アメノチハレ

彼女は彼のもの

一週間が経つのは早いですね。

そろそろこの関東地方も梅雨明け間近と聞きましたが
今思えば小学生の頃の日本の夏はここまで暑かっただろうかと
昨日皆で話していました。

みなさま、相変わらずお暑うございます。

基地好きの少年時代は
蚊帳を吊ってその中で寝る事だけでも興奮した覚えがあります。

20数年前に始めたゴルフですが
当時はおそらく熱中症に注意と言った流行言葉もなく
真夏でも日が暮れるまでワンハーフラウンドは
当たり前という時代。

体力が落ちたなと言えば
あの頃はこんなに暑くなかったと
みなが口を揃えてボヤいておりました。

先日、レコーディングで久々に仮歌をやってまいりました。
とてもイケメンな役者さんでしたが、一年くらい前に作品を書いていたものが
やっと一歩前に進みました。
本人の忙しいスケジュールの関係で、時間は経ちましたが
作品を大事にしていただいていたスタッフの方々には感謝の気持ちです。

数多くの制作現場を見て来て、ヒット曲が生まれる可能性のある現場には
かならずいいスタッフと礼儀がありました。
作品に対する礼儀のないスタッフの現場には
どんなに曲を集めても残念ながらヒットまでには及びません。
不思議なものです。

ところで、仮歌っていうのはレコーディングの時に
ミュージシャンに曲をわかって頂く為に、
そしてアーティストにメロディーラインやリズムや
言葉のハマり方などを覚えてもらう為に
とりあえずの歌を唄う事でありますが、
自分の書いた作品でアーティストが男性の場合は
頼まれる事も多いのです。

昔のアイドル全盛時代などでは
仮歌を誰にするかによって本人の歌のニュアンスが変わってくるので
人選に注意を払っているディレクターが殆どでした。
その仮歌の雰囲気に、その曲の唄い方のヒントが詰まっている場合も多く
アーティスト自身もその雰囲気が楽曲を理解する上でのポイントにもなり
メロディーがわかればどんな唄い方でもOKではない
意外に繊細な世界なのです。

そういう意味ではデモテープの唄い方も大事で
僕も一度、曲はOKだけどこの歌では本人に聞かせられないので
もう一度唄い直してほしいとクレームを頂いた事がありました。
もっとニュアンスを押さえて、フツーに唄ってくれと(笑)。

そうです、表情は大事ですが色が付きすぎると逆効果なのも
仮歌なのです。

結局先日もリズム録りと一緒に何テイクか仮歌やりましたが
採用されたのは2テイク目のもの。
その後はノリはよくなったものの
コッテリと背脂が少しずつ浮いてきている感じが自分でもわかりました。
何事においても、自分で少し物足りないくらいが丁度いいのです。

作曲も自分のやりたい事からマイナスワンくらいが
本当は丁度いいバランスなのかも知れませんね。

人生そんなもんです。

ご本人の歌入れはこれからですが、とてもいい作品になりそう。
詳細はまたお知らせ致したします。

--------------------------今日の一曲----------------------------------

キャロル - 彼女は彼のものYouTubeより拝借

一連のキャロルのアルバムは当時の宝物だった。

広島のヤマハでどこかのラジオ番組のオーディションがあって
それに受かればコンテストに出れるみたいなやつだったと思うが
その時に唄ったのがこの曲だった。
とても思い出のある曲。
短命バンドだったけど、キャロルがあの時代に残した足跡は
しっかりと現在にまで繋がっていると思う。

不思議なもので、業界で中のいい友人達もこのキャロルがきっかけだった。
日本各地にいたキャロラーの一部がこの業界にも沢山いる。

1975年の日比谷野音の解散コンサート.....あの場所に居たかったなあ。


Have a nice weekend !

コメント一覧

3年1組 りえ
ラジオ聴きました
今朝早く尾道へ行き、用事を済ませて帰る道すがら、ラジオつけると都志見君の声がきこえてきました。しばらくラジオ聴きながら運転してましたが、三原に入ったらラジオ入らなくなってしまいました。残念。校歌いいね。これからもいい曲作ってください。
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