亮のブログ

もと電電公社退職退職の老人です。スポーツ、社会問題など気のむいた記事を自由に載せます。

太田農相の問題

2008-08-27 13:27:22 | Weblog
太田農相の問題
 


 今日のニュースで問題になったのは、太田農相の事務所費問題である。この農相というポストは、安部晋三内閣の時代から問題の多いポストであった。

 皆さんの記憶にも鮮明に残っていると思いますが、「なんとか還元水・・・」で苦境に追い込まれた松岡利勝大臣、その後の赤城憲彦大臣、遠藤武彦大臣など、いずれも架空の事務所費の問題で失職している。

 今回の太田誠一農相も同様の責任を問われており、これに対し福田康夫首相は「太田農相は一政治家としてきちんと説明すべきだ。それに尽きる」と、他人事のように述べており、そのような不的確者を任命した自分の責任を回避している。

 大体この問題は、ありもしない架空の事務所で多額の金を使ったという嘘の内容である。大田農相の近所の方がテレビで話していたが、問題の家は普通の家庭で、事務所に使用されていた形跡はないと断言している。

 しかし、事の本質的な追求事項は、架空の事務所を名目にして金を作ったことであり、金の使途が問題ではない。特に政治家として国民の信望を得る人生を送るためには、虚偽の名目で金を作ることが不当行為なのだ。

 こんなあり方を許容していては、何時まで経っても同種の問題が発生するだろう。正に百年清河に等しい現状である。使い道に不正はなくとも、こうした嘘で金を作ること自体を罪として処断すべきであろう。