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キレイもの★ブログ

表参道・渋谷のパーソナルカラー&メイクの講師が日々気になった“ キレイもの★ ”中心に気ままに書いてます

原美術館

2006-03-10 03:19:41 | 本・シネマ・美術館

先日、友人と原美術館に行ってきました。

この美術館は品川にあって、1930年代のヨーロッパモダニズム建築の
建物がそのまま美術館になっています。
なかなか行くチャンスがなかったのですが、お天気もいいので
行ってみる事に・・・・・

ちょうど、その日は「オラファー エリアソン 影の光 」の展示の最終日で
美術館の入り口にはこんなに人が並んでいてびっくり!

展示は天井から霧の水を落として、そこに光を当てて虹のベールを
作ってみたり、幻想的な展示が多くて素敵でした。

でも、こじんまりとした美術館なのにあまりに人が多くて
最終日に行ってしまった私がいけないのかもしれませんね。

人ごみに疲れたので美術館の中にあるカフェへ
中庭に面していて日当たりもよくてポカポカで気持ちが良かったです。

 

 なぜかアップルタイザーとチョコレートケーキと組み合わせ。
でも軽いアルコールとチョコって相性がいいんですよ。
原美術館には今度は絶対に平日にもう一度来てみようと思いました。

夜は銀座のコリドー街に移動してふらりとオイスターバーで食事をする事に。
オイスターバー&チャコールグリル MAIMON

ふらりと入ったのに当たりでした。牡蠣も全国のいろいろな地域も
ものがあり、私達は日本の牡蠣3種類の盛り合わせをチョイス
オイスターバーだけあって、ソースも6種類が出て迷ってしまう感じです。
牡蠣にはやっぱりシャンパンが合いますよね


お店の雰囲気はかなりゴージャスですが、お値段は結構リーズナブルでした。
イベリコ豚のグリルやカラスミとキャビアのエンジェルヘアー
のパスタまで食べてかなり満足の一日でした。

ただし今日ジムで体重を計ったら、人生最高体重でした。
楽しんだ後のつけは大きいと感じている私です
(この日だけでなく続けておいしいものを食べてしまいました・反省)


東京タワー by リリー・フランキー

2006-02-13 00:22:14 | 本・シネマ・美術館

久しぶりにすごく泣きました。
泣けて泣けて、体の中の毒を涙と一緒に洗い流しました。

ある日、J-WAVEでこの本を紹介していて、ちょっと気になる本でした。

著者のリリー・フランキーの私の中のイメージは、面白いイラストを
書く変わった人。今は亡きナンシー関とのコラボなど、オチャラケた
軽いのりの印象が付きまとう。この人が話題になるような小説を
書いた??ふ~ん、どんなものだろうと・・・・。

先日、六本木ヒルズに向かう途中、まさに東京タワーの近くの
本屋でこの本を見つけました。
何冊か買った中にこの本も。大して期待もなく購入しました。

忙しくてなかなか読めなかったのですが、
先週の金曜日の夕方に帰ってきてから何気なく読み始めました。
まさかそれが夜の11時半まで、夕食を食べるのも忘れて一気に
泣きながら読む羽目になるとは・・・。

彼の少年時代から数年前に彼のお母さんが亡くなるまでの
出来事を書いています。
淡々と書いた文章からにじみ出る、誰もが感じる幼い頃の懐かしさ
や青春のほろ苦さ、母の死の場面はいつか来るであろう家族との
別れの痛さ・・・・・。自分の中の出来事に感じてしまう不思議な力。
その上、“にやっ”と笑ってしまうユーモアまでサンドされています。

これを読むと洗濯機の中に入れられて、いろいろな感情の渦の中を
ぐるぐる、ぐるぐる~と洗われる感じです。
読み終わった後は泣きすぎて疲れ、そして心の中に暖かい何かが
ちょこんと居座りました。

心の洗濯をしたい人に是非お勧めの一冊です。

ただし、次の日仕事の場合は要注意。私は次の日の朝一番
から講座があったのですが、泣きすぎで目が腫れて大変でした(笑) 


ニューヨーク・バーク・コレクション展

2006-02-10 18:05:37 | 本・シネマ・美術館

 

先日、東京都美術館でやっている
「ニューヨーク・バーク・コレクション展」に行ってきました。

懐月堂安度《立姿美人図》曾我蕭白《石橋図》

この展示会は日本美術収集家であるアメリカ人・メアリー・バーク夫人の
コレクションを一堂に展示してあります。
40年間の収集と言われ、その幅広いコレクションには驚かされます。

やはり圧巻は屏風の数です。アメリカ人は屏風が好きな人が多いように
感じます。屏風はそれなりに大きな作品で、絵に比べて華やか
の物も多いので、きっと外国人の心をつかむのでしょう。
ただ、彼女のコレクションは古い仏像や漆工や陶器など侘び寂の
感じられるものまで、幅広く集められている所がすごいです。

外国人で日本の文化や芸術に精通した人は日本人以上に日本人の
マインドを持っている人が多いようです。
私がオーストラリアに住んでいた時に、オーストラリア人の先生が
やっている茶道・裏千家のお教室に通っていました。
(お茶を忘れない為にやっと探したお教室でした)

先生のお庭に日本の茶室の写真を見ながら建てたと言われる
完璧なお茶室がありました。お茶室からの景色は燈篭、竹やぶが見え
さながら京都の茶室にいるような不思議な気分になったものです。
ここまで作った日本好きのパワーには言葉がありません。
お茶室の屋根裏にはオーストラリア特有の有袋動物のポッサムが
住んでいて、お稽古中に屋根裏がガタガタいうのが玉に瑕でしたが(笑)
でも日本の文化が海外で評価される事はいい事ですよね。

この日は美術館2本立てで、上野から銀座に戻ってから資生堂の無料の
ギャラリーHOUSE OF SHISEIDOに行ってきました。
すでに終わっていますが、その時は「永遠なる薔薇」というテーマの展示でした。
無料ですし、小さいライブラリーがあるので待ち合わせまで時間が
あるときに利用すると便利かもしれませんね。 

 


フライトプラン

2006-02-03 13:41:45 | 本・シネマ・美術館

ジョディ・フォスター主演の“フライトプラン”見てきました。

すごく面白かった
1時間40分の作品なのでちょっと短め。大丈夫なの??っていう気持ち
でしたが、最初から無駄がなくずっと画面から目が目が離せません・・・
ハラハラドキドキしっぱなし。
終わった時には脱力感と軽い疲労を感じくらい、のめり込んで見てしまいました。

フライトプラン

内容は・・・・事故死した夫の棺を載せた飛行機に乗って、娘と故郷のNYに帰る
ジョディ・フォスター演じる主人公。自分が眠っている間に一緒に乗ったはずの
娘が忽然といなくなってしまう。密室状態の機内。いないはずが・・・。
彼女はその飛行機を設計したチームにいて、知り尽くした機内を探す事に。
でも、乗客誰一人として子供を見ていなかった。
最初から乗っていない?それとも・・・・
リアリティーのあるサスペンスアクションです。

人間の記憶のあやふやさ、心理の変化。
自分が乗客の立場になったり、子供を捜す母親の立場になったり
しながら見てしまいます。

これを見て“やっぱり母は強し”を実感し、やっぱり人間は最後は体力
だわ~。とますますジムに闘志を燃やす私でした(笑)


イサム・ノグチ展

2005-10-06 16:28:56 | 本・シネマ・美術館
この間、東京都現代美術館でやっている ”イサム・ノグチ展”に行ってきました。

優れた彫刻家であり、プロダクトデザイナーである彼の存在や生き方に興味があり、一度作品をゆっくり見てみたいと思っていました。
彼は日本人の詩人である父と文筆家のアメリカ人と母と間に生まれ、コロンビア大学の医学部を退学して彫刻家を目指した変わった経歴の持ち主です。
彼の美術館が香川県にある事は知っていましたが、遠くてなかなか訪れるチャンスもなかったのです。今回都内で彼の作品を見れる事を知ってすぐに出かけてみました。

まず彼は今回の展示で面白かったのは入り口で ”こどものためのガイドブック” をくれる事です。
これは子供のための公園などの設計に携わっている関係から子供にも楽しんでもらう趣旨なのかも。ガイドブックのデザインもかわいくて、彼の主な作品の解説や簡単な生い立ちが書いてありました。そのガイドを見ながら作品を見て回るのも結構楽しかったです。私には子供向けくらいで丁度良いのかも(笑)

ただ彼の作品の作品は公園の彫刻、噴水のデザイン等が多いので、彼の代表作をみるためにはその場所に行かないとダメなのかもしれませんね。
彼の晩年の最後の大作は札幌にある 《モエレ沼公園》のマスタープランでした。
この公園も彼の死後、十数年を経て今年の夏に完成、一般公開されました。
今月の”DOMANI”にも写真入りで公園の紹介があるので、興味のある方は本屋さんでちょっとのぞいて見てください。
北海道ならではスケール感です。
今回の展示会ではその公園をビデオで紹介する形を取っていました。
日本にない壮大な公園で、北海道に行ったときには絶対入ってみたい場所の一つです。
芸術の秋にお勧めの展示会の一つです。
展示会HPはこちら → http://www.ntv.co.jp/isamu/