住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

夫婦

2009-11-09 17:16:15 | 家族
11月7日 立冬 暦上の冬。この日から立春の前日までが冬。
そして、72候 第55候 山茶始開(さんちゃはじめてひらく) 山茶はサザンカのこと。


立冬とは言え、とても暖かいこの日、従兄弟から結婚したと連絡を受け、そして是非お披露目したいという事で、久しぶりの結婚式に出てきました。

1572年12月、三方原合戦の折、武田軍に追われた家康が、社前の楠の洞穴に隠れて武運を祈願した際、楠の上に瑞雲が立ち上り、神霊が白馬に跨り浜松城方面に飛び立ったといわれ、それを見た家康は武運を確信したといわれる「雲立の楠」が現存している浜松八幡宮での挙式でした。


神前での挙式。神主さんが、「夫婦の道を守り、幾久しく・・・」と祝詞をあげている。う~ん。はたしてうちは”夫婦の道”を守れているのだろうか?そもそも”夫婦の道”ってどんなんだろう?


厳粛な中にも、建物も丁寧に使いつづけられている、暖かみ みたいなものを感じる場所でした。
披露宴の中、友人のクイズで、「相手より自分の方がより愛している!」「願いはもっと愛して!」との答え。
も~勝手にして!!(笑) おめでとうね!

=戸田晃建築設計事務所=


船着場

2009-08-28 02:43:14 | 家族
(レストランの片隅にひっそり重ねられていました)

8月23日より 24節気 処暑(しょしょ)に入り、依然として暑さは残っているものの、朝晩はずいぶん過ごしやすくなってきました。

今日、8月28日からは 第41候 転地始粛(てんちはじめてしゅくす) 暑気がひとまずおさまるころとされる。

処暑は40~42候。40候「綿柎開」(綿の花しべ開く)き、41候「天地始粛」(天地始めて寒し)のころになり、42候で「禾乃登」(禾実る)-稲が実りはじめて秋になっていく・・・そんなストーリー。本格的な秋になる前に、やりのこした事ないかな~ 「あっ!娘の夏休みの課題がまだ残ってたぁ~」

(遊覧船の発着所にもなっていた)

夏を惜しみつつ、夏の話題をひとつ。この夏、用事で妻の実家に行った時、ちょっと足を伸ばし、奥浜名湖に行った。1968年に伊豆箱根鉄道が営業を開始したその建物は、思いのほか品の良いものだった・・・そして、今では一時の賑わいがないその場所の、レストランの脇に無造作に重ねられていた椅子の全てがイームズ。それも”ハーマンミラー”製のモノだったのにはちょっと驚き。使ってあげないと椅子がかわいそうだな~などと余計な事を思ってしまう・・・

(ボヨ ヨ~ンとした風景)


栓抜きバー

2009-07-15 12:47:15 | 家族

(どこに行ったかな?と思っていたら、ちゃっかりカウンターの中で手伝っていました。)

私は機会があるごとに知人・友人の展覧会やオープニングパーティーに娘を連れて行きます。いろいろな作品を見て、いろいろな人がいると思って欲しいのです。

先日7/12(日){第32候 蓮始開(はすはじめてひらく)}、神楽坂フレスコで行われている「センヌキ ビール バー」に行ってきました。6人の作家がデザインしたもので栓を抜きビールを飲めるというもの。この場所は、以前日野明子さん著「うつわの手帖」の展覧会&カフェーの会場構成をさせてもらった事もあり、思入れのある場所。しかもおつまみ担当が古田陽子さんとあれば、行かないわけにはいかない。娘も「住みこみ」本を製作している頃からカメラ担当だった古田さんが大好きで、気が付くとカンンターの中で手伝い、そこに来ていた人と何やら話し込んでいた。

帰り際、感想を聞いてみると、「お酒を飲んでいるし、いろいろな人がいるね」と。う~ん、私よりよく解っているかもしれない。。。

ちなみに本日のおつまみ担当はセトキョウコさん。行けなくて残念!

=戸田晃建築設計事務所=