東映映画「あぶない刑事」劇場版シリーズの
第3作目 1989年「もっともあぶない刑事」では
そのサウンドトラックのプロデュースを任されて
L.Aでレコーディングを行なった
その様子については
昨年のブログ「一枚の写真」の中で綴ったが
この令和の時代に あぶない刑事が
またまた帰ってくるらしい
前作「さらばあぶない刑事」の音楽担当した
作編曲家の安部潤氏から連絡をいただいて
当時の挿入曲 「Where do you go from here」が
今作の中でもリメイクされ演奏されるというので
その音源をいち早く聴くことができた

今作は小編成のJAZZをベースにした
とてもシンプルなアレンジメントだが
原曲のメロディーやテイストは残したまま
その息づかいが聞き取れそうなほどの
生演奏と女性ボーカル(ロザリーナ)には聴き惚れた
今現在 僕の立ち位置で 英詞の作品を
外部からオファーを受けて書くことはほぼないわけだが
80~90年代はそんな作品の仕事もよく受けていた
特に映画のサウンドトラックとなると
映像も共有しながら観る人の印象に残る
作曲という仕事をやっていて一番嬉しく思うのは
オリジナルとは違う歌声や演奏で
作品がまた次の時代へと引き継がれてゆくことだ
音楽は歳をとらない
前期高齢者の僕のように
ヨレヨレにならずに
何年経っても若返る
出来ればオリジナル作品が
その歌の持ち主だけにとどまらず
色んな場所に散らばって光を放ってほしい
さて 35年後にまた映画と共に帰ってきた
「Where do you go from here」
5月の映画公開が待ちどうしい

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