住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

消えた地上絵

2012-12-31 01:42:48 | 建築


お久し振りです。と言ってる今はもう大晦日。これだけ時間が経ってしまうと何をどう書いてよいやら・・・
hpで自分の家の事ばっかり紹介していて、本職の設計を依頼された物件の紹介は4軒分も溜まってしまった。仕事ヤル気あるのか!と怒られてしまいそうだ。
でもやる気は人一倍あります!それ故仕事に熱中し過ぎて、ご紹介する暇もなかったのです。半分いい訳ですが・・

あまりに時間が経ち過ぎて既に「地上絵」は消え、上には大きな建造物が建っています。

一枚目の写真 「地上絵」こと、墨を出した上に、コンクリートの型枠を立ち上げています。もうずいぶん昔の事の様です。平面上の「地上絵」だけでも直線部分が一ヶ所もない上にねじれる様に上に伸びる階段の設計



なので、当然型枠もねじれていなくてはなりません。写真の床の型枠は、仕上がった時、つまり型枠を外した時は階段の裏側になります。



その部分を下から見上げています。
ノミとカンナを使っている型枠大工さんを始めて見ました。型枠大工のAさん、その昔は建物を建造する大工さんだったそう。ふふーん、だからか、と納得する。



このお宅のお引っ越しも、ブログ更新も何とか年内に間に合いました。
また詳細など順次更新していくようにします。

そしてhpにも書きましたが、事務所開設20年を記念して、katakataと戸田晃建築設計事務所のダブルネームの手ぬぐいのプレゼントを企画しました。katakataファンの人にはうちの名前はいらないよ!という方がいると思いますが、興味ある人だけ応募してくださいね。当たり前か・・・

皆様、本年は非常にお世話になりました。そして良いお年を!!