Subang Jaya より

「人生は冒険だ」の言葉に痛く共感し飛び出した日本。その後はどうなったか?

中華万年筆 JINHAO

2019年11月08日 | 日記
今や製造大国から開発大国に移りつつあることを、いやでも認めなくてはならなくなりつつあるあの国。
あの国製品を中華〇〇と呼ぶ呼び方は、見た目はまあまあだが、目に見えない品質は今一つ、価格は圧倒的に安いので、まだまだ日本製との有意差を確かめて、「やっぱり日本製の方がいいな」と安心したいという目的だけで購入する物品を呼ぶときに使われてきた。・・・・と思う。

ところが、最近は価格差は相変わらず大きいが、品質の有意差は迫ってきている分野も多々あり、中華〇〇恐るべし、と認めたくはないが安心していられないこともある。

それがJINHAOの万年筆で感じられる。
まだ同じ製品でも当たりはずれの落差が大きいと言われるが、当たりを引いた時の感動は中華万年筆恐るべしと脅威にも感じられる。しかし、はずれを引くとなんだか安心してしまうのだ。
デザインについては残念ながら老舗メーカーの真似、部分的な真似を取り入れているものが多い。仕上がりはまあまあで、虫眼鏡レベルでないと粗は見つからない。隣の隣くらいの席でさらに筆記中であれば、高級万年筆に見える。ブランドや価格や製造国にこだわらない人であれば、しかも当たりを引けば十分に素敵で実用的な万年筆である。
数万円もする万年筆を自分の机以外で使えるほどリッチな人は極まれだろうし、持って外出するなど高級品に対するリスペクトが足りないと思うのは、ケチの証明だろうか。駅中のコーヒーショップで、雑踏の中で、はたまた工場の現場で立ったままメモする、こんな時にも臆せず持ち出せるのがJINHAOではないだろうか。


かく言う私も、安さに惹かれて、更にあの国の工業力を調査すべく5本を購入した。
また、種類の増えたインクのためにも追加した。
国内外でめちゃくちゃをやっている国の経済協力には気が引けるが、この5本だけは許してほしい。

本日届いたJINHAO X750 (上)
小ぶりのシェーファーと比べて何と堂々としたことか!
ずっしりとした重さはバランスも良く、万年筆を良く知らない私には高級品に見える。
これを普段用に持ち歩いたら、リッチな人に勘違いされるだろうか?
送料含めRM18.79だった。

もう一本、青のマーブル模様のJINHAOが発注済みで配送中である。


梱包は極限まで簡易的。

あの日、少年が手にした万年筆がケースもないJINHAOだったら、その後の人生は変わっていた。


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