かわな ますみ / 花冠同人

かわな ますみ の俳句
  ブログ句帳 

菜花

2024-03-14 22:13:15 | 今日の俳句
朝粥にあおき菜花の辛子和え
グーの手を突き出すかたち木瓜蕾
まなうらの色にかがやき春浅し
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句会より (転記)
2024-03-14 22:14:50
朝粥にあおき菜花の辛子和え
朝粥のお菜にみどり鮮やか菜花の辛子和えがあった。さらりとした白い粥とあおい菜花、菜花の苦み、和えた辛子の辛味は大人の味である。それが、この句を一段と大人の句としている。
(正子先生 評)

グーの手を突き出すかたち木瓜蕾
木瓜の丸い蕾は、葉に先駆けて、棒のような茎に「グーの手」のように膨らむ。丸みのある花びらの可愛らしさもと「グーの手」のようなたくましさがある。「グーの手」は俳句ではめずらしい。言葉を生かすも殺すも作者の心。
(正子先生 評)

まなうらの色にかがやき春浅し
まなうらに感じられる浅春の日差しのかがやき、五感で季節を感じられ、意表をつく表現に惹かれます。
(美知子さま)
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