Subang Jaya より

「人生は冒険だ」の言葉に痛く共感し飛び出した日本。その後はどうなったか?

キナバル登山 4

2019年08月18日 | キナバル山

下山5日目 筋肉痛はなくなり、体重も元に戻った。明日からまた現実に戻る。


いよいよスタート、みんなわくわくしている。この時だいたい9時。

登山口前で。まだ数歩しか歩いていない。12.0kgを運ぶLさんは前後にリュックを持っている。

最初の登山路は、このような整備された階段が延々と続く。

道に迷う心配は一切ない。

約1時間ごとに、休憩所が設けられている。


意気揚々と先頭で進んでいたLさんを追い抜きしばらくすると、後ろに姿が見えなくなっていた。

私も息を整えるために休憩していると、汗びっしょりになったLさんが限界の顔をして追いついてきた。

やはり、荷物の重さが災いしているようだ。

3人まとまって再スタートしたのだが、やはり差がついてしまう。

しばらく歩いてまた追いついてくるのを待っていた。

次の瞬間、元気に上ってくるLさんを見たのだった。

なんと、背中に背負っていたはずの大きなリュックが無い!!

その後についてくるガイドのジャスティンさんの背中のリュックが2個になっている!!

なんと、Lさん歩き始めて2時間程度で(金にモノを言わせ)荷物をガイドに託したのであった。

各休憩所にはまあまあのトイレがあり、水も取れるらしい。リスが出迎えてくれる。

その後もこのような道が延々続く。前半、木々は高くあまり見通しのきかない登山路が続く。

中ほどを過ぎると木々も低くなり、山頂が見えてくる。

まだまだ先は長い。


振り返るとずいぶん上ってきたな、と思う。

途中でS君も膝上の太もも筋肉を傷め、座り込んだ。

彼は、いろいろと準備が良く、薬を飲んだらすぐに元気を取り戻した。


歩き始めて約7時間、やっとこの日の宿となるPANALABANに到着。

すでに海抜3272.7m。ここを翌朝2時半に出発する。完全ツアーで定員があるのは、ここの収容人数のためとのこと。ここまで半袖、ハーフパンツで登ってきたが、寒さは限界となる。

私も、膝後ろの筋、皿の下に痛みを感じ始めていたので念のためイブを飲んでおくことにした。


早めに夕食を食べ、早寝して備える。


つづく




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