かわな ますみ / 花冠同人

かわな ますみ の俳句
  ブログ句帳 

すだち

2024-09-11 22:03:07 | 今日の俳句
とうふ真白すだちの青き香を絞る
白壁を朝顔の紺のぼりきる
新涼やけさ心地好き朝寝坊

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句会より (転記)
2024-09-11 22:05:11
とうふ真白すだちの青き香を絞る
上五から下五まですっきりと詠みくだし、精神がまっすぐに通っているのがいい。すだちの「青き香」は香りでありながら、青色を視覚に訴える効果があって、句を印象づけている。気持ちのよい爽秋の句。
(正子先生)

白壁を朝顔の紺のぼりきる
白壁と朝顔の紺の対比が美しい句。また、「のぼりきる」に作者の決意ともいえるような強い内省的な意志が見えて、美しさに加えてのよさとなっている。
(正子先生)
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句会より (転記)
2024-09-11 22:05:48
とうふ真白すだちの青き香を絞る
夏の名残の暑さの中に少し秋の風情が漂う昨今。豆腐に酢橘を絞りかけると、見た目にも香りにも爽やかさが感じられ、体の芯に溜まっていた疲れが消えてゆく。読み手にも爽やかさを分けていただいた。
(晃さま)

白壁を朝顔の紺のぼりきる
きっと白壁を這う朝顔が紺の花を咲かせているのでしょう。爽やかな朝の景色を感じます。
(秀之さま)

新涼やけさ心地好き朝寝坊
これ迄熱帯夜が続き、寝苦しかったもののここ数日、漸く朝方は涼しくなって参りました。
涼しい朝方の心地よい睡眠に、朝寝坊を楽しむ作者が見えます。如何にも新涼の心地である。
(栄太郎さま)
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