白くなる部分)の出方の違いを楽しむ植物でもある。

3種類、それぞれ違った腑の入り方と葉の明るさで、北側の日陰の庭を一年中楽しませてくれる植物。



葉の根元部分に咲く。



同じころ、咲かない個体もあった。



テラスよりバラの咲く中庭をみる。



我が家の地味な庭に、落ちたバラの花びら一枚が目立つこと。



妻が、亡くなった友人の墓参りの為、庭のバラ切り、花束を作る。

いつもの我が家には馴染みのない色彩。。



山法師(ヤマボウシ)の花 

花といっても実は4枚の総苞片という紛らわしいもの。正確には「花びら」ではない!
まあきれいであれば、ほぼ花! ということで?

ちなみにドクダミも本物の花弁と萼は存在しない、 だった。。



鳴子百合(ナルコユリ)自然に出てきた個体。

時期的にみて、たぶん、橅(ブナ)の木を植えた時、その根っこに入っていたと推測される。

「何かを持ってきたときに、何かがはいっている。」

それは嬉しいと思う反面、

「何かの為に、何かを持ちこんでしまう」行為を、知らないうちに(自分が)していたことになるんだと感じる。

「ハブを退治するために、マングースを持ちこむ」 持ち込まれたマングースだって好きで島に住みついたわけではない。
話は大きくそれましたが、この花を見ながら、日頃、何気なく自分が行っている行為を、もう一度長い目で見つめなおしてみようと感じたのである。

ところで、HPの「いえのことイロイロ」更新しました。詳しくは下記URLよりお入りくださいね。

=戸田晃建築設計事務所=

庭の薬草

2010-06-03 01:53:24 | 我が家の庭


先日の日曜日、昨年竣工したjbh(jousui beri-no house)の庭の植栽二期工事でした。

本職は建築設計の私も、自分が手塩に掛けて設計した住宅となると、話は別。
人任せなんて出来ないのである!
だって、植栽ひとつでこんなにも豊かな空間になったり、その逆になっ(ちゃっ)たりするものだから。

近日中に、事務所HP「その他の仕事」のところで詳しく紹介しますね。



山紫陽花(ヤマアジサイ)系と思われる種類。
薄墨を垂らしたなかに、もう一度白の絵の具を真中に1滴垂らしたような、淡い花の色。園芸種だったと思う。



こちらも山紫陽花。
わたしは、ウワァ~(どうだ!)と咲く、西洋アジサイより、このくらいつつましやかで、寂しいくらいの花が好き。
ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木。



こちらは雪ノ下。ユキノシタ属。
前出の紫陽花と同じ分類。木と草の違いがあるにのにも関わらず、不思議、、

春に花が咲くので、春雪ノ下かもしれない。
花を見るとばらばらで既に散り始めたと思いきや、最初から花の長さが違う!不思議、、

開花期の葉を乾燥させたものは虎耳草(こじそう)と呼ばれ、煎液には利尿、消炎などの効果があるらしい。
また、葉のしぼり汁は耳だれ、かぶれ、湿疹などにも効くらしい。



我が家では、どちらかというと雑草扱いのドクダミ。とにかく生命力がある。
名前の由来は、あの匂い。昔の人が、その匂いから、何か毒でも入っているのではないか、ということから、ドクダメ(毒溜め)がドクダミに変化したらしい。

見かけやイメージで判断された訳だ!
でもこれも立派な漢方薬。

現の証拠しかり、雪ノ下しかり、そしてドクダミ。薬草って以外に身近にあるんです。

花はきれいで、ひそかに気に入ってる。



父の形見の一つ?盆栽。今年も咲いてますよ~
枝ごと花が違うこの木も、今年は白基調である。



こちらはさつきの仲間、金采(キンザイ)に似ている?
だとしたら、古くは江戸時代から知られている種類である。
ツツジの仲間の様でない花。



前出、jbhの植栽選び。

ウグイスが啼く、小雨の里山。
植木屋の畑に行って、イメージの樹木を探す。

枝っプリにその木の素性が現れるので、これまた人任せに出来ない。



我が家の中庭上部より
植物の葉っぱにも、イロイロな形があると、しみじみ。。

=戸田晃建築設計事務所=