バイクは125CCが一番

維持費も安くて取り回しもよく、パワーもそこそこある。バイクは125CCが一番!

PCXタイトルクカム交換

2010年10月06日 | PCX

ついに私もやってしまいました。
ネット上でホンダ純正のタイ版トルクカムを入手し,購入店で取りつけてもらいました。



これが入手したタイのトルクカムです。値段は送料込みで6000円。



KWNと印字されていますね。意味は分かりません。



この溝の形状が日本国向けのPCXとは違うらしいのです。写真ではほぼ直線の溝ですが日本向けのものは「へ」の字型となっているようで,その溝の屈折度が加速に影響するらしいです。

さて,その取り付け作業を購入店に依頼しておりましたが,本日取りに行ってきました。
下の写真が私のPCXに付いていたトルクカムです。



KWN(J)と印字されていますね。日本向けのトルクカムは(J)の表示があるらしく,まさに日本向け用という意味なんでしょう。



溝の部分を撮影しました。グリスがべっとり付いていて分かりにくいですが,タイ版トルクカムに比べ下の方が若干屈折しています。これが主に40㎞/h~60㎞/hの間の加速の谷を生じさせている原因らしく,この屈折が加速をマイルドにしているようです。専門的すぎてよく分かりませんがそのメカニズムについてはこのHPに詳しく記載されています。なぜ日本向けのトルクカムの溝をへの字型にしているのかというと騒音規制対策のためだとか。

さて,早速付け替えたPCXに乗った感想ですが,確かに加速感は向上しました。特に40㎞/h~60㎞/hの間の加速のダルさは取れて80㎞/hまでスムーズに加速します。今までのPCXは80㎞/hに到達するまでにトルクの無さを感じるというか多少のダルさを感じながら到達する感があったのですが,タイ版ではそのようなストレスもありません。特に50㎞/hからの加速が良くてあっという間に80㎞/hまで到達します。今までは何とか80㎞/hまで出そうと頑張る感じでしたが,タイ版は気が付いたら80㎞/hまで出ていたという感じで,むしろアクセルを緩めてスピード調節しなければならないくらいです。今日乗った感じではアドレス(K7)≧PCXと言ったところでしょうか?とても小気味良い走りです。

と言っても,以前と比べ劇的に変わった訳ではありません。ワクワクしながら購入店から出発したときは「あれ?ホントに交換したの?全然変わってないじゃん」というのが第一印象でした。その後近くの道をテスト走行していくうちに感覚をつかんでいった感じで,正直言って思っていた程の変化はありませんでした。

それもそのはず,別にタイ版トルクカムに変えたからと言って4stが2stになる訳でもなければ125CCのエンジンが250CCに変わる訳でもありません。あくまでトルクカムの溝の曲がり具合が変わったという程度の変化で,確かにその溝はバイクの加速に重要な要素を持っているのでしょうが,劇的な変化をもたらすほどの影響はありません。

今後タイトルクカム交換を検討している方がいらっしゃったら,その点も十分踏まえて検討してください。トルクカム購入費+工賃と比較してそれなりのメリットがあったと感じるか否かはその人の加速へのこだわり度に掛かってくるでしょう。なお,私は今のところ交換して良かったと思っています。まだ近くの塩尻峠を走ってないので何とも言えませんが,峠道を走ってみてどの程度違いが出るか,そこにこそ今回交換した真価が問われるのだと思います。

また,今回の取りつけ作業に合わせてPCXの改善対策の修理もしてもらいました。PCXの底から何やらゴム管が出てましたが,これが今回取りつけたものの一部で,雨水がバッテリー等に付着しないよう内部にしみ込んだ水は全てその管に通じて地面へ排出するよう対策したらしいです。


PCXの改善対策

2010年10月05日 | PCX

PCXユーザーは既にご存じかと思いますが,ついに9月30日付けで改善対策が出てしまいました。改善対策とはリコールの手前の対策らしいのですが,そんなメーカー側のカテゴリーなどユーザーにとって関係ありません。車台番号を見ると自分のPCXも見事に対象車にヒットしています。不具合が正式に発表された以上早急に修理していただきたいものです。

さて,HONDAの公式サイトには今回の改善対策について以下のような記載があります。

※バッテリー収納箱の水抜き穴の位置が不適切なため、収納箱に浸入した雨水等が、バッテリー製造時にバッテリーの排気口に付着した酸性分を洗い流し、水抜き穴から燃料ポンプの吐出配管に滴下し配管に亀裂を生じるものがあります。そのため、そのまま使用を続けると亀裂部から燃料が漏れるおそれがあります。

何やら難しいことが書かれていてイマイチよく分かりませんが,要するにPCXの内部に雨水が浸入することによる故障の恐れがあるということでしょうか?

今PCXを置いている駐輪場は狭い上屋根も簡単なものが設置されているだけで,全長が2メートル近いPCXは常に後部が駐輪場からはみ出て,常に雨にさらされている状態です。まあバイクですから雨水対策はしているだろうと高を括っていましたがまさにそこに欠陥があったとは青天のヘキレキ何しろPCXはアイドリングストップ機能やインジェクション機能を始め,至る所に電子制御が施されたバイク。パソコンや電化製品と同じで水や衝撃に弱いハズ。人間でいえばお勉強ばかりして育った優等生タイプでしょうか?泥まみれになって育ったわんぱくこぞうのENと比べてPCXは打たれ弱いと思います。

さて,能書きはこれくらいにして,実はPCXは先週の金曜から購入店に預けてあります。ある作業をお願いしたのですが,ついでにこの改善対策もしてもらうことにしました。だた,対策部品の入荷が遅れ,一応明日の夕方取りに行くことになっています。

何でもそうですが初期型を買うとこういったリスクは付き物です。新機種を発売してユーザーが使用することによって不具合や欠点が見つかりそれらを改善していくことによってよりクオリティの高い製品ができると思うのですが,それを待つまでのこらえ性がないのはいつまでたっても改善されない自分の欠点でしょうか(笑)


アドレスV125Gで中央構造線の旅

2010年10月04日 | アドレスV125G
さて,昨日の日記でも少し触れましたが,昨日アドレスで中央構造線に沿って伊那谷を南下してきました。
伊那谷はまさに中央構造線が綺麗に見えるところなんです。日本列島の衛星写真を見るとちょうど長野県の諏訪湖辺りからまっすぐ南へ伸びる線が見えると思いますが,これが中央構造線です。この線は静岡県に入ってから大きく西へカーブし,そのまま渥美半島,志摩半島を形成して大阪和歌山県境へ続き,四国九州へと一直線に突き進みます。この中央構造線の伊那谷部分は正確には遠山谷と呼ばれ,長野県内では県北端の秋山郷と並び信州の秘境と呼ばれています。

さて,諏訪から伊那へ素直に行こうとすれば天竜川岸かいつもの有賀峠が近道なのですが,今回のテーマは中央構造線の旅,少々遠回りして茅野市まで迂回してR152へ入り杖突峠から伊那谷に入ります。

杖突峠は江戸時代は江戸から伊那谷へ入る一番の近道ということで結構にぎわっていたそうです。かの江島生島事件の江島も高遠藩へ流されてきたときはこの峠と通ったそうです。そのときは籐丸籠に入れられてきたのでしょうか?

さて,峠を下って伊那市高遠(旧上伊那郡高遠町)の中心部へ来ます。ここは桜の季節になると大変にぎわいますが今は閑散としています。高遠高校の手前の信号を左折してトンネルを入って伊那市長谷方面へ。長谷はかの美和ダムで有名な村でした。天竜川最大の支流と呼ばれる三峰川をせき止めて治水利水を図ろうとダムを建設したのはよいものの,予想外の土砂の堆積により建設後わずか3年でダムが土砂で埋まってしまったというシロモノです。その後浚渫作業を繰り返したりさらに上流にダムを作ったりと試行錯誤をしている模様ですが,上流のダム湖は生活排水等で汚れていないまさにマリンブルーの綺麗な水でした。

さて,ダム湖を過ぎてしばらく進むとついに分杭峠へと続く険しい道へと入っていきます。この分杭峠,地元の峠として昔から良く訪れていましたが,最近は何やらパワースポットとか言って県外からの訪問客が大量に押し寄せている模様。おかげで以前は本当に静かだった峠が交通規制が始まってマイカーでは峠まで行けなくなってしまいました。

これが峠の頂上です。下伊那郡大鹿村と伊那市長谷(旧上伊那郡長谷村)を境にする峠ですが,以前は写真左側の立て看板もなくて簡単な駐車場があって特に長谷方面のふもとが眺望できる本当に静かで空気のきれいな場所でした。それがいつの間にやらこの有様。そんなこんなでいると何やら県外客が地元上伊那のバス会社が運営するシャトルバスで乗り付けてました。

以前は何もない山奥だったのがこんな感じでシャトルバスの駐車場を作ってそこに出店を出して伊那名物ローメン饅を販売しています。しかもシャトルバスの乗り入れ口のふもとは何やら怪しげな水まで売っている始末・・・この写真の右側の奥の方に進むとパワースポットがあるらしく,県外者が何やら瞑想にふけってました。

昔はこの景色が唯一の売りで,ほとんど人の気配を感じることのなかった峠が今や一大?観光地へ。しかも地元の伊那市が市の公式HPでパワースポットを紹介してPRしている始末。

おい伊那市!行政がゼロ磁場なんてエセ科学を煽って金儲けしてもいいのかよ!
昔の静かな歴史ロマンあふれる分杭峠を返せ!!

・・・と心の中で叫びながら峠を下り,昔ながらの本当に静かな環境を残してくれている下伊那郡大鹿村へと入る。さすが我が地元下伊那郡。上伊那の銭ゲバドモと違って自然を大切にしている心意気を感じます。

そしてしばらく進むこと数分。ついに看板が見えてきました。中央構造線が地表に露出している場所が近くにあるのです。駐車場にアドレスを止めてうっそうと茂る細道を沢の方へ歩くこと数分

分かりますでしょうか?写真は地表を削った斜面なのですが土の色が三色に別れています。それがまさに中央構造線の境目で,この色が違う土はそれぞれ皆性質が異なっているようです。中央構造線とは一言で言えば断層で日本列島の広範囲に渡って地面がずれたということです。

何ともダイナミックな話ですね。峠の頂上では県外客がたむろしていましたがこの露頭には誰一人訪れる者はいませんでした。誰もいないのも薄気味悪いので早々に立ち去ることに。その前に看板を記念撮影。

さて,再びR152を南下しようと思ったら土砂崩落のため通行止めの看板がでも対向方面からバイクが3台こっちへ向かってくる。もしかしたら崩落の合間を縫ってバイクなら通れるかもしれないと思って看板をくぐって進むこと数分

淡い期待は見事に打ち砕かれてしまいました。せっかくだから県境を越えて静岡県まで行こうと思いましたが,多分この土砂では復旧工事も遅れて今シーズンは無理かもしれません。また来年へ期待をつなげ引き返すことにしました。(走行距離135㎞)


アドレスV125Gテールバッグ取り付け

2010年10月03日 | アドレスV125G
2か月ほど前になりますがアドレス用にテールバッグを購入しました。
アドレスのシートはPCXのような背もたれのためのコブがないため長距離ツーリングの際,腰に負担がきます。ほんの少しでも良いから腰の負担を緩和できないかと思い,ネットで見つけたテールバッグを購入。今まで棚の奥にしまいこんでいましたが今日アドレスで遠出しようと思いようやく取り付けしました。

こんな感じで取りつけました。バッグの奥行きがちょうどベストサイズで腰にぴったりフィットします。前から見るとこんな感じ。

バッグの裏側はこんな感じでアドレスのリアキャリアと結びつけたり肩掛け用のバンドをテールボックスに巻きつけたりとバッチリ固定もできます。

で,内部は保冷機能が施されているのでクーラーボックス代わりにもなりそう。まあこんなにジュースとか詰め込むことはありませんがね。

で,今日アドレスで中距離を走ってきましたが感想はまあまあのフィット感でした。もう少しバッグの中に詰め物を入れて硬くすればますます腰にフィットして疲れも軽減すると思います。どこへ行ってきたかは後日アップします。


PCXで伊那・木曽

2010年09月26日 | PCX

みなさんこんばんは。今週末はテレビでは尖閣問題で一色ですが,私的には寒くて電気ストーブを出したり掛布団を出したりと一気に季節が変わって生活スタイルも変わり始めました。ニュースを見てたら昨日は富士山が初冠雪だとか。山梨で富士山を見たときはそんな風には見えなかったんですけどね。今年は猛暑の反動で冬の訪れは早まりそう。ならば温かいうちに少しでもバイクで走っとこうと思い,今日もプチツーへと出かけてきました。

さて,まずいつも通り有賀峠を越えて伊那谷に入ります。伊那市に入って伊那市駅前にあるしなとらラーメンで昼食。それから権兵衛峠へ向かって行きました。

さて,もうちょっと遠出しようと思いましたが日差しも悪くなってきてだんだん肌寒くなってきました。左へ曲がろうと思っていましたが右へ曲がって早々に帰ろうかと一瞬思いましたがそれじゃあ単にラーメンを食べに来ただけになってしまうので少々遠回りして帰ることに決定。ということで直進し木曽方面へと向かう。

権兵衛トンネル手前に来ました。昨今の公共事業=悪の風潮の中,このトンネル建設は大成功だと思います。何しろそれまで伊那谷と木曽谷は同じ県内にあっても中央アルプスを挟んでほとんど交流がありませんでしたが,このトンネル開通で主に木曽北部と伊那谷北部が約20分で結ばれたのです。しかもこのトンネル効果は木曽谷と伊那谷の住人だけにとどまりません。R19を使って岐阜方面から木曽へ入ってくる交通の流れをそのまま伊那方面へ流すことによって塩尻方面への渋滞緩和,さらに中央道伊那ICと接続することで関東方面への時間短縮にもつながります。

さて,ウンチクはここまでにして早速トンネルに入る。スムーズな車の流れで気持ち良く走る。でも気温が下がってきているのでトンネル内でも肌寒い。そうこうしているうちにトンネルを出て木曽に入る。

木曽は県内でも飯田と同様東海志向の強い地域で,就職や進学,買い物等名古屋方面へ向かう人が多いところです。その反対に諏訪は思いっきり関東志向。四七都道府県中第4位の面積を誇る広大な長野県において,県の北端に位置する人口30万人程度(平成の大合併前)の長野市など中南信の人は眼中にありません。

さて,トンネルを下ってしばらく進むとループ型の道路が現われ,それを下っていくと別の道に接続して一気にR19まで向かいます。本来なら権兵衛トンネルから続く道路がさらに目前の山を貫いてR19へ接続するはずなのですが,もう何年も前から橋脚のみ完成していて工事が進んでいません。どうやら権兵衛トンネルとその周辺の道路は国の事業で行ったようですが,そこからR19へ接続するまでの間の道は県の管轄の模様。長野県は財政再建団体寸前の赤字財政でどうやら工事の目途が立っていない模様です。ですが,現在の道路もそれなりに走りやすく何ら不便は感じません。

そしてR19に入り塩尻方面へ向かって一気に加速。市街地付近に近付いてお決まりの渋滞を乗り越え,その流れのまま懐かしのR20に入り塩尻峠を一気に上って岡谷市に入る。このままR20を進めば再び渋滞にはまりそうなので湖南方面から帰ることに。R20を右折して岡谷市街地方面に向かい,釜口水門を渡って諏訪湖沿いの道をひたすら走る。ちょっと停まって記念撮影。

PCXって何というか電子制御が至るとこに施されていて未来のバイクって感じがします。アドレスもPCXもどちらもフューエルインジェクションシステムでエンジンが始動しますが,アドレスの場合確かにボタン一発で指導しますが,セルを押してから「キュルキュルキュル」とちょっと苦しそうな音がしてからエンジンがボボボッーと掛かるのですが,PCXの場合セルを押してすぐ,すごく静かに「ボッボッボ」とエンジンが掛かります。この点2005年発売のアドレスと2010年発売のPCXとの5年の技術差なのでしょうか?それともスズキとホンダの技術差なのでしょうか?いずれにしろアドレスに比べ至るところに技術の進歩を感じます。ただ,本当言うと,個人的にはENのようにキャブレター式で寒いときは思いっきりチョークを引いてしばらく暖気してたりとか,液晶の画面じゃなくて昔のアナログ式のメーターでグリグリ回してゼロに戻したりとか,電子制御のデの字もないようなバイクの方が何となく信頼できるのですがね(ENのことは後日書きます)。