たとえば模型道楽

1/72 フラワークラス コルベット

突然完成する訳はない。

木を見て森を見ないとエライ目に会いそうなキットなので、さすがの私も少しは計画的に進めている。甲板から上に有る諸々に最初からはまってしまうとまず出来そうもないのでまずは船体を完成させるべく力仕事だ。

そう、船体がそれなりに出来ていないと武装だの艤装に手間暇掛けても、出来上がった姿は締まらない。前後左右4分割の船体だが幸いそれほど歪みは無いし合いも悪くは無い。

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舷側の窓は寸法も丸さも適当なのでリーマーなどで透明部品が収まるように加工が必要だ。ついでに、多すぎる分は塞ぎ、足りないのを開けてやった。あと、後部甲板の水抜きドアを付けてやる。スクリューと舵を後からしっかり付けられるようにパイプ等を仕込んでおく。

大きいので組上がりの強度には気を付けねばいけない。補強用の梁は入っているがペラペラの薄板なのでプラ角棒を貼り付けて補強してやる。

Img_0998

一番の力仕事は船体竜骨部分。キット部品は組み立て易くするため、たい焼きの縁みたいに5mm位の耳が付けられている。これが有るから大きいけれどしっかり仮組み、接着ができるのだがそのままにしておくと船に見えない。とりあえず固まったら内側をエポキシ等でしっかり補強してから耳を切り落とし、ついでに船首を大西洋の荒波をかき分けて進めるようにシャープにしてやった方が良い。実物の舳先は7インチ幅なのでジェット機の翼のようにする必要は無いが、なにしろ大きいので飛行機のつもりでヤスリでなどと始めると絶対終わらないし削りかすの量が半端ではない。ここは、薄刃ノコギリでそぎ落としてやると勝負が早い。当然、荒業の後始末が待っているのだが船体真ん中の継ぎ目とか、逆そりの上硬いプラのビルジキールをぱきぱき折りながらながら取り付けた後始末も結構荒業を要求されたから気にする必要は無かった。(この前の写真で既にカット済み。)

2番目の力仕事は甲板。キットは全面凸木目モールドなのだが実物は一部だけに松材が張ってある。縮尺を考えるとあまり神経質になる必要はないが、ごつい凸木目モールドが全面なのは大変目立つので全部削り落とすことにした、ふー疲れた。ここも最初からヤスリは使わず、ノミ刃であらかたモールドをそぎ落としてやると手早く平らに出来る。その位ごついモールドなのだ。尚、松材張りの部分は筋入り薄板を張る予定だ。実物も鉄板甲板に角材を張ってあり段差が有るとのこと。

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なんとか下塗りまで来られたがサフェを一吹きして、おーっ埃が良く付くのだな、これが。冬場も重なって静電気がしっかり溜まるようで、こればかりは季節が変わるのを待った方がよさそうだ。ガイアの白サフェは色どまりが良いとの評判なので缶を買ってみたが、ノズルが上等なのか霧が細かい。だから、ちょっと風があると散ってしまうのでつい近づけてしまう。すると、リターダーが効いているらしく今度は溜まって垂れ易い。エアブラシで使えば良いのだろうが缶は少し癖があるから慣れないと使い難いかもしれない。薄めをフワッと吹いたほうが綺麗に吹けるのだが缶サフェはもう少し力強い方が好きだ。

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