Subang Jaya より

「人生は冒険だ」の言葉に痛く共感し飛び出した日本。その後はどうなったか?

出張⓶ 国際人ビジネスマン

2019年02月05日 | 驚愕の異文化
仕事で海外に駐在する。
そこから、単独で第3国に海外出張する。
異国の地の空港で乗り換えもする。
もちろん、計画もチケットもホテルもタクシーも自分で手配する。
パスポートは増刷されていて、少々くたびれている。
こんな、国際人ビジネスマンを見て大いにあこがれていた。
時々機会のあった海外出張の空港での待ち時間に、空港ラウンジに入るビジネスマンてどんなVIPなんだろう?
我々のように、通路に空いたベンチを見つけて時間を待つ者とは別世界の方だと思っていた。


駐在してすぐに、銀行口座を作りクレジットカードも作る。
生活に余ったお金は定期預金にする。
徐々にクレジットカードのレベルが上がってゆき、カードの色があずき色になった時、東南アジアの主要空港のラウンジが無料で利用可能になった。
マレーシアでは、日本人平民には「こんなカード誰が持つの?」と言うほどのカードが比較的簡単に持つことができる。

月に1回弱海外出張があるのだが、帰り便の待ち時間にラウンジに入り報告書を仕上げ、ラウンジのWi-Fiを使って本社に配信する。
その後は帰国するだけだと、残りの待ち時間にビールをいただく。
仕事内容のレベルの差はあるのだろうが、形だけは私も国際ビジネスマンになった。

もう定年間際なのだが、私も思い描いていたビジネスマン像になり、ゴールに到達した感がある。
今は後進を育てることが最大の任務と考えている。ターゲットはL君だ。

L君もあずき色のカードを所有している。
先日、シンガポールに一人で日帰り出張してもらった。
自分で、フライト計画を立てるのだが、到着時間、帰り便の待ち時間を十分に取っている。
朝ごはん、夕ご飯をラウンジで済ませようと計画していたらしい。

朝ごはんは問題なかったが、夕ご飯は「お客様、本日はすでにご利用済みです」と断られたそうな。

彼らにとって、無償で食事にありつけるのは、非常に喜ばしいことらしい。

サプライヤーを訪問する際には、お昼時間にかからないようにと指導している。



タイ・スワンナプーム空港のDゲートに新設されたラウンジ

私としては、シンガポールチャンギ空港第4ターミナルのラウンジが一番好きだ。
帰り便がキャンセルされ、23時間足止めされたときにも利用した。

リボンなしのNaRaYa登場

2016年08月13日 | 驚愕の異文化
タイトルだけで「ホホゥ」と思った方は、かなりのNaRaYa通だ。


今やタイのお土産としての地位を得た感のNaRaYaのポーチ、小物類はどれもしっかりした作りで、構造や糸の始末などに安っぽさを感じさせない一定以上の品質を持っている。
特に価格と比較した品質は「日本製品危うし」と危機感を禁じ得ない。

その堅実な仕事に好感を持ち、バンコク訪問時には必ずスクインビット24の販売店に立ち寄ってしまう。
2ヶ月に一度は訪問するのだが、毎回「新モデル」が追加されていることにも驚かされる。

ただし、ほとんど全てが女子むけのモチーフで化粧品ポーチを中心に大き方には、ハンドバッグ、ショルダーバック、小旅行用バックなど、小さい方には財布、ペンケース、カードケースなどがある。
そして、ほぼすべてにリボンが付けられていることが「おじさん」を排他的にしていた。

今回も「新モデル」に期待してお店を訪問してみた。

そこで「オッ!」っと思わせる「新モデル」が、入り口正面の棚に展示されていた。
明らかに男性でも持てそうな外観は店内でも異端な光を放っていた。


「新モデル NARA」今までの女の子っぽいデザインとは違った路線。
今までも、購入品は黄色い大きめのポリ袋に入れてくれ、街中でも宣伝を手伝っているようだが、NARAは専用の巾着袋と専用の手提げ紙袋に入れてくれる。
380バーツ(約1110円)の商品には過剰包装な気もする。


外側は、こげ茶のピンストライプ(写真)とダークグレーのグレンチェック柄がある。
30越えのキャリアウーマン、もしくは男性ビジネスマンでも外出、出張シーンで使えそう。


中は仕切りが設けられ手が込んでいるが、仕上がりに破綻は見られない高品質。


私が選んだのはTOILETRIES BAG(化粧品ポーチ)で、サイズは新書本にジャストサイズのもの。


Air Aisa で出張の多い私は、搭乗の直前に機内で必要になるあれこれをバッグからポケットに移し準備する。
ポケットに入りきらなかったり、移し忘れることもしばしばだ。
紺の小銭入れもNaRaYaの製品で、イヤホン入れとして使っている。かわいいリボン付き。
新書、メガネが入れられるのは、エンターテイメントのないAir Aisa では必須だ。
NARAのネーミング、メタルのバッジはちょっと残念感があるが、実用性は素晴らしい。
化粧品ポーチのほかにショルダーポーチ、そろばんケースのようなネクタイ入れなど数点のシリーズ品がある。

NaRaYaを知る人のイメージは、「サテン生地+キルティング」だろう。 もちろん主流は変わらない。

以前、女子社員の多い社内の運動会のラッキードローに。 これらは比較的安価な財布、ペンケース類、まだまだバリエーションは多い。

お店
タイ・バンコク スクインビット ソイ24  高架鉄道(BTS)プロンポン駅前(南側)の信号の角。
スクインビット(Sukhumvit)は「ソッコンウイ」と発音します。
レジで精算する前に、最初にANAなどのマイレージカードを提示してください。5%引きになります。
他のマイレージでも割り引きのものがありますので、お店に入ったらまずレジのパネルを確認しましょう。

奥迪? なにこれ

2016年03月28日 | 驚愕の異文化
車のブランドは漢字で書け!
という決まりでもあるんでしょうか?

中国の驚愕の異文化。

BMW車を買って「宝馬」ってエンブレムがついていたらガッカリです。



VW 大众


TOYOTA 豊田


長安


KIA 起亜


HYUNDAI 現代


HONDA


Ford 福特


BUICK 


BMW 宝馬


Audi 奥迪

中国で道を歩きながら写真を撮っていると「連行されるかも」、とびくびくしながら撮ってました。

チャイナ出張

2016年03月26日 | 驚愕の異文化

蛇口港の(良心)タクシー。メーターで走りレシートも出ます。


私の勤務先であるマレーシア工場のお客様は、ほとんどが海外の工場です。

ですので、海外出張が多いです。

海外といっても東南アジアですが、その点マレーシア、エアアジアはKL空港が本拠地ですので東南アジアの国々に行くには大変に便利です。

そんなこんなで、パスポートのNoも暗記しちゃいましたし、ページもわずかになり大使館でページを追加しました。
昔、海外関係の仕事をされている方の、厚くてくたびれたパスポートを見て「国際人ですね」と感心したものでした。

私もそろそろ「国際人」、行くだけなら大体の場所へ一人で行ける、と思いあがっていたのでした。


先月末、ある業務で中国の田舎の部品工場に出張することになりました。 10年以上ぶりの訪中です。
単独の出張ですが、現地工場に着けば日本語通訳を用意してくれているとのことですし、地図などを準備し、行くだけなら下手な英語と中国語でたとりつける自信はありました。


KLIA2から飛行機で香港に入り、香港からフェリーで蛇口に渡り、蛇口からタクシーで深圳の宿舎に入る計画でした。
宿舎である深圳のホテルには夜8時ころに着く計画でした。

香港を出るころにはもううす暗くなり、フェリーで30分の蛇口についたころにはすっかり暗くなりました。
ここでは別の船に乗り換える人がほとんどで蛇口で出る人は僅か数人でした。
蛇口で中国入国をし、港の出口に向かいます。
出口は大変寂しく、最終出口は一間間口程の狭い出口でした。
まるで、私が小学校時代の国鉄本庄駅レベルの寂しさです。
マレーシアに比べ寒いこと。

出口に向かいながら私の不安は「こんなところでタクシーが捕まるのかいな?」でした。

そんな弱気になったのがミスの始まりでした。

一間間口の出口には、やさぐれた数人の男たちが妙に低姿勢で「タクシー、タクシー」と小声で話しかけてきます。
「早めにタクシーを決めておいたほうがいいかな?」と思い、「メーターを使うなら乗る(英語)」と無駄なことを繰り返し言いながら、勝手に荷物をゴロゴロと引っ張るおやじについて行ったのでした。

勝手に荷物を積まれ、車に乗ったのだがメータがない!
「やられた、白タクだ」と思った時には遅かった。
行き先を告げ、「いくらだ」と聞くと、「あー、ついたら話す」のようなことを言っていた。
ここですでに声質が変わっていた。


車は順調に進み、目的地まで約50分でつく見込みだったので、まあ正味200元くらいで、ぼったくられて400元くらいは取られるかも?と覚悟はしていた。

ホテル前について、奴の請求は驚きの1,000元。
だめだ(不是)、せいぜい500元だ(すでに弱気)、と私。
「なんだとー!」と中国人特有の滑舌抜群の大声でガンガン怒鳴ってくる。ほとんど意味は分からない。
ここで少々中国人慣れしている私は負けずに大声で応戦するのだがやっぱり分が悪い。
そのうち、中国人は「払えないのであれば港に戻る」と言い出しUターンした。
「おぉ、戻れ戻れ!」このころは私も日本語になっています。
車はすぐに止まり、また「金出せ」の話をしてきた。
私は、外に出て話をつけてやろうと思いドアを開けようとしたら、チャイルドプルーフがかかっています。
その後、いくらだ!いくらだ!の押し合いになり結局800元を払うことになりました。完敗です。
「ほれ!800」と札を渡すと、中国人は一枚隠し「700しかない!足りない」などと手品まで披露しやがりました。  百戦練磨というか、・・・・・・
これには私もとうとうキレ、奴の鼻の前に鼻を突きだし「開けろぉ、この野郎!」と普段使ったことのない、汚い言葉を大声でかけて差し上げました。
現地で会った出張先の方にお話をしましたところ、「いい勉強をされました。次は気を付けましょう。」と。


仕事を終え、帰りのタクシーは100元足らずでした。
蛇口にはタクシーがたくさんいます。屋根がシルバーでボンネットから下がエンジのタクシーに乗りましょう。
そんなまじめタクシーに乗ろうと、ドアに手をかけているのに、「タクシーどうです?」みたいに白タクの運ちゃんが声をかけてきます。こんな白タクを許している行政もあきれますが、哀れさも感じます。



数週間後、もう一度同じルートで出張しました。
蛇口の出口には見覚えのある男の姿がありました。
「出たな!ぼったくり、もうお前なんかに頼まないよ!」と日本語で言ってやりました。
しばらくして彼も思いだしたらしく、こちらを向いて何か怒鳴っていました。





マレーシアに帰国し、イミグレーションで並んでいるときに見かけたポスター。
中国人はマレーシア入国禁止か?(なんだ、カバーを外してくれ、とのことらしい。来てほしくない思いがバレてる!)
マレーシア入国管理局、Good job, Well done!!
一気に心が癒されるのでした。 




割引のサプライズ

2016年02月29日 | 驚愕の異文化
昨日の日曜日、KLのクラフトセンターで開催されている「National Craft Day HKK 2016」という催しに出かけました。

okironのやつがすでにお友達と出かけ、「欲しがっていたバティックシャツがたくさん売ってたよ」とソソルのでありました。

National Craft Day と言うのは、日本で言う「全国ご当地物産展」のようなもの。

マレーシア各地の物産・名物が展示即売されています。

ご当地物産といっても、籐のかご、布生地、木工品がメインです。マレーシア中で作っているのか?

半年に一度ほどインドネシアに出張しますが、いつも空港で売っているバティックシャツがほしいな、と思っていました。
しかし、どれもコントラストがはっきりした、模様の輪郭が明確な図柄ばかりで躊躇していました。



そこで目についたのがこれ。なんだかわからない図柄で頑張らない感じが気に入りました。左75RM、右168RM

インドネシアではバティックシャツは正装で、金曜はみんなで着ましょうと言うことになっている話を聞いたことがあります。
マレーシアではそこまでのことは聞いたことはないですけれど、沖縄のかりゆし、ハワイのアロハのようなものでしょうか?

前置きはここまで、
実は、この日会場の駐車場は当然のように満員。
周囲はマレーシアでは当たり前の路駐天国。
たまたま目の前の路肩に止まっていた車が動き出し、ラッキー!とばかりに駐車したのでした。
そして、「物産展」を2時間ほど見て戻ると、駐車違反の切符が!!!
周囲にある100台超の車に切符が貼られていました。 いつの間に!?

ガーン!
1-15日のうちに払えば150RM
16-30日のうちに払えば200RM
30日を超えると300RMの罰金

ああ、もう一着買えたのに。それにしても「やけに高いな」と感じました。150RM = 4000円ですよ。



忘れないうちに払っちゃお!と思い、今日庶務のSに「これお願い」と支払いを頼むと、「インターネットで払えますよ」。
で、クレジットカードで振り込みを頼んでいると「今日払えば30RM+消費税で32.4RMです」
なんと言うサプライズ!


National Craft Dayの駐車場はKLクラフトセンター相向かいに3RMの駐車場があります。
3月6日(日)までやってるようです。


ここは中近東か?

2016年02月08日 | 驚愕の異文化
本日は夕飯を食べに、お向かいのショッピングセンター、Subang parade の一画にできた、シリア料理レストランに入ってみました。


看板にはMozer's(モゼール)、authentic syrian cuisine(本格シリア料理)と書かれています。


シリアといえば最近よく耳にしますが、それまでは、「石油が出そうなところ」、「いろんな宗教が勢力争いしているところ」、「紛争がよくある地域」くらいしか知りませんでした。イスラム教信者が87%だそうです。

お店に入ったのは夜8時頃、席は50%くらいの埋まり具合でしたが、そのあと続々とムスリム風のお客が増えほぼ満席になりました。
見慣れたアジア系のムスリムではなく、なんとなく西洋っぽい顔のムスリムでいっぱいになりました。

今年のチャイニースニューイヤーはどこにも出かける予定はありませんでしたが、短時間ですが中近東に行ったような雰囲気を味わえました。

あのあたりの料理は総じて辛いのだろうと思っていましたが、それほど辛くはなくおいしかったです。


手前から
ラム肉と味付きご飯:ラムはとても柔らかくおいしかったです。ごはんの色は濃いですが味はそれほどでも。RM28
Tabouleh(タブーレ):中近東のパセリのみじん切りサラダ。酸っぱいドレッシング。おいしい。RM16
右、アラビアンティー:グリーンガム味のお茶。RM10
左、鶏肉のケバブとカレー(のような)つけ汁、アラビアブレッド。RM20

どれもまあまあの味でした。ラム料理はまた食べたいと思います。おすすめ度70%

幼稚園くらいの頃からパセリが好きで、お刺身なんかについてくるパセリはいつも食べてまいりました。
今夜、このサラダを食べただけで数十年分のパセリを食べた気がします。




マレーシアン・スパゲッティ

2016年01月17日 | 驚愕の異文化
マレーシアのスパゲッティは概してやわらかい。
これは、何度となくこのブログの中で述べてまいりました。

その中でも、今日のスパゲッティは驚愕のやわらかさでした。

なんと、フォークに巻き付くそばからブチブチ切れます。
歯ごたえ全くなし、とろけるような触感です。

クイテオ麺に匹敵するやわらかさで、味はマイルド(パンチなし)。
「マレーシアだったら老人になってもイタリアン食えるな!」と確信しました。


今日のパスタ店 ランチタイムRM19.9でアイスレモンティー、サラダ、スープ、ガーリックトースト、パスタ(5、6種類ありお代わりできるらしい)、アイスクリーム。


お店は湖畔で造りはなかなかよろしい。 やわらかめが許せる方にはいいかも。
3°5.681N, 101°35.890E

ほかのスパゲッティ屋さん

エンパイヤ内 やわらかい メニュー豊富


エンパイヤ内 やわらかい 味は良いと思う。 量が多い。


エンパイヤ敷地内 やわらかい 都会的なつくりの店 ただし、ハラール。

個人的にはAsia Cafe のスパゲッティが良いです。もちろんやわらかい。
タバスコ持参したほうがいいです。


放し飼い(または野良)と共存

2015年12月14日 | 驚愕の異文化
日曜日、州のサッカーチームが優勝したからっていきなり月曜を休日にするなんて、州政府は経済効果なんて考えていません。
そのおかげで、会社を止められない弊社では月曜にも関わらず休日出勤扱いのサラリー1.5倍?
まあ、会社のお金を引き出し、出稼ぎ社員に分配できるので不満はありません。

金曜が州の王様の誕生日で休日、土日と合わせ3連休だったのですが「あーぁ、明日からまた会社か。」と思っていたらプラスワンの4連休になりました。

3連休の最後は、ちょっといい夕飯でもと考え、まあまあ日本食と呼ぶことを許せる日本食レストランに行きました。
「刺身+サバ塩焼き定食」と「ミニ鮭丼+鍋焼きうどん」 2人で105リンギは「たまにはいいかな?」という範疇です。
日本で注文したらそれぞれ1100円位と思いますので、マレーシアではちょっと高め感がします。

これで3連休をしめっくくたと思ったのですがプラス1日の休日でした。


そしてプラス1の今日はちょっと会社に顔を出した後、質素な(←いつもレベル)夕飯になりました。


買い物の帰りに立ち寄ったホーカーセンター(屋台村)の一角
日中暑い日でしたが、日が落ちて涼しくなり、遠くの空が雷で光るのを見ながら、道路を半分実効支配したテーブルで食事です。
店内席より路上席の方が混んでました。
いろいろな外観の人たちや、家族連れやベンツを横付けして食べている人もいます。
TVで何やら中華風のドラマをやってます。


TVの下で涼むワンちゃん。
特に「何かくれ」とおねだりするわけでもなく、席の間をおとなしくパトロールしています。
おとなしくいたずらもしないので、お客も店の人も追い飛ばしたりしません。この雰囲気が好きです。
お店によって、犬の店、猫の店があるようです。

 
左:私のクレイポット・イーミー 乾麺をうすしお味のスープで煮たものですが、麺の半生感がイイ。6リンギ
これができるのに何故スパゲティのアルデンテができないのか?(言い過ぎ)
右:妻のチャー・クイテオ きしめんの様に平たいコメの麺。とにかく柔らかい。歳とったらこれだな。5リンギ

前日に比べたら1/10 の食費ですが満足感は2/3 くらいです。
ホーカーセンター Seksyen25 Sri Muda   新大家餐室
特に出かけなくても。どこにもある一般的な屋台村です。

コーヒーは甘いのが基本

2015年12月11日 | 驚愕の異文化

これは、平日に昼食をとる経済飯屋の壁に掛けられた、飲み物の価格表。 たぶん NESCAFE からの提供でしょう。 全部できるとは限りません。
半年ほど経ちましたがまだ値段が書かれていません。

NESCAFE は知ってる、でも NESCAFE O って?
KOPI も知っている、でもただの KOPI と KOPI O 、KOPI C などと言うのがある。


華僑3世代目のLさんに聞いてみました。

私  「Lさん、KOPI にもただの KOPI と KOPI O と KOPI C の3種類あるけど何が違うん?」

L 「 O はブラックコーヒーです、C はミルクの甘いやつが入ってます、何も付いていないのはミルクと砂糖が入ってます」

私  「ミルクの甘いやつって練乳だろ?」

L  「あ、そうです。 O (オー)は中国語で黒を意味する語の頭文字です、だからブラックコーヒー、ゼロではありません。 C はミルクの頭文字です。華僑が持ち込んだ呼び名です。」

と言いつつも、漢字でどう書くの?と聞いても曖昧な返事、黒のことを烏(カラスの意味)で「オウ」とも言うらしく、ブラックはなんとなく納得。
ミルクは 糸糸「スウ」というが意味はワイヤー?となり、意味がつながらない。
これらの呼び方は、福建省、広東省、海南省あたりからの華僑が持ち込み、マレーシアの共通語になったらしいです。
今では中華系だけではなくマレー系、インド系もこのように呼んでいるようです。

ネットで調べていてもう一つ落とし穴が!!
Lさんの言うブラックコーヒーは色が黒いだけで砂糖が入っているらしい。
マレーシアの飲み物は甘いことが基本のようです。

整理すると (誤っているかも)
KOPI (コピ)  : 砂糖、練乳入りコーヒーの過飽和溶液(アイスだとコーヒー牛乳のよう)
KOPI O (コピ オー) : 砂糖入りコーヒー
KOPI C (コピ シー) : 練乳入りコーヒー
日本でいうブラックコーヒーの場合、KOPI O KOSONG (コピ オー コソン)と言わなければなりません。
コソンはゼロの意味です。
アイスの場合は「アイス」、ホットの場合は「パナス(熱い)」と付け加えます。
ミルクも砂糖も付いてきませんから、甘さはお好みで調整なんてできません。
NESCAFE はインスタント、KOPI はハイソックスのようなネルの袋にコーヒーを入れて濾してます。



トルコでもそうでしたが、こちらでもネスカフェは立派な喫茶店のアイテムです。
出前一丁だって、立派なレストランのメニューになっているところがあります。





このお店でのお気に入りが、この 伊面「イーミー」です。
アツアツの汁を乾麺にぶっかけたものです。
面屋台は混んでいる時に注文すると時間がかかるので、入店時コックのお兄さんがスマホをいじってヒマそうな時がねらい目です。
6リンギ。

後日追記
Cは「鮮」だったようです。

次はクリスマスだ!

2015年12月01日 | 驚愕の異文化

ブキビンタン パビリオン の入口です。ディーパバリ(インド系の祭り)が終わったばかりですが町はすぐ次のクリスマスの準備です。

 
目が慣れてきたのか、年々規模が小さくなっているようにも思えます。これからかな? でも人出はまあまあ。



こちらはお隣のスターヒルズの吹き抜け。
スターヒルズはいつも人出が少なく静かで、落ち着いた雰囲気でリッチになった気分になります。
入口では、ガイルみたいなドアマンがドアを開けてくれるし、各テナントにはギャングの番頭のような門番がいるし、日曜日は吹き抜けの中央ステージでジャズバンドが演奏しているし、半ズボン、でろでろのポロシャツ、ゴム草履では場違い? いえいえ大丈夫です。
お金持ちが休日でリラックス中という顔して落ち着いて行きましょう。
ふわふわのソファーもたくさんあります。
高級腕時計など、結構興味のある私ですがそんな私も知らないほど高級なブランド時計店がズラリ。
私の太田の家が新築で買えてしまいそうな腕時計も売ってます。
アラブ系のお客様に月に1個くらい売れるそうです。
我々が買いたい物(買える物)はありません。見ぃてぇるぅだぁけぇ。


本日のインド系Sのおすすめ家庭料理

Appin(アピン)と言うらしい。
水にコメの粉を溶いたものを、ボール状のフライパンに入れてクルクル回しながら加熱するらしい。
真ん中がふかふかのお饅頭のようになり、周りにトセのような薄い縁が付きます。
ちぎってココナッツミルクに浸して食べます。
食感、味は饅頭です。ココナツミルクはあってもなくてもといった感じでした。
太田人としては焼きまんじゅうのタレで食べたい。

ダメなものもある(異文化、デスからぁ~)

2015年11月15日 | 驚愕の異文化
マレーシアに来て、基本的には現地文化に馴染もうと、珍しいものにも挑戦しています。

毎日同じ事務所で顔を合わせていると、そんな思いが通じるのか現地社員がいろいろな食べ物、飲み物を「トライしろ」と机に持ってきます。
たまにはうまいものもあります。

で、先週Sさんが自信たっぷりに持ってきたのがこれ。


香辛料のにおいを振りまきながら近づいてきた。Sさんはインド系だ。Rasam と言うらしい。
見た目は、カレーを作って食べ終えた後の鍋を洗った時の一番汁のような感じ。
スープのような、お茶のような。

大抵のものは「まあまあいける」のですが、これはダメでした。ひと口が限界。見た目は水に溶いたカレーですが、意外と刺激があります。
同じインド系のRuさんが近づいてきて、「私もダメ」と言っていました。
毎日、毎食カレーのインド系もダメな人がいるような飲み物でした。
お腹の調子を整える作用があるとか。Rasamにもいろいろあると思いますがこれは塩辛い感じでした。





そんな話をしながら、夕飯はインド系料理のレストランへ。

 
Puri(プリー)。トセィ?の生地を油で揚げて巨大なふくれ煎のようにしたもの。それほどパリっとはしていない。
ちぎってカレーをつけながらいただきます。指が油だらけになります。見た目は楽しい。
なぜか2個で一人分。RM4.4=120円。

Fogging

2015年08月15日 | 驚愕の異文化
Subang Jayaに限らず、Malaysiaでは今もデンギ(デング熱)の流行が続いているようです。

去年の夏、日本でも患者が出たと思いますが、こちらではそのころから続いているようです。

金曜日、久しぶりにまだ明るいうちにコンドミニアムに戻れました。

エレベータホールから外を見ると、「火事か!」と思われるくらいの煙。


Subang Jaya SS17辺り。19時くらい。

これは、デンギ患者が出たときに、患者の生活圏内に殺虫剤を噴霧するものでFogging と言います。
たぶん患者が会社員なら、会社と会社の周囲も同じように殺虫剤が噴霧されていると思います。

うちの会社も、デンギ患者が出て寮と会社の庭、周囲に殺虫剤が噴霧されました。
同時にボウフラが湧きやすい水たまりなど注意されるそうです。

私も、小学生くらいの昭和30年代から40年台前半は、自宅にリヤカーを改造したような消毒車が来ていた思い出があります。
家の並び順に家の中に殺虫剤を噴霧してゆきます。

「消毒が来たぞ」と言われると、ばあちゃんも、母ちゃんも外に出て消毒が終わるのを待っていました。
座敷犬と小鳥のかごを手に提げて外に一時避難です。
家の中は真っ白になり、独特のにおいがするのはここのFoggingも同じです。

わざとまだ白煙が収まらないうちに家に戻り「ゲホゲホ」とふざけてみたり、
小さいころを思い出します。


何キロ出ますか?

2015年07月18日 | 驚愕の異文化
ハリラヤ休暇
それはマレーシアではチャイニーズ・ニューイヤーと並ぶ2大長期休暇です。

かといって特にやることなし。

日本に比べのびのびとしたマレーシアの車事情でも味わってみよう、と遠出してみました。

南のジョホーバルはもう行ったので、今回は東海岸クアンタンに。

タイ、ミヤンマーとの国境付近と南部のマレー半島は幅が狭いがKLのある中央付近は太い、

クアラルンプールはほぼ西海岸近くなので、太めの半島横断になります。



休暇1日目、遅れた仕事を進めておこうと一人会社へ、
これじゃいけないと思ったとき、L君の言葉を思い出しました。


休み前、L君との会話

L 「ハリラヤ休暇はどっか行きますか?」

私 「特に決めてないんだよね、会社かな?」

L 「それはやめてください」

私 「でも、どこに行っても混んでるんじゃないの?」

L 「基本的にマレー系の方はハリラヤ前日と当日は家族と家で過ごしますからその日は道は空いてますよ」


えーっと、ハリラヤは18日だから17日が狙い目か?
16日家事を済ませ、17日朝8時に出発。

Google Mapでは「渋滞が無ければ3時間12分」となっていた。
ルートは家の前から2号線でKLへ、Batu Cavesから E33 へ、そのあといつの間にかまた2号線となった。
家の前にあり、毎日使っている2号線は半島を横断してるんだ!と初めて気が付きました。


L君の言うとおり、道はガラ空きでKL通過も好きなスピードで走れます。 KLの手前、ダマンサラ付近で。

およそ2時間半で目的地到着。全くストレスのないドライブでした。


あまりにも空いている直線が見えると、「この車って何キロ出るんだろう?」と思います。時々「牛に注意」の標識がありますが、出たら終わりですね。


で、クアンタンに到着。
街中をうろうろ


地元Shah Alam のブルーモスクのミニチュア版のようなモスク。ミナレットが4本あるのも似てます。

お腹が空いたのでホーカーセンターLot66へ


食べたのはクアンタンとは関係のない、IPoh 鶏クイテオ・スープ RM6.7

じゃ、海見て帰ろう。


海が近づくにつれ、なぜか道が赤くなります。
マレーシアはどこの工事現場も掘ると赤土なんですけど、ここクアンタンの赤土は一段と赤いです。

そして海

誰もいない


誰もいない


誰もいない


カニもいない

じゃ帰ろう!と車に戻る途中


見慣れぬ動物が!


車が囲まれていた。


道がふさがれていた。


660Kmの旅でした。使ったガソリンは45リットル、97リンギット(約3,200円)。
明るいうちに着いたのでまた一人会社へ、


マーチャンペーパー

2015年07月01日 | 驚愕の異文化
先日のこと、試作品を包んで出荷するのできれいな紙で包んでやろうと思った。


私 「C君、これ60台紙で包みたいんだけど、この間ポスターに使ってた大きな紙買ってきて。 20枚くらいかな?」

C  「あぁ、マーチャンペーパーですね! わかりました!」


日本で言うと、模造紙のようなもので薄く大きな紙を使っているのを見たことがあった。
それを適当に切って包み紙にしようと思った。
「フゥーン、こっちではマーチャンペーパーって言うんだ。」
Merchandising(マーチャンダイジング、販売戦略?)に使う紙でマーチャンペーパーって言うのか?と思っていた。

改めて買ってきたもらった現物を見ると、なぜか一辺が60センチメートルくらいの正方形の紙だった。


私 「エッ! これってほんとは何に使うの?」

C 「マージャンですよ、マージャンペーパーですから」

私 「マージャンって、マージャン?麻雀?」

C 「そうです、これを重ねたままテーブルの上に敷いて4コーナーを画鋲でとめます。そんで麻雀をします。」
  「紙がくたびれてきたら、上の一枚を破いて捨てます。」
  「紙の上に粉をまくこともありますよ。」

私の心の中
  <そういやぁCにMerchandisingなんて言葉は似合わねぇ!こんな専用の紙が手軽に買える品揃えもすごいぞマレーシア!>





サザンオールスターズの「蛍」をレパートリーにすべく、You Tubeを見ながらひそかに練習している。
キー、声のザラザラ感が私と合っていて、「これはいけるかも、ニヤリ」と思っていた。
しかし、「青空は、・・・」のところで声が詰まってしまい次に進めない。