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病気の問屋さ~ん

「病気の問屋さんみたいだなw」と医師をも驚かせた、なんだかんだの病気もちのおばちゃんが日常のあれこれを書いてます。

お知らせ

数あるブログの中から、こんなブログへようこそ!
「慢性膵炎」や「橋本病」などの病気の話から、ウチら夫婦のおバカな出来事など、いろいろと綴ってます

病気の事に関しては専門家ではありませんし、フツーの膵炎患者さんとは若干違うところがありますので決して真似をしないようお願い致しますヾ(_ _*)

トロロ

ハッキリとした兆候

2007-10-03 12:34:39 | 膵炎の事

そう、こういう状態になる前に異変があったんだ。


その年の春、職場での事。


私は屋外で働いていましたが、その日は残業で(いつもだけど)周りは真っ暗。

アルバイトの女の子が色々話しかけてきていたので、残業とはいえ楽しかった。

後ちょっとで終わるという頃から鳩尾の辺りが痛くなってきた。

少しすればいつも治るのだが、この日はどんどん痛みが強くなる。

バイトの女の子に笑顔で話していたのがだんだんと苦痛の顔へ。

慌てた彼女は後は自分がやるからと言って引継いでくれた。


帰り支度をしに休憩室へ行くとバイトの男の子が1人。

何か話しかけてきていたが、内容はほとんど覚えていない。

何か飲んで一息つけば治まる。そう思って飲み物を飲むと痛み倍増!!!口もきけなくなった。

バイトの男の子はしばらくして異変に気付き、「大丈夫ですか?」を繰り返す。

どうにか事務の女の子を呼んで~と言うと床に崩れてしまった。

私は胃痛だと思っているので少し休めば大丈夫だと思っていたが何かが変!

そのうち社員もかけつけ残業後のパートもかけつけ大騒ぎに。



           『頼むから皆帰ってよ~。見てないでよ~  』



そんな思いも届かず、周りでは好き勝手に診断を始めている。



「胃痙攣だよ」

「いや、この痛み方は胆石だよ」





           『そんなの、なんでもいいよ  』




とにかくこの見世物状態が嫌だった。

気力(?)を振り絞って立ち上がり、まず椅子に腰掛けテーブルに突っ伏す。

自宅は原付で3分かからない。





           『…帰ろう  』




帰れるか、自信はなかったが、この状況に耐えられなかった。

救急車を呼んだ方がいいという皆の結論に保険証がないとかワケわからない理由で

引き止める人たちに挨拶もせず振り返ることもせず休憩室を出た。


家には無事着いたが痛みは続いている。

居間までくると、そのまま横になった。だが余計に痛む。

携帯が鳴り電話に出ると母だった。そう、この日は私の誕生日。

だが痛みで素っ気無い返事しか出来ない。

実家は近くだが、心配をかけたくなかったために話さなかった。

電話を切った途端、痛みで意識が遠くなった。



気付くと、携帯電話を握り締めたまま数時間が経過していた。

痛みは残っていたが、先ほどとは比べ物にならないくらい楽になっていた。

そして、翌日、病院へ行く事もなく仕事へ向かった。

翌週には年に2回やっている橋本病の検査の為病院へ行くが、

大事とは思わなかった為に詳しくは話さなかった。



失神慣れ(痛みでの)してると、こんな事もあるかな、で終わってしまう。

それにこれに近い痛みも頻繁にあったし。倒れたのは初めてだけど。



  《教 訓》    慣れは怖い 

            失神するほどの痛みは普通じゃない 

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