春休みで妻が子連れ帰省中でしたので、余震がまだ活発な中、ちょっと無理して臨時千葉会に参戦しました。山崎美鶴さんと、宿題になっていた「日露戦争」の英語版MMP「The Tide at Sunrise」をプレイ。陣営を入れ替えての2戦でしたが、どちらもVP50点前後でロシア軍の勝利でした。

英語版では幾つかルールが変更されました。目立つのはロシア軍の増援関係。ロシア満州軍司令部が無くなり、日本版で司令部が置かれる都市には自由に増援を配置できます。従来は基本的に到着した増援はそこで停止でしたが、英語版はすぐに全力移動が可能となり、実質1ターン以上増援が早くなりました。これに対して日本軍の増援は、旅順艦隊が不活可されないと大連から上陸できません。(日本版の上級海戦ルール同様の制限。)
1戦目、私がロシア軍担当。
改訂されたルールを積極的に用いて、南山~旅順をより強化の作戦で。

まず、旅順に師団を輸送し、すぐに金州に移動。遼陽の歩兵旅団も鉄道移動で南山全面にスクリーン形成。第2ターンの日本軍に南山を攻めさせない作戦です。
旅順艦隊は完全な温存策をとり、南山を無血開城して要塞攻撃失敗を無くし、その後遅滞戦術で時間を稼げば、日本軍の攻城砲は候児石への揚陸となり、次のターンに鉄道移動を用いて旅順前面に1枚だけ運ぶこととなります。従来よりも攻城砲の到着が遅れるだけでなく、鉄道移動の消費により、乃木第3軍の北方転用がかなり制限されることは必至です。
ロシア軍の増援は、その時点で欲しい兵科を選べるので、随分と楽になりました。

黒木第1軍を充分に足止め。

全体の局面から第6ターンの日本軍はリスクを覚悟の旅順要塞外郭へ3:1も結果は2EX。
その後もEX、2EXと続く悪循環。予想通り、第3軍の北方転用はできず、第2軍鉄道正面は兵力不足ぎみに。

最後は、第10ターンの日本軍旅順攻撃がまたしてもEX。第11ターンでの陥落は確定しましたが、遼陽、奉天などは物理的に届かなくなったので、日本軍投了。
私のロシア軍で、歴戦の山崎さんの日本軍に勝てるのですから、MMP版はかなりロシア軍有利になりました。
担当入れ替えての2戦目は、途中まで私の日本軍がサイの目絶好調。従来の日本版ならロシア軍投了必至の盤面まで行きましたが、後半ロシア軍の怒涛の反撃。増援がいきなり攻めてくるので油断禁物。気が付けば1戦目同様、遼陽、奉天は遠い先で終わりました。

上記のようにMMP版ですが、ゲームバランスに関しては、随分とロシア寄りになった感じです。ロシア満州軍司令部を無くすのは有りだと思いました。日本版だと、ロシア軍の緊急展開を避けて無理に司令部に接近しないとか、若干不自然に思える時がありましたから。ただ、ロシア軍増援が到着してさらに全力移動が可能なのはやりすぎでは。緊急展開に準じて、移動力半分、鉄道移動は不可くらいが妥当に思えます。また基本ルールなら、日本軍の大連上陸は可能でよいのでは。そうしないと、旅順艦隊の出撃を強制するルールが必要になるでしょう。
マップや図表類、マーカー類の完成度は圧倒的にJWC版をお勧め。MMP版の衛星写真のような地図では、一部山地丘陵の境界が判りにくく、その都度JWC版のマップで確認しました。

山崎さんは引き続きJWC版でsawadaさんとの対戦に。
やはりこちらのほうが目に優しいですね。

英語版では幾つかルールが変更されました。目立つのはロシア軍の増援関係。ロシア満州軍司令部が無くなり、日本版で司令部が置かれる都市には自由に増援を配置できます。従来は基本的に到着した増援はそこで停止でしたが、英語版はすぐに全力移動が可能となり、実質1ターン以上増援が早くなりました。これに対して日本軍の増援は、旅順艦隊が不活可されないと大連から上陸できません。(日本版の上級海戦ルール同様の制限。)
1戦目、私がロシア軍担当。
改訂されたルールを積極的に用いて、南山~旅順をより強化の作戦で。

まず、旅順に師団を輸送し、すぐに金州に移動。遼陽の歩兵旅団も鉄道移動で南山全面にスクリーン形成。第2ターンの日本軍に南山を攻めさせない作戦です。
旅順艦隊は完全な温存策をとり、南山を無血開城して要塞攻撃失敗を無くし、その後遅滞戦術で時間を稼げば、日本軍の攻城砲は候児石への揚陸となり、次のターンに鉄道移動を用いて旅順前面に1枚だけ運ぶこととなります。従来よりも攻城砲の到着が遅れるだけでなく、鉄道移動の消費により、乃木第3軍の北方転用がかなり制限されることは必至です。
ロシア軍の増援は、その時点で欲しい兵科を選べるので、随分と楽になりました。

黒木第1軍を充分に足止め。

全体の局面から第6ターンの日本軍はリスクを覚悟の旅順要塞外郭へ3:1も結果は2EX。
その後もEX、2EXと続く悪循環。予想通り、第3軍の北方転用はできず、第2軍鉄道正面は兵力不足ぎみに。

最後は、第10ターンの日本軍旅順攻撃がまたしてもEX。第11ターンでの陥落は確定しましたが、遼陽、奉天などは物理的に届かなくなったので、日本軍投了。
私のロシア軍で、歴戦の山崎さんの日本軍に勝てるのですから、MMP版はかなりロシア軍有利になりました。
担当入れ替えての2戦目は、途中まで私の日本軍がサイの目絶好調。従来の日本版ならロシア軍投了必至の盤面まで行きましたが、後半ロシア軍の怒涛の反撃。増援がいきなり攻めてくるので油断禁物。気が付けば1戦目同様、遼陽、奉天は遠い先で終わりました。

上記のようにMMP版ですが、ゲームバランスに関しては、随分とロシア寄りになった感じです。ロシア満州軍司令部を無くすのは有りだと思いました。日本版だと、ロシア軍の緊急展開を避けて無理に司令部に接近しないとか、若干不自然に思える時がありましたから。ただ、ロシア軍増援が到着してさらに全力移動が可能なのはやりすぎでは。緊急展開に準じて、移動力半分、鉄道移動は不可くらいが妥当に思えます。また基本ルールなら、日本軍の大連上陸は可能でよいのでは。そうしないと、旅順艦隊の出撃を強制するルールが必要になるでしょう。
マップや図表類、マーカー類の完成度は圧倒的にJWC版をお勧め。MMP版の衛星写真のような地図では、一部山地丘陵の境界が判りにくく、その都度JWC版のマップで確認しました。

山崎さんは引き続きJWC版でsawadaさんとの対戦に。
やはりこちらのほうが目に優しいですね。