朝粥にあおき菜花の辛子和え
グーの手を突き出すかたち木瓜蕾
まなうらの色にかがやき春浅し
グーの手を突き出すかたち木瓜蕾
まなうらの色にかがやき春浅し
最新の画像［もっと見る］
-
秋の雲
3週間前
-
すだち
2ヶ月前
-
『愛媛若葉』五月号掲載
4ヶ月前
-
夕焼
4ヶ月前
-
青葉雨
6ヶ月前
-
木の芽張る
7ヶ月前
-
さくら
7ヶ月前
-
菜花
8ヶ月前
-
俳誌『若竹』No.1102（2月号）掲載鑑賞
9ヶ月前
-
春雪
9ヶ月前
朝粥のお菜にみどり鮮やか菜花の辛子和えがあった。さらりとした白い粥とあおい菜花、菜花の苦み、和えた辛子の辛味は大人の味である。それが、この句を一段と大人の句としている。
（正子先生 評）
グーの手を突き出すかたち木瓜蕾
木瓜の丸い蕾は、葉に先駆けて、棒のような茎に「グーの手」のように膨らむ。丸みのある花びらの可愛らしさもと「グーの手」のようなたくましさがある。「グーの手」は俳句ではめずらしい。言葉を生かすも殺すも作者の心。
（正子先生 評）
まなうらの色にかがやき春浅し
まなうらに感じられる浅春の日差しのかがやき、五感で季節を感じられ、意表をつく表現に惹かれます。
（美知子さま）