あおむしの恋はちょっぴり☆オブザデッド

はやく人間になりたいオブザデッド

俺の必殺技 俺編集バージョン

2008-02-06 22:11:17 | Weblog
>バレンタイン特集ということで、私は過去30年以上縁が無い(もらうことが無い)ですし、

…ニョッキーがんばれ。なんかもうすごくがんばれ。


ということでそろそろバレンタインな時期皆さまどうお過ごしでしょうか。




あのさあ。すごくもったいない記事があってさあ。
いや言いたいことも提起したい問題もわかるのよ。
ただ読後感がなあ。なんとも後味が悪い。大変もったいない。

僭越ながらちょっと俺が編集してみるわ。





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聞こえるようにうわさ話をする若者たち
チームワークで突き抜けろ

                                    松本 慶彦(2008-02-05 10:00)

 

 少し前の話になるが、得意先への新年のあいさつ回りのため東横線に乗り込みいちばん端の席に腰を下ろした時のことだ。午後いちということもあり全く混んでいない車内でふと私の前の座席をみると、帽子のつばを後ろにしてかぶり、座っている若い男性が見えた。
その男性に対し、私の脇に立っていた女子高生二人組みが、驚いたことに、その男性のうわさ話を、本人に聞こえるように、堂々とし始めたのだ。

 それは、「なんで後ろにしてるんやろ」、「カッコええと思ってるんちゃうん」など、明らかにその人を傷つける内容だった。
 私は「何で関西弁?東横線なのになんで関西弁?」と気になった。超気になった。

 男性は女性たちの声に気づいてそちらを見たが、彼女らは、「笑顔」で、じっとその男性を見続けているのだった。そして数秒間の「にらみ合い」の末、男性が先に目をそらし、女性たちは大笑いをし始めた。

一気に悪くなる車内の空気。
この空気の悪さにいても立ってもいられなくなった、
というより昨今の調子に乗りすぎな女子高生たちの態度を腹に据えかねていた私は、ついつい感情のコントロールができなくなってしまった。

「ねえちょっとみて下さいよ私の隣の女子高生。
あのまつげ。目ぇちっちゃいのにあのまつげ。
塗りすぎ。なに?マスカラじゃないこれは塗る付けまつげ?瞳ぢから(笑)?
かわいいと思ってんすかね。目よりまつげのほうがでけえっつうのwマツゲルゲだっつうのw」

…と隣に座っていた見ず知らずの細身メガネのサラリーマンに大声で話しかけた。
もうどうにでもなあれ。どうだもっと微妙な空気にしてやったぜと涙をこらえていると、あろう事かそのメガネサラリーマンが乗ってきた。

「それよりゲルゲの隣りのコみて下さいよ。
なにあのゴージャスヘアwいまどきゴージャスw巻いてる巻いてるw
名古屋かwここは名古屋かw
どっかの姫でしょうかwまあ顔は王様だけどw」

なんだろうこの抑えきれない衝動は。湧き上がる奇妙な友情は。
私とメガネは周囲の空気を省みずがっちりと握手を交わした。

ゲルゲと王様は案の定私たちの目の前にやってきた。

「…まじむかつくんだけど。」
「殺すよおっさん。調子こいんてんじゃねえょ。」

小娘二人の脅し文句など私たちの友情パワーの前にはあまりにも無力。

「まあおっさんから言わせてもらうと親のスネかじって生きているうちはあんまり粋がらいほうがいいですよ。ねえ?」
「そうですよねえ。親御さんが見たら泣きますよ。」
「そうですよねえ。あ。あんまりそのかわいそうな太もも近づけないでいただけますか。かわいそうすぎてみてられないです。」
「そうですよねえ。大体あなたたちみたいなコは自分磨きで綺麗になってなさい。セックスで綺麗になってなさい。小悪魔メイクで綺麗になってなさい。」
「小悪魔っていうか悪魔超人?」

ゲルゲと王様は明らかにぶちぎれていた。

「なにいってんdあsd;gkj:fmjsd:っ画:sdfえfっっっっ」

私は思わず「日本語でおk」と口にしてしまった。まさかリアルで使う日がくるとは。

そのとき不意にメガネが
「ねえ。君さあ。よくみたらルー大柴に似てるよね。いやどことなくだよ?」
と王様に呟いた。

それを聞いたゲルゲは普段から思うところでもあったのだろう。
思わずぷっとふきだしてしまっていた。

それを見たルー(王様)号泣。もうえらいことになってる。ゴージャスなルーの目に涙。
さすがにまずいと思ったのかゲルゲは必死にルーを慰めつつ、何故か周囲に泣かせたのは私じゃなくこいつらだと地味にしかしすごい勢いでアピールしていた。なんなんだ。

ルーも泣き止まずにっちもさっちもいかなくなったゲルゲは何故か少し離れたシルバーシートに向かって叫びだした。

「ちょっとケイスケッッッッッッッッ。こいつらまじむかつくんだけどッッッッッ」

……?
ケイスケ?

まさかあれですか?まあ当初から気になってはおりましたが。視界には捕らえていましたが。あのヘッドフォンつけた坊主頭に無精ひげの、なにやら全てがめんどくさそうに足を投げ出してすわっている2メートルはあろうかという男子高校生ですか?


うひゃ。やはり彼ですか。隣りのおじいちゃんはどう見てもケイスケって顔してませんもの。
ケイスケ君はこちらをギロと一瞥するとやはりめんどくさそうに立ち上がった。

俺とメガネは顔を見合わせた。
お互い何も言わなくとも通じ合っていた。目と目で通じ合っていた。
俺たちのやるべきことは決まっている。
この車内の正義は俺たちの肩にかかっているのだ。
これ以上悪がきをのさばらせてはならない。



ケイスケ君がこちらに一歩踏み出すか踏み出さないかの瞬間、
俺とメガネは即座に土下座しました。















…まあいろいろあってルー(王様)が今の俺の奥さん。



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まああれだ。これが悪い例な。編集の悪い例な。中の人は参考にするように。

…まあまったく収拾つかなくなったな…。最後のほうもうどうでもよくなったな。
まあいいや。

まあ冗談はさておきだな。
この記事の人も中島さんもあれだ。
着眼点は素晴らしいもの持ってると思うんだよ。
そっからもうひと伸びな。
いや別にネタをかませといっているわけではなくてな当然。
何かひとつ思いついたら裏を取るなり取材するなりな。もう一歩なんとかせいよと。
せっかくの着眼点を大事にしてほしい。安売りしないでほしい。


…どうか。まとまったか。どうなのか。






コメント (46)
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