不法滞在者に厳罰化を!

日本の外国人行政や不法滞在・外国人犯罪などを見守り続けるブログ。

おまえには言われたくない

2009年05月07日 | カルデロン一家
カナダ~日本に住みたい、カナダに住みたい 中込恵子さん

不法滞在で17年間日本に住んでいたフィリピン人、カルデロンさん一家が、
在留許可を認められず、両親は今年の4月に帰国。
中学校に通う13歳の長女のり子さんのみ在留が認められたニュースは、
まだ皆さんの記憶に新しいと思う。

私も外国に住んでいるし、うちにも13歳の子どもがいるので、
親と離れて住む、のり子さんのことを思うと、何とも言えない気持ちになる。
両親は日本の出入国管理法に違反したのだから同情はできないという意見もあるだろうが、
「帰れ」と彼女の通う中学校の前でデモまで行う必要があったのだろうか。
日本で生まれたことまで否定されてしまうのか……。
埼玉県弁護士会が会長声明を出し、「親子を引き離している」と指摘し、
「家族にも在留特別許可を出してほしい」と訴えたことは救われた思いだ。

それぞれの国の事情があり、カナダは広いし人口が少ないから、
と言ってしまえばそれまでだが、今回のことはカナダだったらきっと別の形で終結したに違いない。
バンクーバーで30年間弁護士事務所を開いているネーザン・ガナパシさんにうかがうと、
まず、のり子さんがカナダで生まれていたらカナダ人だし、両親に対しても、こちらの移民法にある
”humanitarian and compassionate grounds”
人道主義と思いやりのために、カナダに住むことが可能だったという。

私はカナダに来て、日本に生まれたことが大変恵まれたことなのだと痛感している。
世界のどこかに住みたいと思えば何らかの形でかなうからだ。
私自身も日本での学歴、職歴を提出したら半年間でカナダの永住権が取れた。
が、ここにはそれこそ、偽造パスポートで入国して来た人もたくさんいるし、
戦争から命からがら逃れて来た人たちもいる。
政治的、経済的な理由の難民もいる。
カルデロンさんのフィリピンでの生活がどのようだったかはわからないが、
国民の80%もしくはそれ以上が貧困の中で生活しているのだから、
豊かな国へ……と夢を描くのは当然のことだ。

昨日のCTVでアーリン・アミというフィリピン系2世のカナダ人女性プロデューサーが撮った
”Say I do” というドキュメンタリーを見た。
初めて明らかになった「メールオーダーブライド」の実態だ。
年間3000人のカナダ人男性がフィリピンの女性と結婚しているという。
その多くはウェブサイトで、希望の女性の写真をクリックして
メールオーダーで150米ドルを支払う結婚紹介を通して知り合う。
ところで、フィリピンの女性はカナダでnanny(お手伝いさん)の仕事をしている人が多い。
このビザはいずれ永住権を取得できるが、学歴の条件があるので該当しない人にはチャンスがない。
そのため、女性たちはこのようなウェブに登録し、
見たこともない男性からのリクエスト=プロポーズにより、カナダに来る。
女性は貧困から脱出するために、自分の家族のためにやってくるのである。
もちろん成功する結婚もあればそうでない場合もあり、リスクも伴う。
が、もし非常に貧しい生活をしていたら、私たちもそのことを考えないとはだれが言えよう。

今の子どもたちは豊かさの中で生きていて、物がありさえすれば幸せというわけではないが、
何もないところから比べてみれば、それはやはり幸せだ。
そして、このことは私たち大人にも言えるのではないだろうか。

2009/05/07 毎日新聞



海外で生活・仕事をして日本に納税をしていない人間が、
日本の国籍を所持しているというだけで外野でガヤガヤ言われるのには相当の違和感を感じます。
そちらはカナダで永住していればいいでしょうが、
我々は大事な日本の未来を守っていかねばならないわけです。
どうして法律を犯している不法滞在者にそこまで阿る必要があるのか。
かなり疑問です。

こんなのが記事なること自体異常。
個人がブログ等で意見するにはまったく構いませんが、
一応全国紙と言われている新聞ですよ。
驚きですね。
世の中の流れに抗おうとしている様子がよくわかります。
せいぜい、頑張ってマッチポンプ記事を配信して在日同胞たちを守ってくださいな。


最新の画像もっと見る