to the mountain

いつもハイボールを飲みながら書いています。ただの酔いどれ日記です。

赤岳 2015年5月3日

2015年05月05日 | 山スキー

 今回は,masatomさん,ゆりねさん,sirfkinさんとご一緒させていただいた。
 11時間,25kmにもなる山行で,体力的には厳しかったけど,本当に楽しかった。

 前日の5月2日,層雲峡の公共駐車場が集合場所だった。
 masatomさんが14時過ぎ頃に札幌を出発するとのことだったので,僕も14時半頃に出発した。
 何も考えずに高速に乗ったけど,途中でmasatomさんから連絡があって,どうやら下道で向かうことになっていたらしい
 出発する前にきちんと確認すべきだった。
 結局,masatomさんとゆりねさんに,予定外の高速で層雲峡まで来させてしまった。
 すみませんでした・・・
 僕は,とりあえず旭川北で高速を降りて,時間潰しを兼ねて大雪森のガーデンの辺りに行って,大雪山を見ることにした。

大雪牧場の辺りから。山がきれいに見えている。


気温は暖かく,もう初夏といった感じだ。


大雪山へと続く道


 18時半くらいだったと思うけど,masatomさんとゆりねさんと合流できた。

 masatomさんは,あのpakuminさんからアニキって呼ばれてて,もしかしたらバリバリな感じの怖い人なのかもしれないとか思ってたけど,実際にお会いしてみると温厚で優しい方だった。
 20歳くらい年下の僕のことも「さん」付けで呼んでくれるような方で,すっかり好きになってしまった
 あっ,変な意味じゃないので,ゆりねさん,安心してください(笑)

 sirfkinさんが到着するまでにはまだ時間があったから,3人で上川の街まで戻ってラーメンを食べた。
 あっさり系のおいしいラーメンだった
 ご飯を食べた後は,駐車場に戻ってsirfkinさんと合流した。
 そして,sirfkinさんの愛車Nboxにお邪魔して,プチ宴会が開かれた。
 お酒を飲みながらいろいろと話をさせてもらって,とても楽しいひと時だった。
 それにしても,Nboxはフルフラットになる上に天上が高く,とても快適だ。
 HONDAさん,やるネっ!

 翌日は,4時に起きて銀泉台のゲート前まで移動し,5時30分頃に出発した。
 林道の雪は少なくて,なかなか繋がらなかった。
 
結構歩いたところで,僕以外の3人はやっとスキーが履けた。


みんなでおしゃべりしながら歩くのは,本当に楽しかった。


銀泉台に到着!


 ここからが辛かった。
 トラバースあり,藪漕ぎありで,僕の貧弱な足には辛かった。
 そんな僕を見かねて,sirfkinさんが僕の板を1本担いでくれると言ってくれた。
 本当に申し訳ないと思ったけど,その好意に甘えさせていただいた。
 sirfkinさんは,「パーティーなんだから,辛いことも楽しいことも分かち合うんだ」というようなことを言ってくれた。
 下山後に教えてくれたけど,sirfkinさんは,いよいよになったら僕の板を2本とも担ぐつもりだったとのこと。
 sirfkinさん,男前すぎですっ!かっこよすぎるっス!!

僕の板を担いでくれているsirfkinさん。
写真なんか撮ってないでちゃんと歩けって怒られるかもしれないけど,ついつい撮ってしまった。


駒草平の手前辺りから見えた武利と武華(って教えてもらったと思うけど,記憶違いだったらすみません。)


 駒草平の手前辺りから雪がなくなった。
 それで,僕とゆりねさんは板をデポすることにした。
 僕は板と一緒にスノーシューもデポ。
 一気にザックが軽くなった
 masatomさんとsirfkinさんは,もう少し板を担いで登ってみるそうだ。
 2人ともすごいっ!
 
雪のない駒草平から


 結局,雪もないしどうしようもないってことで,masatomさんとsirfkinさんも駒草平に板をデポすることになった。
 僕も,スコップとゾンデ棒をここにデポすることにして,ザックはさらに軽くなった

第三雪渓にはたくさんの雪が残っていた。
疲労困憊の僕の足には辛い登りだった。


 そして,ついに・・・

山頂到着!


 みなさんから様々なお力添えをいただいて,なんとか山頂まで来ることができた。
 脱落することなくここまで来れたことが,本当に,本当にうれしかった

ゆりねさんが撮ってくれた。
こうやって自分を見てみると,かなり怪しい感じだなぁ…(笑)


 そういえば,今回ゆりねさんと初めてお会いして衝撃の事実が判明した。
 なんと,ゆりねさんは僕が通っていた高校の先輩で,年齢からするとどうやら同じ時期に同じ校舎の中で勉強していたらしい(といっても,僕は,高校では真面目に勉強なんてしなかったけど・・・)。
 世間って意外と狭いのね。
 ゆりねさんは,元気いっぱいの女子で,山頂下の雪渓とかも先頭を切ってガシガシ登るくらいの体力の持ち主だった。
 みなさん,どんだけ体力あるんすか・・・

山頂から北鎮岳


旭岳


烏帽子岳にはほとんど雪がない


 山頂では,みんなでご飯を食べた。
 実はこの日,僕はJBを車に置いてきていた。
 というのも,出発前に,少しでも荷物を軽くした方がいいからJBは持って行かず,お湯は誰かからもらうということにしていただいたからだ。
 みなさんの計らいは本当にありがたかった。
 結局,お湯はmasatomさんとゆりねさんから分けていただいた。
 ありがとうございました。

 ご飯を食べて休憩もしたので,下山開始。

やっぱり下山は楽だ。


下山時に見えた北大雪(かなぁ…)


 銀泉台からの下山時には,sirfkinさんがコンパスを切って,ほぼノンストップで林道まで導いてくれた。
 すごすぎるっ

林道に出てからは,みんな板を担いで歩いて帰ってきた。


 ここ最近,山に行く度に,辛い,辛いって言ってる気がするけど,今回は本当に辛かった。
 山登りを始めて約4年だけど,今までで一番辛かったのは間違いない。
 でも,みなさんが助けてくれたおかげで山頂まで行くことができた。
 いろいろとおしゃべりしながらの山行は,辛かったものの心の底から楽しいと思えるものだったし,思い出に残るものとなった。
 おべんちゃらでもなんでもなく,率直に今までに一番楽しい山行だったと思う

 masatomさん,ゆりねさん,sirfkinさん,本当にありがとうございました!
 またご一緒させてください
 次は,僕がみなさんの荷物を持てるようにがんばりますっ!!