住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

その後のお宅拝見

2014-06-15 18:03:54 | 建築
HPでもご紹介しました6月29日(日)、オープンハウスの詳細が決まりました。
みなさま、この機会をご利用くださいませ。

●「その後のお宅拝見」
今回は2002年に竣工の「梅原横丁の家」(戸田邸)
新築から12年、その後の家の育ち方をご覧いただきながら
作り手(大工さんや設計士)住み手と共に家作りのアレコレをお話しします
住まい作り、庭作り、リフォーム、住まい育てについて考えている方々
また、知り合いで家のことを考えている方々もお誘いいただけると嬉しいです
きっと何かのお役に立てるかも?
戸田邸のアチコチには暮らしのアイデアが満載?
是非この機会においで下さい

■ 参加方法
住所・氏名・連絡先とともに「オープンハンス参加希望」とお書きいただき
下記までメール下さい 前日の6/28まで受付致します
toda-art@rmail.plala.or.jp

■日時 2014年6月29日(日)■参加費 800円
■時間 13:00~15:00(お茶とお菓子でティータイムあり) 
■交通案内  電車 JR八王子駅もしくはJR西八王子駅より徒歩17分
      駐車場のご用意はありません、お車でお越しの方は近隣のコインパーキングをご利用ください
場所等、詳しくは当事務所HPを参照
http://www14.plala.or.jp/akiratoda/



前回(2007年)のオープンハウスの画像です。
約30名が中庭を囲いコの字になり、談話している様子です。
中庭を中心に葉っぱ越しに会話をする  少々不思議な会となりました。



before→after

駐車場回り竣工当時(左)と最近の画像(右)

竣工当時に制作したコンクリートの床や塀を壊して、小屋や植栽スペース・池や流れを作ったり…住んでいて見えてくるものを形にして、作ったり壊したりしています。この後もどうなることやら…
設計を生業としている自分にとってここは実験の場。だからこそこのじたばたは大事だと思うんです。いろいろ試してみて、その結果をこれから建てようと考えている方々にフィードバックできれば本望と思っています。


雑誌PIPPURI「しあわせな台所のつくり方」より

キッチンは少々独創的に映るかもしれません。なんてことはない業務用キッチンなのですが、相方(妻)は日々自分流にカスタマイズしております。



昨日、現在進行中の住宅の打ち合わせが終わり、ソファーに座ってふと窓を見上げると、真ん丸な月が見えた。しかも異常に明るい。そのままテラスに移動し、ビール片手に鑑賞しました。

終の始まり

2014-06-10 16:41:57 | 建築
【終の始まり】



「ついのすみか」邸上棟です。 



一番高いところで天井高約4.2m。片流れ屋根の水上側を見ています。リビングのこの面には広さ3畳弱のスクリーンが掛けられます。
ちょっとしたシアタ―ですね。



全長約15m。一列に並ぶ架構、美しいです。



木造平屋建て。片流れ一部切妻の屋根。

最近、シンプルな架構に惹かれています。

【終の途中】

ところで、6月29日(日)、オープンハウスを予定しております。と言っても、上記「ついのすみか」邸はごらんの通り、まだ上棟したばかりです。他のお宅も只今計画の段階です。

今回は「その後のお宅のオープンハウス」と名を打ってのシリーズ第一弾。

築13年目、当事務所設計で建築した「梅原横丁の家」(戸田邸)のオープンハウスです。

1999年に計画を始め、2002年に竣工。渾身の力で設計し建設した住宅のその後、住んでみていろいろ感じたこと、こうすればもっと良かったなど、実例を目の前にしながら色々とお話しさせていただきます。

実を言うと、とても恥ずかしい事ではあるのですが、住宅建築の予定の方、いつかは家てたいと思っている方、今住んでいる住宅を自分風にリフォームしたいと考えている方などには参考になるのではないと思い、さらし者になる覚悟で今回企画をしました。

詳細は後日HP上でお知らせします。



シーサー?

2014-06-02 18:59:35 | 建築
先週の土曜日、雑誌コンフォルト主催による「漆喰フェスタ」に参加しました。

左官職人の指導のもと、実際に漆喰を塗りました。

欲張りな私は性質の違う二種類の漆喰に挑戦しましたが、時間の関係で完成出来ず、それを見た担当の方が宿題用材料を小分けにし、材料を持ち帰ることとなりました。



その漆喰の余りで、憧れだったシーサー作りに挑戦!
シーサーとは沖縄などで屋根の上にいるあの方たち…
元は瓦職人が欠けた瓦などを漆喰で固めならがら作ったものが多いと聞くが、今の私は当然瓦は持ち合わせていない。骨になるようなものはなく、ペースト状の漆喰のみで形を作っていく。しかしいくら形づくっても、ちょっと時間がたつとすぐに重力に負けてボヨ~~~ンと横に広がってゆく。分かっていた事であるが想像以上にうまくいかない。



で、横に広がっちゃったようなこんな形に… 言い訳が長すぎましたが、目つきの悪いシャムネコというか、



半分野生化した犬みたいになってしまった。

まあ、これもご愛嬌ということで、魔除けにも招福にもなりそうにありませんが、よしとしましょう!