ヒトという種の生物が人間性を発揮するために必要なのは 本人が主体的に人生を楽しめることを見つけられているのが大前提である
自律とは自発性の中にしかない
これは定理である
自発的ではないものは自律ではないからだ
他人から強要されたり洗脳されていたのでは他律にしかならない
だから論理的に定理なのである
自分がこれからも生き続ける上において 他人の不幸を放置することも出来ないのは 自分が生きていることに幸福を感じられるからである
だが 欲望と幸福は同じではない
欲望自体は自分では選択が出来ないからだ
だが 欲望の中から自分が本当に幸福だと思えるものを「選択」することは可能である
その選択可能性の中にこそ 本質的な自己 意識 意思というものが存在するのである
目先の欲望の強度程度に惑わされていたのでは 本質的な自分の意識としては働かない
他人の迷惑に配慮しないバカを尊敬できない以上 自分が他人の迷惑に配慮できなければ自己肯定感も得られないのは当たり前であり 自己肯定感がないまま生き続けることは本当は生き地獄なのである
欲望というものは あくまで動物的な行動を促すシーケンシャルで自然(自動的)なものであり 祖先の生息環境に依存した結果でしかない
目的とは 本質的な意識によって合理的に見極められた行動選択のためのものであって 目先の欲望に左右されていたのでは「本当の目的」を見失うのは当たり前の話である
「性的嗜好の少数派の存在を認めろ」と主張する風潮はあるが それなら幼児性愛傾向という多数派の存在を認めないのはおかしな話である
幼女に性的興奮をしてしまうのは「目的」でも「意思」でもない
先天的行動バイアス(習性)の暴走であり 錯覚のようなものである
どうせ錯覚ならば 相手はポリスチレンでもシリコンゴムでも塩化ビニールでも何でも良いのである
世間的には悪趣味だとしても 人畜無害ならとやかく言われる筋合いはない
森七菜や上白石姉妹や長澤茉里奈など どう見たって幼い顔の方が人気があるのであって 幼女趣味はそれ自体は異常ではない
行動結果が異常かどうかは 欲望と行動の間に理性が働いているかどうかによるものであって 欲望や趣味趣向そのものには罪はない
自分の趣味趣向が世間的に悪趣味だからといって 卑下する必要はないのである 人畜無害な行動なら誰に遠慮する必要がある
誰にも知られたくないというのであれば 別にカミングアウトする必要もない
プライバシーというのはそのためにあるのだ
性的衝動なんてのはヌイときゃとりあえずは収まる簡単なものであり 人畜無害な自慰行為なら他人からとやかく言われる筋合いはない
自慰行為が恥ずかしいといっても 脱糞だって放尿だって恥ずかしいのは一緒であって 誰でも恥ずかしいことなどあって当然である
女性の場合 汚い酔っぱらいに強姦されることを妄想すると性的興奮が高まるという趣味の人もいるという
それもまた悪趣味ではあるかも知れないが 他人にとやかく言われる筋合いも 他人と比較して卑下する必要性もない なぜなら欲望自体は意思とは無関係だからである
欲望の強度程度が行動に直結し そこに理性が働かないと人間性や倫理を欠いた行動になるのであって 人間性にとって重要なのは理性(客観的論理検証性)なのである
しかし 理性そのものは目的がない
純粋理性というものは人畜無害だが それだけでは何の役にも立たない
様々な欲望の中から 人生全体において統合的に最も優先度の高いものを合理的に選択することによって はじめて人間性として発揮されるのであって 主観(欲望)だけでも論理客観的論理検証性(理性)だけでも人間性としては機能しないのである
これはバランス問題ではない あくまで理性が欲望を制御していてこその人間性であり 特定の欲望を目的にした理性では利己的行動にしかならないのである
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「利害関係の問題なら 利害の調整だけしておけば良い」(養老孟司)というものではない 理不尽な既得権を放棄させる上において「利害の調整」をする必要性はないからだ
イスラム過激派による自爆攻撃も 本当は「死後の世界における神からの祝福」だの「永遠の命」といった仮想の抽象化された利益利害が目的であって これもまた「調整」するようなものではない
学力成績という抽象化された脳への報酬や カネへの異常執着も 「死んでも良いから健康でいたい」という健康マニアの妄想と同じ欲望の暴走である
ヒトは元々野生動物であったため どうしても遺伝子レベルでの貧乏性を発揮し 欲望が暴走してしまいがちな欠陥がある
欲望の暴走に合理性がないことを自覚するのは理性である
特攻隊もヤクザの鉄砲玉も 集団内部での評価承認の暴走によるものである
何せ利益利害が形而上の妄想であるため これは「利害の調整」ができない
クソゲーに課金して満足しているのと同じで 主観と意思の違いを区別できない理性の欠如が原因である
Ende;