子ども相談室 すきっと

子どもと自分を育てるブログ

子どもの行動には必ず理由があります。叱る前に、ちょっと考えてみましょう。

2019-10-04 00:34:17 | 小・中学生の頃

辺りにいい匂いが漂っているな~と思ったら、キンモクセイの花が咲いていました。

もう何十年もここに住んでいるのに、今まで気が付かなかったのが不思議です。

 

前回から、ずいぶんと時間が経ってしまいました。

ごめんなさい。

 

先日、小3になった孫が近所の子どもたちと遊んでいた時のことです。

※私には、成人になった息子3人と小学2年と3年生の孫がいます。(^^)

 

小3の孫には、仲良しの友だちがいます。その子も孫のことが大好きです。

孫は、その子と2人で遊びたいのですが、

近所に住む同級生の2人と年子の妹は、みんなで遊びたいと思っています。

 

その3人が私のところに来て、

「Aちゃん(孫)がBちゃん(仲良しの友だち)とどっか行っちゃった」と不満そうに言ってきました。

一緒に遊んでくれない2人を非難しているような口調です。

「ふたりと一緒に遊びたいの?」

と聞くと、「遊びたい」と言うのです。

 

昔なら子ども同士で解決したことでも、

今の子どもたちには “大人に言って何とかしてもらう” とします。

幼い頃から大人がいつも子どもたちの行動に干渉してきたため、そうなっていったのだと思いますが…。

 

私に、「みんなで仲良く遊ばなきゃダメじゃない」と孫に言ってほしいのだと思いますが、

「遊びたいなら、自分たちで『一緒に遊ぼう』って声をかけたらいいんじゃない?」と答えいました。

 

すると、

「だって逃げちゃうんだもん」との返事。

なぜ逃げられるのかは全く考えていない様子です(ま~まだ小学2・3年生ですから(^^))。

「そうだんだ~」とそこはつれないようですがやり過ごします。

 

しばらくして、机のところに座っていた私のところに、机の下から小3の孫がそーっと顔をのぞかせました。

言いつけられ叱られるのではないかと、ちょっと笑いながら不安そうな顔をしています。

 

もちろん、私は叱りません。

お昼を過ぎていたので、「お腹すいてないかい?」と声をかけたところ

ホッとした様子で顔を出しました。

 

言葉で伝わるのは7%。

残りの93パーセントは表情や態度で伝わります。

言葉は交わさなくても、しっかりとプラスのストローク交換(安心できる気持ちのやり取り)ができたのではないかと思います。

 

その後、孫は残りの3人も含めて遊んだり、また仲の良い子と2人で遊んだり‥。

言いつけてきた子どもたちも悪くないし、仲の良い友だちと遊びたいと思う孫の気持ちも悪くはありません。

子どもはついたり離れたりしながら、友だち関係(コミュニケーション能力)を成熟させていきます。

大人は、あまり干渉しすぎないようにして、その様子をそっと見守ってあげることが大切です。

 

子どもの行動には、必ず理由があります。

叱る前にちょっと立ち止まって、今の子どもの気持ちを考えてあげられると良いですね。


ことばで伝わるのはたった7%、残り93%は表情や態度で伝わります。

2019-10-02 21:12:23 | 小・中学生の頃

毎日子どもたちと接していると、

言うことをきかなくて

怒りたくなることってありますよね。

 

でも、小学校で子どもたちの話を聴くと、

「何を怒られているのか分からない」という声をよく耳にします。

 

交流分析という心理学の中に「ストローク」という考え方があります。

「ストローク」とは、人と人との関わり、人と人とのやりとりのこと。

 

例えば、子どもが話しかけてきたとき、

あなたが子どもの方を見てうなずいてあげたとしたら、

これは「ストローク交換」をしたことになります。

 

反対に、子どもが話しかけてきたのに、

夕食を作るのが忙しくて無視してしまったとしたら

NOストローク(ストロークを与えていないこと)になります。

 

人は誰しも「ストローク(人との関わり)」を求めて生きています。

驚いたことに、

やりとりの中で、「ことば」で伝わるのはたった「7%」しかありません。

残りの「93%」は、ことば以外の「言い方、表情、仕草、態度」

などで伝わっていきます。

同じ「こっちへおいで」ということばのメッセージでも、

笑っている左側は安心して近づくことができますが、

右側は、ことばでは「おいで」と言っていますが、

表情は「来るな」というメッセージを送っています。

 

子どもと関わるときには、子どもが混乱しないように、

「ことば」と「言い方、表情や態度」を一致させることがとても大切です。

 

そして、注意するときは、分かりやすい「ことば」を使うこと。

そうすれば、何度も同じことを言っているのに改善されない…ということは、

減るかもしれませんね。

 

まだ書き始めて、上手くまとまりませんが、

修正を加えながら書き進めていきますね。

 

 

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