sugger's blog@三宅島

三宅島に移住して18年目になりました。
自然ガイドHitomiが島暮らしのことや三宅島の魅力をお届けします♡

27年前の爪跡@島原

2018年02月27日 | 自然ガイド キュルル

島原半島世界ジオパークを視察中。

大野木場砂防みらい館のOさんからジオパークでの活動報告などをお聞きし、
ガイドさんと共に館内を見学。

火山学者のOさんのお話もとても興味深いものがあった。

ジオパークとしてのミッション、ジオパーク更新時についての苦労話など・・
やはり、そこを盛り上げている人材はエキスパートである方が多く、行政と地域を繋ぐ
方々がキーマンになっている。






みらい館のすぐ横には1991年、今から27年前の雲仙普賢岳噴火によって流れた
火砕流の被害を受けた旧大野木場小学校があり、そのまま見学。
ここも年に一度は外観をペンキで塗りなおしているのだそうな。
なので、比較的よい状態で保存されていました。








火砕流、土石流が流れたあとをガイドさんから教えてもらい、その場所に未だ建設
されている土石流などから集落を守るダムについて教えて頂きました。







今もなお火砕流や土石流が流れたところに砂防ダムが建設され続けていて、平成新山から
土石流が流れてきた区域や砂防ダムの中は立ち入り禁止区域になっています。
(写真左端が平成新山で右側が海。山から順に砂防ダムが建設されています)

復興直後は有毒ガスもかなり出ていたので、遠隔操作で現場には人間はおらずロボットが
砂防ダムを建設していたのさそうな。すごい!!


あまりの規模の大きさに唖然としてしまいました・・・

 

国が支援しているので、復興費用や予算もケタ違い。
2000億円が投じられているのだそうな。す・す・すごい・・・

 

火砕流が流れ、その後は土石流が海辺までながれていきました。
その爪痕も今だいい状態で保存されており、観光スポットにもなっています。

 

 

つづく・・・

コメント
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