有志による吹田市議会報告会

吹田市議会有志会派による議会報告会のページです。

2016年4月に開催 議会報告会アンケート質問に対する回答

2016年06月21日 | 記録
4月25日、26日に開催しました「有志による吹田市議会報告会」でのアンケートに記載されましたご質問のうち、
連絡先をお書きいただきました方には、直接、回答をお送りしております。

また、質問以外にいただきましたご意見につきましては、有志議員で共有させていただきますとともに、
各議員が議会活動の場で質問や質疑、提案として活用させていただきますので、
よろしくご了承のほどお願いいたします。

情報共有、情報提供の趣旨から、下記に、回答を記載させていただきます。
(なお、個人情報にかかわるところがある場合は一部割愛させていただいています)

質問1)
中央図書館の食堂が閉鎖されて残念です。このまま廃止になるのでしょうか。


回答1)
開館当初から吹田商工会議所からの推薦により目的外使用許可により食堂を運営していました。
ここ数年は、商工会議所からの推薦もなくなったため、目的外使用許可についても、公平性、透明性が求められることから公募を行うことにしました。
平成28年2月に公募したところ、前の事業者を含めどの事業者からも応募がなく、今後新たに事業者を公募するにしても、食堂の設備などを調べたところ、かなり老朽化しており、現状のままでは募集は難しく、また、コンビニエンスストアなどの利用が増え、食堂の利用者が以前より減少しているので経営は厳しいとの事業者の声も聞いています。
食堂運営は、図書館の直接的業務ではないこともあり、事業者を再度募集しても応募がないことも想定できるため、どこまで手を加えることができるか、どれだけ予算をかけることができるか、現在、検討をしているところです。
一方、図書館来館者の休憩や交流の場としての活用も考えられることから、今後、このスペースをどうするかについて、今しばらく検討の時間をいただきたいです。
との回答を中央図書館からいただきました。

質問2)
今回の説明会には、障がい者に対する施策がないようです。特に目新しい事柄はないのでしょうか。


回答2)
議会報告会においては、時間やレジュメの字数に制限がありますので、障がい者施策について載せることができませんでした。
吹田市が障がい者施策として平成28年度の重点とりくみとして挙げているのは、次のとおりです。

①障害者差別解消法の施行に基づき、職員対応要領および留意事項というものを市の全職員に周知徹底を図り、市の窓口対応において、「合理的配慮」を求められたり、合理的配慮にて対応したりしたことは障害福祉室へ報告を行い、必要に応じて相談も行うこと。また、障害福祉室においても対応等が難しい場合は、大阪府の大阪府障がい者施策推進協議会(差別解消部会)に相談を行うとのこと。
そして、市民の方が消費者として民間企業に合理的配慮を求めた際に、事業者に配慮されなかった等の相談についても、障害福祉室が対応するようにしているとのこと。 
つまり、事業として掲げているわけではないですが、全庁において障がいに対する理解を求めている取組みです。

②基幹相談支援センター事業をこれまで別々に対応していた虐待相談事業と地域自立支援協議会と集約させて、権利擁護事業を含む3事業を一つの窓口で対応できるようにした。また、各地域にいる保健師等と連携をして総括的な役割や精神障がい者への専門的見地からの対応を担うことのできる精神保健福祉士を新たに配置した。よりきめ細やかな対応と職員の負担軽減も考えたとのこと。
重点的にはこの二つですが、他にも、障害者グループホーム助成事業において看護師配置(基準等有)を認めたり、移動支援事業では、これまでは府内の施設に限っていたガイドヘルパー利用を、大阪府内の施設だけでなく府外の施設であっても利用の対象としたり、重度障がい者の福祉タクシーの利用券の交付をこれまでは窓口のみで手渡し交付としていたが、郵送交付が出来るようにするなど、障がい者へより一層の配慮を行った事業へ拡充させています。
このような事業は、平成28年3月に策定された「第4期障がい者計画」を基本に行われています。詳しくは、障害福祉室までお問い合わせください。

質問3)
家の前の道路がガスと水道工事の後で、仮舗装のままで1年経ちました。

(要望ですと書かれていましたが、水道部に尋ねましたので、お答えします)

回答3)
ここは、平成26年度に大阪ガスが「ガス管」の入れ替えをすることに付随して水道も経年管の更新を平成27年度に行いました。
舗装本復旧については、今年度(平成28年度)に道路管理者である土木部が大阪ガスの受託工事として施工するそうです。ご指摘のとおり、ガス工事を含めると3年がかりとなっています。土木部にはなるべく早く施工できないか、お願いしてみたところ返答があり、6月中頃に施工業者が決まるとのことです。(設計や積算があるため、これでも急いでるようです。)今しばらくのご辛抱をお願いします。

質問4)
まちかどふれあい広場の設置ですが、水害が起きた場合、地区の公園でのトイレやかまどは水に浸かって役に立たない心配があります。


回答4)
御懸念の通り、水害によりマンホールトイレやかまどベンチが水没、浸水した場合は、役に立ちませんが、水が引けば使えるとのことです。
防災ふれあい広場は、そもそも道が狭いとか、延焼の恐れがある地域を対象にしているため、水害を想定した避難用具ではありません。よろしくご了承ください。


質問5)
(1)議会改革特別委員会は1年間1度も開催されていない。
(2)改革の意欲ある議員は居られないのか?
(3)議会改革を阻害する要因は?なぜ不熱心なのか?


回答5)
(1)前任期は議会改革特別委員会を設置し、ここで議会改革に関する協議を進めてきました。選挙後は、新たに設置する必要があり、議会運営委員会で協議しましたが、全会一致とならなかったため、設置されていません。
なお、議会改革に関する項目については、今任期は議会運営委員会で継続して協議をしており、これまで本会議における保育付き傍聴制度の導入(本年9月定例会から実施予定)、中核市への移行、第4次総合計画に関する特別委員会の設置(本年5月定例会でそれぞれ設置予定)などを決定したほか、今後、議会運営委員会の下部組織として、小協議会を設置し、その中で、委員会のインターネット放映、予算委員会の設置、決算審査方法の見直し、配付資料のペーパーレス化(議会のIT化)などについて調査、検討し、その結果を議会運営委員会に報告してもらうことになっています。
また、議会広報委員会では、市民に分かりやすい議会だよりやホームページになるよう検討を続けており、市議会だよりの4色刷り(カラー化)や市議会ホームページへの「(仮称)議会キッズページ(小学生向け議会のはなし)」の掲載(近日アップ予定)、スマートフォンなどの携帯端末から本会議のインターネット放映を視聴できるようにするためのシステム改善などが話し合われています。
  ただし、前任期の議会改革特別委員会は、一人会派を含む全会派から委員を選出していましたが、議会運営委員会は、交渉団体(3人以上の議員を有する会派)からしか委員は選出されません。(議会広報委員会は、一人会派を含む全会派から委員を選出)

(2)議員は皆、意欲を持って活動しています。今任期は、これまでになかった主な取組として、
①都市環境防災対策特別委員会において、委員間で協議を重ね、参考人からの意見聴取なども行いながら、「中学校における自転車安全利用教育の促進に関する提言」や「福祉避難所等に関する提言」を取りまとめ、市に提出
②福祉環境委員会において、本会議閉会中に所管事項の事務調査(子育て支援等児童福祉行政)を行い、(仮称)保育力緊急強化アクションプラン(案)に対する要望を取りまとめ、市に提出
③常任委員会や特別委員会での勉強会(随時)
などを行いました。
このほかには、議案の議決に際し、附帯決議を2度可決し、それぞれ市長に送付しています。
  
(3)会派や議員の考え方の違いもあり、今任期は、議会改革特別委員会は設置されていませんが、(1)、(2)で回答させていただきましたように、議員はそれぞれ意欲を持って、議会改革や市政の向上に取り組んでいます。また、本年3月定例会には吹田市議会で初めてとなる議場コンサートを開催するなど、市民に身近で親しみやすい議会を目指す取組なども併せて進めています。

(IS)